名言一覧
『成長には準備が必要である。いつ機会が訪れるかは予測できない。準備しておかなければならない。準備ができていなければ、機会は去り、 他所へ行く。』
『まったくするべきではないことを能率的にする。これほどむだなことはない。』
『革新の鍵は捨てることにある。』
『決定のためには、いろいろな案がなくてはならない。可・否の二案だけでは不足であり、決定しない、という決定もある。』
『定年の必要は実際のところ、年老いたということではない。おもな理由は、若者たちに道をあけなければならないということにある。』
『反対論がない場合には結論を出してはならない。勇気と勉強に不足があれば反対論は出ない。』
『管理者は、高潔な品性をもってこそ、指導力を発揮し、多くの人の模範となりうる。』
『効率とは物事を正しく行うことで、有効性とは正しいことを行うことである。』
『経済的発展において最大の資源となるのは人間である。経済を発展させるのは、人間であって、資本や原料ではない。』
『コミュニケーションで最も大切なことは、相手の言わない本音の部分を聞くことである。』
『マネジメントは物事を正しく行う事で、リーダーシップとは正しい事をすることである。』
『将来についてわかっている唯一のことは、今とは違うということだ。』
『生産性とは機械や道具や手法の問題ではなく、姿勢の問題である。換言するならば、生産性を決定するものは、働く人たちの動機である。』
『できることから始めるのではなく、正しいことから始めるのです。 』
『ビジネスの目的の正しい定義はただひとつ。顧客を作り出すことである。』
『本物の変化とは人が行うことであり、一時の変化とは人が言うことである。』
『なにかが成し遂げられるときには、かならずその使命のほかには何も考えられない偏執狂的な人間がいるものだ。』
『自らが自らに求めるものが少なければ成長しない。だが多くを求めるならば、何も成長しない者と同じ程度の努力で、巨人にまで成長する。』
『過去のリーダーの仕事は「命じること」だが、未来のリーダーの仕事は「聞くこと」が重要になる。』
名言だけを見たい人のために内省記事は別のページに分けました。
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ドラッカーの格言と向き合って内省する
ピーター・ファーディナンド・ドラッカーとは
オーストリアの経済学者。生誕1909年。男。通称『経営学の父』。マネジメントという概念の創始者とも言われるのがピーター・ファーディナンド・ドラッカー(1909~2005年)です。ユダヤ系オーストラリア人で、ドイツ語では「ドルッカー」と表記されます。出身はウィーンですが、30年代にナチスの迫害を恐れアメリカに移住しました。
経営学の分野においてもっとも大きな影響を及ぼした経営学者とされているドラッカーの代表作が「マネジメント」。この著作によって、組織の運営方式やリーダー論などが根本から改められたと言われています。また、その思想と主張は組織運営に留まらず、個人の自己啓発や成長まで含む幅広い内容となっています。
日本でも2000年代に入ってから注目が高まり、現在では著作が400万部以上の売り上げを誇っています。また、ドラッカーの思想を下敷きにした小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」の大ヒットも記録に新しいところです。
ちなみに、アメリカの経営学の最前線にいるほぼすべての経営学者は、ドラッカーの本を読んでいないそうです。偉人であることには変わりませんが、日本の彼への高い評価は、独特だということになるかもしれません。