地球の歴史【下巻】
1800年頃の『産業革命』で、確かに人間はこの星で劇的に技術を飛躍させ、人間は多くのエゴ(私利私欲)を満たすことに成功した。だが、その時から自然は『資源』に代わり、『資源は無尽蔵である』という根拠のない思い込みが、人々の目を盲目にさせた。人間は最初、他の動植物同様『太陽光』のエネルギーに依存していたが、これらの過程を経て、『それが貯えられた資源』つまり『石炭、石油等』に目をつけてしまった。
『産業革命』以前、世界人口は10億人程度だった。だが、それ以降右肩上がりに人口が増え、100年後の1920年には2倍の20億人。そして、第二次世界大戦以降に著しく激増し、2022年、人口は80億人に到達。『The 11th hour』で、世界を代表する専門家はこう発言している。『もし人間が太陽光だけを利用して生きていたなら、10億人が生きるくらいがちょうどだった。』
多くの場合、エゴを満たしたいが為に繰り返されるこれらの人類の歴史と推移を俯瞰で見た後、この言葉はどう響くだろうか。我々人間はこの『宇宙船「地球号」』で、どう生きるべきだろうか。人類は本当にこの星にとっての『適者』なのだろうか。
宮崎駿は言った。
一つだけ言えることは、だからといってテロや戦争を引き起こして人口を減らす行為は、間違っているということだ。彼とてそんな話をしているのではないということは、『ムスカ』一人考えるだけで分かり切っているのである。
ワンピース作者、尾田栄一郎はこう言っている。『僕は世の中にある物語で、「風の谷のナウシカ」と「天空の城ラピュタ」は2時間モノの作品では誰にも超えられないと思ってるんです。それぐらいパーフェクトなお話なんですよ。あれを作っちゃったら、もう自分でも超える意味がなくなると思う。』
前の年表
Contents|目次
表紙画の説明:『サライェヴォ事件』をきっかけに、1914年7月28日から1918年11月11日にかけて、連合国対中央同盟国(三国協商VS三国同盟)の戦闘により繰り広げられた第一次世界大戦。これは、1914年11月14日、「オスマン帝国の敵」に対するジハードを宣言したシェイヒュルイスラーム(イスラム教に関して最大の知識と能力を持つ人物のこと)のウルグプリュ・ムスタファ・ハイリ・エフェンディである。
オスマン帝国(現:トルコ)は、三国同盟(ドイツ、オーストリア、イタリア)のバルカン半島での同盟国だった。しかし、結局戦争は三国協商(ロシア、イギリス、フランス)が勝利した。
内容のポイント
外国人への反発から起きた『義和団』という宗教結社が中心となって起きた『義和団事件(義和団の乱)』が起きる。西太后はそれを支持して諸外国に宣戦布告するが、英米仏露日等の、列強8か国連合軍になす術はなかった。
1900年『ヘレン・ケラーだけではなかった』
『奇跡のひと マリーとマルグリット』。視覚と聴覚の重複障害者(盲ろう者)と言えば、ヘレン・ケラーだ。だが、ほぼ同時期のフランスに、彼女と同じような運命を負った女性の存在があった。これは、想像力を働かせられる人じゃなければ理解が難しいだろう。考えてみてほしい。生まれたときから、目が見えず、耳が聴こえない世界を。
1900年頃『先住民との出会い』
『彷徨える河』。実在の学者リチャード・エヴァンズ・シュルテスとテオドール・コッホ=グリュンベルグの手記を基にしていて、時代は1900年代。先住民たちがまだアメリカ大陸の奥深くにいる時代に、学者がそこへ探検・研究しにくる。
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1901年『孫文を守れ』
『孫文の義士団』。1901年の香港。日清戦争直後の中華エリアは、混乱していた。革命派と清朝廷の対立が激化、清はまだ続けたい。だが、清の皇帝を『ラストエンペラー』にするべきだとするのが、孫文率いる革命はだ。1906年、その孫文が香港入りし、同志たちと会合する事が決定。この情報をつかんだ清朝は大規模な暗殺団を香港に派遣した。
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1900年頃『キュリー夫人の生涯』
『キュリー夫人』。放射線の研究で1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞し、パリ大学初の女性教授職に就任した偉人、マリ・キュリーことキュリー夫人を描いた映画ということで、貴重な作品だ。専門的な会話がいくつも出てくるが、天才の会話を見ているようで見ていて楽しい。
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1901年 | アンドレ・マルロー |
ウォルト・ディズニー | |
越後正一 | |
梶井基次郎 | |
ルイ・アームストロング | |
1902年 | 井植歳男 |
小林秀雄 | |
ジョン・スタインベック | |
チャールズ・リンドバーグ | |
白洲次郎 | |
ヤコブセン |
1902年『日露戦争に備えた極寒の訓練』
『八甲田山』。ナポレオンが負けた三人の男の一人が、ロシアのアレクサンドル1世である。彼はわざとナポレオンに負けつつ、内陸におびき寄せてロシアの『洗礼』を受けさせた。ロシアの極寒の気温である。よってナポレオン軍は、戦死と凍傷で61万もいた兵士が5千人に激減してしまったという。では、日露戦争を控えた日本はどうするか。
1903年 | アナイス・ニン |
小津安二郎 | |
小津安二郎 | |
西堀栄三郎 | |
ノイマン | |
林芙美子 | |
ホロヴィッツ | |
山本周五郎 |
イギリスの支援を受けた日本がロシアとの戦争に勝利。
1904年 | 日本が大国ロシアに勝てた本当の理由とは |
1904年『命がけの旅順攻略』
『二百三高地』。二百三高地。それは高さを意味している。『旅順』である。日露戦争において、この旅順攻略は極めて重要なカギを握っていた。この攻略の指揮を執った乃木希典(のぎまれすけ)を、昭和の名優仲代達矢が演じる。
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1904年『国外逃亡した詩人』
