キリスト教の礎 イエス・キリスト
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人間はいずれ死ぬ。中には病弱な者もいる。数奇な奇病に見舞われる者もいる。劣悪な環境を強いられる者もいる。逃げ、誤魔化し、偽り、正当化し、どうせ死ぬのに、そんな儚い人生にすがりついて、都合の悪い真実を見て見ぬフリをして生きながらえる。人間の人生は何と虚しく、儚く、愚かなのか。そう考えたら、確かにそれについて憂い、悩み、苦しむだけの『条件』は揃っている。
だが、だからといって人生をくよくよと生きていく理由にはならない。それは少し周りを見渡し、自分の人生を生き貫いた世の勇者や、偉人たちを見ればおのずとわかるだろう。
『刑務所の鉄格子の間から、ふたりの男が外を見た。ひとりは泥を眺め、ひとりは星を眺めた。』
我々は、人生を生きているのだ。
コリント人への第一の手紙 第15章。