『イル・ポスティーノ』。1950年代の一時期、祖国チリを追われた実在の詩人パブロ・ネルーダが、ナポリ湾のカプリ島に身を寄せた史実にもとづき、架空の漁村を舞台に物語は展開する。彼の生まれが1904年である。
1904年 | バルチック艦隊撃破 |
1904年『東郷平八郎とバルチック艦隊』
『日本海大海戦』。乃木希典の旅順攻略がどれほど重要だったかが、この作品を見て更に痛感することになる。東郷平八郎が魅せた東洋の奇跡、バルチック艦隊の撃破は、旅順攻略がなければあり得なかったのだ。
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1904年『フロイトとユングの微妙な関係』
『危険なメソッド』。マイケル・ファスベンダー、ヴィゴ・モーテンセン、キーラ・ナイトレイ出演という豪華共演、また、実在した偉人フロイトや、ユングが登場する映画というだけで、内容がどうであれ歴史的価値があるとして価値を高く評価したい作品だ。
1904年 | オッペンハイマー |
ジョーゼフ・キャンベル | |
ダリ | |
弘世現 | |
堀辰雄 | |
1905年 | ポーツマス条約 |
伊藤整 | |
円地文子 | |
加藤楸邨 | |
サルトル | |
ダグ・ハマーショルド | |
田辺茂一 | |
ポール・ニザン | |
1906年 | アン・モロー・リンドバーグ |
坂口安吾 | |
本田宗一郎 | |
1907年 | 淡谷のり子 |
井上靖 | |
W・H・オーデン | |
亀井勝一郎 | |
高見順 | |
三鬼陽之助 | |
山岡荘八 | |
湯川秀樹 | |
1908年 | 井深大 |
ウィリアム・サローヤン | |
シモーヌ・ヴァイユ | |
西岡常一 | |
ベティ・デイヴィス | |
1909年 | 小山五郎 |
太宰治 | |
ドラッカー | |
中島敦 | |
宮崎輝 | |
1910年 | 日本、韓国を併合する |
1910年 | 韓国併合、大逆事件、大正デモクラシー |
南アフリカ連邦が成立する | |
メキシコ革命 | |
安藤百福 | |
大山梅雄 | |
黒澤明 | |
ポール・ボウルズ | |
マザー・テレサ |
1910年~『マザー・テレサがやったこと』
『マザー・テレサからの手紙』。彼女はマケドニアのクリスチャンだ。そして、彼女が身を捧げたのはヒンズー教徒とイスラム教徒が9割を占めるインドだ。当然、排斥され、差別された。では、なぜ彼女はガンジー、ネルー(インド初代首相)の次にインドで国葬されたのだろうか。すべてのクリスチャンが目を通すべき真実である。
1911年 | 岡本太郎 |
田宮虎彦 | |
ディエゴ・ファッブリ | |
デイヴィッド・オグルヴィー |
1900年代 | サルトルの『アンガージュマン』 |
1900年代 | ラッセルとデューイが『もっと現実に目を向けろ』と主張 |
1900年代 | フッサールが『色眼鏡を外せ!』と主張 |
1900年代 | 哲学の殺人者ウィトゲンシュタイン |
1900年代 | 孫文フロイトの『超自我』 |
1911年『孫文の辛亥革命』
『1911』。初代中華民国臨時大総統となった孫文。『中国革命の父』と言われた彼は、どのようにして中華民国を作ったのか。ジャッキー・チェンの記念すべき100作品目という名目を使うほど重視された映画である。
1911年 | 中国に3か月だけ存在した幻の国 |
1912年 | 中華民国成立 |
糸川英夫 | |
ジョン・ウィリアム・ガードナー | |
ベン・ホーガン | |
邑井操 |
1912年『大正時代の貴族たちの純愛』
『春の雪』。大正元年の1912年。日露戦争が終わり、第一次世界大戦も間近というその時、しかし貴族は別次元で人生を生きていた。三島由紀夫の原作で純愛を描いた壮絶な秀麗さがあるのは認めるが、私はそれよりもその背景で行われている戦争のことが気になってしまう。つまり、こんなことをしている場合だったのかということがどうしても頭をよぎるのだ。戦場ではとても彼らのように優雅に振舞えない。
1912年『世界一有名な映画とラブストーリー』
『タイタニック』。フィクションだが、船が沈んだのは本当の話だ。1912年に実際に起きた英国客船タイタニック号沈没事故を舞台に、二人の男女が真剣に『愛』と向き合った。映画史上、これ以上音楽、映像、物語がマッチしたものはない。3D映画の金字塔『アバター』、積み重ねた『アベンジャーズ・エンドゲーム』が登場するまで、興行収入は圧倒的な1位だった。
1913年 | ウォルト・ケリー |
カミュ | |
森繁久彌 | |
リチャード・ニクソン | |
ロバート・キャパ |
サライェヴォ事件をきっかけに第一次世界大戦が興る。
1912年『大正時代の貴族たちの純愛』
『春の雪』。大正元年の1912年。日露戦争が終わり、第一次世界大戦も間近というその時、しかし貴族は別次元で人生を生きていた。三島由紀夫の原作で純愛を描いた壮絶な秀麗さがあるのは認めるが、私はそれよりもその背景で行われている戦争のことが気になってしまう。つまり、こんなことをしている場合だったのかということがどうしても頭をよぎるのだ。戦場ではとても彼らのように優雅に振舞えない。
1914年『ヴェラ・ブリテンというインフルエンサー』
『戦場からのラブレター』。原作はヴェラ・ブリテンの自叙伝『Testament of Youth』。第一次世界大戦があった1914年。仲が良かった弟や意中の人は、徴兵され、前線へ送られた。ヴェラも大学を辞めて、救急看護奉仕隊に志願し、ロンドン、フランス、マルタ島で任務に当たることになった。
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1914年 | ドイツ皇帝3代目の暴走とサライェヴォ事件 |
1914年 | 第一次世界大戦 |
1914年 | アル・コーラン |
1914年 | 『帝国日本』の大戦景気 |
1914年『オスマン帝国アルメニア人虐殺』
『THE PROMISE 君への誓い』。1914年のオスマントルコ。第一次世界大戦を目前にして、少数民族であるアッシリア人、ギリシャ人、アルメニア人たちは戦々恐々としていた。ムスリムであるトルコ人たちが、いくつかの戦争を経て、キリスト教徒に対し敵意を抱くようになり、アルメニア人などのキリストを信仰する少数民族を排斥するようになった。
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1910年代『天才数学者ラマヌジャン』
『奇蹟がくれた数式』。シュリニヴァーサ・ラマヌジャン。それは、インドの天才数学者で、数学を知る人ならだれもが知る人物である。あの核廃絶に対する共通の想いから親交のあったあのアインシュタインと「ラッセル=アインシュタイン宣言」を打ち出したバートランド・ラッセルも登場する、貴重な作品だ。彼らは接触していたのである。
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イギリスがユダヤ人やアラブ人と矛盾した協約を結ぶ。
1915年 | 三枚舌外交とパレスチナ問題 |
1915年 | 日本、中国に対華二十一カ条の要求を突きつける |
梅崎春生 | |
ソール・ベロー | |
ノーマン・カズンズ | |
むのたけじ | |
1916年 | アインシュタイン、一般相対性理論発表 |
有田一寿 | |
斎藤茂太 | |
梁瀬次郎 |
1916年~『オスマン帝国とイギリスに板挟みされた男』
『アラビアのロレンス』。アラビアのロレンスは、イギリスの『三枚舌外交』、そして第一次世界大戦時に世界で活躍したイギリス人の中で最も重要な人物だ。主役の彼は『ラストエンペラー』で皇帝に海外の事情を教える家庭教師役でも登場する。
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1916年~『マイケル・コリンズとアイルランド独立』
『マイケル・コリンズ』。アイルランドというのは、イングランドのあるグレート・ブリテン島の左隣にある場所で、その間の海のことをドーバー海峡と言う。イングランドと近いということから、常に歴史の中で支配問題について考えさせられた国だ。そんなアイルランドの革命家マイケル・コリンズが、南アイルランド『だけ』を勝ち取ることに成功する。では、なぜ北アイルランドはだめだったのか。
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1917年『ラファイエット戦闘機隊』
『フライボーイズ』。さてこの大戦で、アメリカ合衆国が未だ参戦を決めかねていた時期に、様々な事情から外人部隊としてフランス空軍に志願入隊し、ドイツ軍と戦ったアメリカ人の若者たちがいた。彼らの所属した実在の中隊「ラファイエット戦闘機隊」は実在する部隊だ。
1917年頃『デンマークの紙幣になる女』
『愛と哀しみの果て』。2009年まで、デンマークの50クローネ紙幣に肖像が使われていた女性、カレン・ブリクセン。ペンネームは『イサク・ディーネセンもしくはアイザック・ディネーセン』である。その彼女が主人公の映画だ。中々考えさせられる展開がある。
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史上初となる社会主義革命がロシアで発生。
1917年『ソ連で命を燃やした女たち』
『バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍』。『バタリオン』とは大隊のことであり、それは独立した活動を行うことができる最も小さな戦術単位で、通常は師団・旅団・連隊の一部である。『ある部隊の話』と考えればいい。この場合、ソ連時代の女性で結成された部隊が、第一次世界大戦中の1917年、ドイツ軍と正面衝突するまでを描いた映画であり、実話ベースである。
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1917年 | バルフォア宣言を提唱する |
ロシアで十月革命 | |
ジョン・F・ケネディ | |
三村庸平 |
1917年『命をかけた伝令』
『1917 命をかけた伝令』。1917年4月6日、第一次世界大戦最中に、イギリス軍はある重要な指令を部隊に届ける必要があった。通信手段がろくに揃っていないこの時代、伝令兵の存在は重要で、それ次第では多くの人間の命が無意味に失われることもあった。
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1917年『地獄の最前線』
『ヘル・フロント~地獄の最前線~』。イギリスの劇作家ロバート・C・シェリフが第1次世界大戦での実体験をもとにつづった「Journey’s End」が原作。第一次世界大戦というのは、例のあの洞窟のような、掘りのようなところ、つまり『塹壕(ざんごう)』で戦う塹壕戦がメインとなった。だからこの時代の映画のほとんどが塹壕戦を描く映像となっている。
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1918年 | ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世退位 |
同盟側幸福で、第一次世界大戦終わる | |
田中角栄 | |
中村真一郎 | |
ネルソン・マンデラ | |
堀田善衛 | |
村山雅美 |
1918年 | 原敬の本格的な『政党政治』時代が到来 |
[第二次希土戦争:戦争中のゲディズ川でのギリシャ歩兵の射撃]
1919年『第一次世界大戦中のガリポリの戦い、および希土戦争』
『ディバイナー 戦禍に光を求めて』。第一次世界大戦中のガリポリの戦い、および希土戦争(きとせんそう、1919年 – 1922年)の様子を描いている。希土戦争とは、第一次世界大戦後にギリシャ王国とトルコの間に生じた戦争で、ギリシャ軍がムスタファ・ケマル・パシャ率いるトルコ軍に敗北し、セーヴル条約で得た領土を失い、現在のギリシャ領がほぼ確定した。
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1919年 | パリ講和会議が開かれヴェルサイユ体制が誕生する |
1919年 | ヴェルサイユ条約と国際連盟 |
1919年 | インドのローラット法 |
1920年頃『第一次世界大戦後のインド人とイギリス人』
『インドへの道』。第一次世界大戦後のインドは、しかしまだイギリスの植民だった。ガンジーが登場して独立させるのはまだ30年ほど先の話だ。これは、その直前の物語。イギリス人とインド人はその問題を抱えながら融和することができるか。
1920年代~『多指症で生まれた子供の壮絶な人生』
『さらば、わが愛 覇王別姫』。指が一本多い病気、多指症として生まれた子供は、親からも見捨てられ、少年院にも似た厳しい教育で有名な、京劇役者を育てる養成所に入れられる。だが、そこで経験したのはもっと壮絶なもの。指を切り落とされ、親に捨てられ、殴られ続けてついには金持ちの好色男性に人生を凌辱される。彼の中で何かが壊れた。日中戦争、プロレタリア文化大革命などの中国史を背景として、一人の男性の衝撃的な一生が繰り広げられる。
1921年『イラク王国建国の立役者』
『アラビアの女王 愛と宿命の日々』。かつて、“砂漠の女王”と呼ばれたイギリス人女性がいた。ガートルード・ベルである。時は1900年前後。彼女は人生を大いに冒険するためにアラビア半島へと旅立つ。この時期の英国人とアラビア。何か引っかからないだろうか。そう。『アラビアのロレンス』である。
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J・D・サリンジャー | |
やなせたかし | |
1920年 | 国際連盟成立もアメリカは不参加 |
アン・フィリッパ・ピアス | |
川上哲治 | |
チャールズ・ブコウスキー | |
1921年 | 陳独秀によって共産党が結成する |
庄野潤三 | |
牧野昇 | |
盛田昭夫 | |
1922年 | ソヴィエト社会主義共和国連邦が成立する |
1922年 | ソ連誕生 |
トルコ革命によりオスマン帝国が崩壊する | |
紀野一義 | |
清岡卓行 | |
ジュリウス・ニエレレ | |
瀬戸内寂聴 | |
チャールズ・シュルツ | |
中内功 | |
三浦綾子 | |
1923年 | 関東大震災 |
1923年 | 『関東大震災』のデマで1,000人の朝鮮人が殺害される |
1920年代~1930年代『禁酒法時代に暗躍したアル・カポネと正義の警察』
『アンタッチャブル』。アメリカで試験的にあった禁酒法時代。つまり、酒を飲めないのだ。だが、ニーズがある。そこで暗躍するのが実在したアメリカのギャング、アル・カポネである。彼の手は警察内部にまで回っていて、彼に逆らうことは命を代償にするリスクがあることを意味していた。
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1923年頃『関東大震災や結核に悩まされた人たち』
『風立ちぬ』。1923年、関東大震災が起きたその頃の日本は、結核の病気に対する確実な治療法も確立していなかった。わずか4秒のシーンに1年半もの時間を割いた、宮崎駿の魂の作品『の』がつかなかったので、本当に最後の作品だと誰もが思った映画である。
遠藤周作 | |
大山倍達 | |
岡部伊都子 | |
司馬遼太郎 | |
ジョン・ホルト | |
ノーマン・メイラー |
1923年 | ドイツでハイパーインフレ発生 |
1924年 | 吉行淳之介 |
力道山 | |
相田みつを |
1924年『パリオリンピック』
『炎のランナー』。走ることによって栄光を勝ち取り真のイギリス人になろうとするユダヤ人のハロルド・エーブラムスと、神のために走るスコットランド人牧師エリック・リデルという、実在の二人のランナーを描いている。時は1919年。そして1924年パリオリンピックが舞台だ。
1925年 | マーガレット・サッチャー |
マルコムX | |
三島由紀夫 |
1925年~『世界が恐れる日本最大の暴力団を作り上げる男』
『山口組三代目』。イタリアンマフィア、ロシアンマフィア、アメリカンギャング、チャイニーズマフィア。そして日本にあるのが『YAKUZA』である。その中でも、この山口組は世界が指定するほどの凶暴な裏組織集団。ゴッドファーザーの日本版を作りたかった監督が、実在する三代目田岡組長と話をつけて実現。エノケンと親しく、美空ひばりを世に打ち出し、山口組を日本最大の組織にした重要人物を、銀幕界のドン、高倉健が演じる。
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1925年~『人種問題と宗教問題に直面した黒人革命家』
『マルコムX』。マルコムXは、本名ではない。彼は最初、白人の真似をして、白人に憧れていた、白人に対してコンプレックスがある一人の黒人男性だった。彼はアウトローとして奔放な人生を送る。そしてキリストを憎んだ。なぜ神がいるなら黒人がこんな目に遭うんだ。そして刑務所で出会ったのが、イスラム教を説く一人の男性だった。彼との出会いは天命か、はたまた運の尽きか。そこから彼の壮絶な人生の第二章が始まる。
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1925年『鉄の女の誕生』
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』。『鉄の女』と言われたイギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャーの人生を、戦中の若年期から1990年の首相退陣に至るまでを描く。彼女は本当に『鉄の女』だったのか?それとも。
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表紙画の説明:この時代の大きな出来事と言えば、なんと言っても1939年9月1日 ~1945年9月2日にあった第二次世界大戦である。これは、ビキニ環礁で行われた最初の核実験、1946年7月1日と7月25日のクロスロード作戦である。1946年、アメリカ合衆国は、当時信託統治領であったビキニ環礁を核実験場に選んだ。住人170人は無人島のロンゲリック環礁に強制移住させられたが、漁業資源にも乏しく、飢餓に直面した。
つまりアメリカは、戦争後に核実験を行ったのである。1954年には再度実験場がビキニ環礁に戻り、核実験は1958年7月まで続けられた。この12年間に23回の核実験が実施された。
1919年に第三次アフガン戦争に勝利したアマーヌッラー・ハーンはイギリスからの独立を達成し、独立した君主として即位した。1926年、国名をアフガニスタン王国とする。
1926年 | エリザベス・キューブラー・ロス |
カストロ | |
藤田田 | |
マイルス・デイビス | |
マリリン・モンロー |
1926年 | 昭和の幕開け |
1926年『世界初の性別適合手術』
『リリーのすべて』。世界初の性別適合手術を受けた人物・リリー・エルベを題材とした話で、少し脚色があるが、エディ・レッドメインの天才的な名演技が光る見ごたえのある映画である。
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1926年『プロレタリアートの意地』
『蟹工船』。彼ら蟹工船に乗った人々は、映画の冒頭からいきなり絶体絶命的な窮地を挫折し、人生を諦めようとする。だが、それでいいのか。我々は一体なんなんだ。道具なのか。支配される為に生きてきたのか。こういうことを考えさせられる、曲ん製の高い映画なのである。
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1926年『クリステロ戦争』
『グレート・グローリー 大いなる勝利のために』。舞台は『クリステロ戦争』。1926年に始まり1929年に終了したメキシコでの反動的革命運動、白色テロ、宗教的迫害である。クリステロ反乱とも言う。大統領がキリスト教が嫌いだったのでそれを迫害したのだ。
1927年 | 板橋興宗 |
城山三郎 |
1929年『サイレントからトーキーへ』
『アーティスト』。1927年から1932年までのハリウッドを舞台とし、トーキーの登場でサイレント映画の時代が終わった時代。その時、サイレント映画のスターたちは、流動変化の真理に対し、どう対処したのだろうか。
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1928年 | 張作霖が日本軍に爆殺される |
1928年 | 張作霖爆殺事件の真犯人 |
1927~1964年『日本にあったいろんなこと』
1928年 | アラン・シリトー |
アンディ・ウォーホル | |
河合隼雄 | |
スタンリー・キューブリック | |
田辺聖子 | |
チェ・ゲバラ |
1962年『もう一人のゲバラがキューバ危機に遭遇』
『エルネスト~もう一人のゲバラ~』。彼を『もう一人のゲバラ』と言うのは大げさすぎである。だが、それは彼という人物が実在したことに対する敬意であり、彼と共に確実に時を過ごした戦友たちからすれば、寸分狂わぬ事実なのだ。誰よりも勤勉で真面目だった彼が、なぜわずか25歳という若さでこの世を去らなければならなかったのか。
1928年~『革命家チェ・ゲバラができるまで』
『モーターサイクル・ダイアリーズ』。この作品は偉人の物語ではない、という説明が入るが、私にとっては『チェ』よりもこの作品の方が魅力的だった。偉人はなぜ、どうやって偉人になったのか。革命家チェ・ゲバラはどのようにして作られたのか。
手塚治虫 | |
波多健治郎 | |
ベルナール・ビュフェ | |
1929年 | ニューヨーク市場で株価大暴落。世界恐慌へと波及する |
1929年 | 世界恐慌の原因 |
1929年頃『世界恐慌時のイタリア・アドリア海の空賊』
『紅の豚』。長い間ここに出てくる『ファシスト』という言葉の意味が分からなかったが、次第にそれが『全体主義』という意味だと知る。つまり、個人の利益より国の利益を取れという、イタリアやナチスの帝国主義的な考え方なのだ。これは、その時代にあって『ファシストになるくらいなら豚でいる方がマシだ』と言った、孤高のアウトローが抱える人生の哀愁の物語である。
1929年 | アドリエンヌ・リッチ |
アンネ・フランク | |
オードリー・ヘプバーン | |
キング牧師 | |
グレース・ケリー | |
皆川博子 |
1929年『黒人の為に立ち上がった男、キング牧師』
『グローリー/明日への行進』。1964年のノーベル平和賞を受賞したキング牧師。彼は一体どのような思いで黒人の為に闘い、そして、その裏にはどのような真実があったのか。マルコムXとの関係はいかに。
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1929年頃『吃音症に悩まされたイギリス王』
『英国王のスピーチ』。吃音症の部下を持つ私からすれば非常に興味深い映画だ。英国王ジョージ6世は、吃音症だった。どれだけ優秀な医者を集めても治らなかった吃音。一体、治る日が来るのか。
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1930年 | ウォーレン・バフェット |
開高健 | |
加藤秀俊 | |
ジョージ・ソロス | |
ショーン・コネリー | |
鈴木修 | |
竹村健一 | |
西村京太郎 |
1930年『霧社事件』
『セデック・バレ 第一部:太陽旗/第二部:虹の橋』。二部形式で、計4時間半の大作。1930年、日本統治時代の台湾で起こった先住民セデック族による抗日蜂起事件である霧社事件を描く。台湾の映画で、外国が描く日本人ということで貴重な作品である。
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1931年 | ウェストミンスター憲章が制定される |
満州事変 | |
アラン・クライン | |
コトラー | |
ジェームズ・ディーン | |
曾野綾子 | |
広中平祐 | |
ミハイル・ゴルバチョフ |
1930年代『ボンデュラント兄弟』
『欲望のバージニア』。アメリカ禁酒法時代にバージニア州フランクリン郡で密造酒を売るボンデュラント兄弟が主人公で、彼らは実在した人物だ。この時代、例えばこの東の地バージニアから少し北西に移動したところにあるシカゴでは、アル・カポネという有名なマフィアが同じように密造酒によって暗躍していた。
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1931年『大日本帝国統治下の台湾と日本人の友情』
『KANO~1931 海の向こうの甲子園~』。台湾は、1895年(明治28年) – 1945年(昭和20年)のおよそ50年ほど日本の統治下にあった。『大日本帝国』である。その時間は歴史にしてほんのわずかだが、しかし確かに存在した。そして、こういうドラマがあった。これは本当の話である。
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1932年 | 5.15事件 |
日本、満州国を樹立 |
1932年 | 満州国樹立 |
1932年『左足だけで生きていく』
『マイ・レフトフット』。生まれつき脳性麻痺で左足しか動かすことのできない、重い重い障害を負ったクリスティ・ブラウンの同名の自伝を映画化。ここまで重い障害の人の人生を直視するのは、強い精神力がいる。だが、心が整ったら一度は目を通すべきだ。
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1908~1987年『時代に振り回された中国最後の皇帝の哀愁』
『ラストエンペラー』。溥儀(ふぎ)という男を知っているだろうか。もしあなたが日本人なら、彼を知らなかったことに恥を覚えるだろう。中国最後の皇帝は、一体どういう人生を送ったのか。日本との関係は。
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五木寛之 | |
稲盛和夫 | |
小田実 | |
鈴木敏文 | |
フジ子・ヘミング | |
1933年 | ドイツ、ヒトラー内閣が成立する |
ニューディール政策が実施される | |
ローズヴェルト大統領に就任 | |
上田五千石 | |
永六輔 | |
オノ・ヨーコ | |
鍵山秀三郎 | |
岸田秀 | |
小林陽太郎 | |
コンラード | |
藤子不二雄 | |
ラリー・キング |
1933年~ | なぜヒトラー(ナチス)はユダヤ人を虐殺したのか |
1930年前後『不屈のボクサー』
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1933年『社会の敵ナンバーワン』
『パブリック・エネミーズ』。1930年代前半アメリカ中西部で銀行強盗を繰り返し、FBIから「社会の敵ナンバーワン」(”Public Enemy No.1″)に指名されたジョン・デリンジャーの実態を描いた映画。銃の乾いた音が映画館に響いたのが印象的だった。FBIを作った男フーバーも脅威とみなした男の実態とは。
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1934年 | 石原裕次郎 |
堤義明 | |
中井久夫 | |
1935年 | 赤塚不二夫 |
生田正治 | |
ウディ・アレン | |
エルヴィス・プレスリー | |
大江健三郎 | |
ゲーリー・プレーヤー | |
ジャック・ウェルチ | |
ダライ・ラマ14世 | |
寺山修司 | |
波多健治 | |
御手洗富士夫 | |
美輪明宏 | |
宮内義彦 | |
1935年 | イタリアがエチオピアに侵攻する |
1935年前『ブロンクスのギャング、ダッチ・シュルツ』
『ビリー・バスゲイト』。大恐慌時代の1935年。ニューヨーク・ブロンクスにはダッチ・シュルツというギャングがいた。これは本当の話である。大恐慌時代のアメリカの不良と言えば最も有名なのがアル・カポネだが、彼はそのカポネとも交流があった筋金入りのアウトローである。
1940年前後『英国人捕虜と日本軍』
『アンブロークン 不屈の男』。アメリカのオリンピック代表選手ルイス・“ルイ”・ザンペリーニをが第二次世界大戦宙に日本軍に囚われたときのことを描く。ザンペリーニは第二次世界大戦中に搭乗していた爆撃機が墜落し、いかだで47日間漂流した後に複数の捕虜収容所へと送られた。そこで展開されるのは他にもいくつか映画がある『英国人捕虜と日本軍』の関係だ。
1936年 | 2.26事件 |
中国で西安事件が起こる | |
長嶋茂雄 | |
野中日文 | |
リチャード・バック |
1936年~『イヴサンローランの生涯』
『イヴ・サンローラン』。ココ・シャネルやクリスチャン・ディオールと並び称されるフランスのファッションデザイナー、イヴ・サンローラン。やはり彼もまたその天性の鋭さと同時に、『非常識』な価値観を持っていた人間だったようだ。
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1937年『王冠をかけた恋』
『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』。2020年現在の英国女王エリザベス2世の叔父にあたる存在、イギリス国王エドワード8世とアメリカ人既婚女性ウォリス・シンプソンとのロマンス、いわゆる「王冠をかけた恋」を題材にしている。歌手のマドンナが監督をしたということもあり、角度が芸術的である。
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1937年 | 日中戦争が起こる |
1937年 | 日中戦争が『抗日戦争』と呼ばれる理由 |
1937年 | 日中戦争とファシズム |
1937年『日中戦争』
『中国侵攻作戦』。ドキュメンタリー映画。時は日中戦争(1937~1945年)。つまり、中国に侵攻するのは日本である。古い映画だが、名前と当時の帝国主義たる大日本帝国から考えられるような一方的な展開はない。むしろ中国がどのようにして日本を『跳ね返したか』ということが詳細に描かれている。
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1937年『日中戦争地のイギリス人たち』
『太陽の帝国』。イギリスの小説家J・G・バラードの体験をつづった半自伝的な長編小説を映画化。大日本帝国時代に捕虜にされたイギリス人の映画はいくつもあるが、クリスチャンベールの子供時代が見られるだけで貴重。更に、物語自体もスピルバーグが監督をしていることもあってクオリティが高い。
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1937年『スペイン内戦とゲルニカの実態』
『ゲルニカ』。1937年に起きたゲルニカ爆撃を背景にした作品で、ヘミングウェイの名作『誰がために鐘はなる』の舞台と同じスペインの内戦を舞台にした映画。モデルはイギリス人ジャーナリストのジョージ・スティアであり、彼の速報が世界にゲルニカ爆撃を知らしめることに。そしてそれがピカソの「ゲルニカ」に繋がっていったのだ。
1937年『スペイン内戦』
『誰が為に鐘は鳴る』。1936年から1939年まで実際にあった『スペイン内戦』が舞台で、あのヘミングウェイの名作を映画化したのだから、注目せざるを得ない。それでも、80年も前の映画のアクションやクオリティに大きな期待はせず観るのが正解だ。
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1937年 | ジェームズ・バリー |
杉原輝雄 | |
出井伸之 | |
別役実 | |
1938年 | ナチス・ドイツがオーストリアを併合する |
養老孟司 | |
鮫島章男 | |
1939年 | 独ソ不可侵条約締結 |
イギリスとフランスがドイツに対し宣戦布告 | |
第二次世界大戦がはじまる |
1938年『天才作家トーマス・ウルフとの別れ』
『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』。若くして世を去ったこのトーマス・ウルフという作家は、フィッツジェラルドやヘミングウェイなどが息をしたその時代にあって、『自分たちの時代で最も才能ある人物だったかもしれない』と言わせた知る人ぞ知る天才作家だった。だが、その天才の人生に大きく関わった人物がいる。それがこの編集者パーキンズである。
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1930年代後半『戦場で鳴り響く鍵盤の音色』
『戦場のピアニスト』。戦場で、一人の男がピアノを弾いている。だが、音色が聴こえない。一体どういうことなのか。いや違う。『弾いてはいない』。そう。弾くとまずいのだ。その音で存在がばれれば、まるでゴミでも扱うように、命を踏みにじられる。これは、ユダヤ系ポーランド人のピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの体験記を脚色して映像化した映画だ。
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[タイペレでマキシム機関銃を構えるフィンランド軍兵士(フィンランド軍司令部写真センター)]
1939年『冬戦争』
『ウィンター・ウォー 厳寒の攻防戦』。『冬戦争』とは、第二次世界大戦の勃発から3ヶ月目にあたる1939年11月30日に、ソビエト連邦がフィンランドに侵攻した戦争である。フィンランドはこの侵略に抵抗し、多くの犠牲を出す。北欧の厳寒というのはもうけた違いに寒い。海上や空中、ジャングルなど世界各地で行われる戦争だが、北欧映画ならではのこの映画だ。
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1940年前後『ゲットーの人々』
『聖なる嘘つき~その名はジェイコブ~』。時は第二次世界大戦中のポーランド。ナチスの占領下であり、ユダヤ人居住区「ゲットー」に住んでいる元パン職人のジェイコブが戦場に生きる人々にかすかな希望の光を照らす。だが、その照らした光は過大評価される。
1940年頃『死の女』
『ロシアン・スナイパー』。第二次世界大戦中に計309人のナチス・ドイツ兵を射殺し、“死の女”と恐れられたソ連の女性狙撃手リュドミラ・パヴリチェンコが主人公となる。恐らく、当時を知る人には怖いキーワードだっただろう。エレノア・ルーズヴェルトという人格者が出てくるのも貴重だ。
1939年 | 第二次世界大戦 |
1940年頃『ヒトラーに屈しなかった男』
『ヒトラーに屈しなかった国王』。ノルウェーとは、ドイツの上の方にある、ヨーロッパの左上にある国だ。近くにはデンマークやフィンランドがある。イギリスは左の方にある島国だ。ここに、ノルウェー史上初『国民に選ばれた国王』がいる。ホーコン7世だ。
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1939年『ナチス侵攻開始』
『ナチス侵攻』。ドキュメント。1911年のヴィルヘルム2世が第一次世界大戦を、1939年にヒトラーが第2次世界大戦の引き金を引き、ドイツというのはこの世界に大きな混乱を招いた。
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1940年前頃『真理を信じた動物園』
『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』。アントニーナ・ジャビンスカという実在した女性がモデルになっている。あの時期にユダヤ人がどのような目に遭うか。それを知るのは簡単なことである。それだけ世界的に有名なのだ。しかも舞台はワルシャワ。ポーランドである。第二次世界大戦というのは、ヒトラー率いるナチスドイツが、隣国であるこのポーランドに侵攻(1939年)して開幕したに等しい。その悲惨かつ緊迫のエリアでユダヤ人を助けるというのはどれほどのリスクがあるか。
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1940年前後『吃音性の国王』
『英国王のスピーチの真実 ~ジョージ6世の素顔~』。『英国王のスピーチ』という名作があるが、その名作ぶりはそれをそのままタイトルにしているところからもうかがい知れるものだ。これはドキュメントであり、その映画とセットで観ると奥行きが深くなる。
1930年頃~『地球上の富の半分を持つ男』
『アビエイター』。「20世紀を代表する億万長者」、「資本主義の権化」、「地球上の富の半分を持つ男」と言われたハワード・ヒューズの物語。彼はどのようにして大富豪となり、そしてどのような悩みを抱えて生きていたのか。
1939年~『傲慢な登山家と若きダライ・ラマの出会い』
『セブン・イヤーズ・イン・チベット』。傲慢なオーストリアの登山家は、子を身ごもっている妻を差し置いて登山に行く。彼曰く、『登山は何も考えないでいい』というのだ。だが、それはある意味現実逃避である。そんな中、第二次世界大戦が始まる。追い詰められた人生の中で若きダライ・ラマ14世と出逢い、彼は自然と『内省』の意味を知るようになる。
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1939年頃『ホロコーストからユダヤ人を助けた男』
『シンドラーのリスト』。スピルバーグはこのシンドラーのことを知ったとき、必ず映画化するべきだと思った。映画史に残る不朽の名作。ホロコーストで人々が味わった悲惨な体験を、ギリギリまで描写し、戦争当時の臨場感の為に白黒で放映し、リアリティを追求した。
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1939年頃『日本のシンドラー』
『杉原千畝 スギハラチウネ』。シンドラーも偉いが、もし救った人数だけを考えるなら、彼の方が多かった。しかし彼がやったことは違反だ。見つかれば自分の身も危ない。それはシンドラーも同じだったが、この時代、彼らのようにユダヤ人問題に直面した人間が大勢いた。
1939年頃『イタリアでのホロコーストと家族を愛する不撓不屈の男』
『ライフ・イズ・ビューティフル』。確かにこれはイタリアでのホロコーストでの話だ。だが、『シンドラーのリスト』のような壮絶な描写はない。むしろ、一見してとてもふざけている。だが、とんでもない。彼のような生き方をする人間の人生が去った後、そこに残るのは虚しさである。
1939年『ヒトラー暗殺未遂』
『ヒトラー暗殺、13分の誤算』。1939年11月8日にヒトラー暗殺未遂事件を起こしたゲオルク・エルザーが主人公の実話映画である。どの国も実話を基にした映画で恣意的に歪曲していなければ、歴史的な価値がある映画として貴重な作品となる。
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1939年頃『映画史に残るイタリアンマフィアの伝説』
『ゴッドファーザー』。マフィア映画と言えばこの作品をあげないわけにはいかない。王道中の王道映画である。ちなみに監督は黒澤明の映画に影響されて、結婚式の様子からスタートしたそうだ。
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1930年頃『アガサ・クリスティーの名作』
『オリエント急行殺人事件』。日本でも三谷幸喜が豪華俳優とともに作ったアガサ・クリスティー伝説の名作。
1940年『第二次世界大戦:フランスのダンケルク海岸』
『ダンケルク』。船の中にいて攻撃を受けたらどうなってしまうか、ということがリアルに描かれている。監督は『インセプション』、『ダークナイト』でメガホンを取ったクリストファー・ノーランである。
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1940年『ダンケルクの裏で指揮を執った男』
『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』。先ほどの『ダンケルク』が現場なら、これは『会議室』の話だ。イギリスの剛腕首相チャーチルは一体どのような男だったのか。
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1940年『大日本帝国の連合艦隊・戦艦大和の行方』
『連合艦隊』。『連合艦隊』と聞けば、当時を生きる子供たちは戦隊もののヒーロードラマを語るかのような口ぶりで興奮した。それが正義の味方だと思っていたからだ。この艦隊の中にはあの世界一巨大な軍艦、戦艦大和も存在していた。では、これら艦隊の行く末はどうなったのだろうか。
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1940年『ヴェーザー演習作戦』
『エイプリル・ソルジャーズ ナチス・北欧大侵略』。ヴェーザー演習作戦とは、第二次世界大戦中の1940年4月にナチス・ドイツが実行したノルウェーとデンマークへの侵攻作戦である。この映画はデンマーク目線でそれが描かれるが、小国を舞台にしたり、そこ目線で展開される映画は少ないので、歴史映画ならそのすべてが歴史的価値がある。
1940年代『メンフィス・ベル』
『メンフィス・ベル』。第二次世界大戦中、イギリスに駐留しドイツに対する昼間爆撃を任務としていたアメリカ第8空軍所属の爆撃機B-17F、愛称”メンフィス・ベル”の若き乗組員たちを描いた作品。人物は実在しないが、この事実は存在する。
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1940年代『戦うユダヤ人』
『ディファイアンス』。第二次世界大戦時のナチス・ドイツ占領下でのポーランドにおけるビエルスキ兄弟を描く。ほとんどが実話だが、ビエルスキ兄弟が率いたユダヤ人組織に対する歴史的評価もポーランド内では分かれている。
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1940年代『レイジング・ブル』
『レイジング・ブル』。『レイジング・ブル(怒れる雄牛)』と言われた実在のプロボクサー、ジェイク・ラモッタの自伝映画である。実は、天才というのは同時に問題児でもある。なぜなら、一つのことに集中し、特化しなければ大きな結果は出せず、そうすると必然的にそれ以外のことがおろそかになるのだ。
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1940年 | 日独伊三国同盟 |
1940年頃 | 陸軍強硬派と海軍良識派の対立 |
1940年 | 日独伊三国同盟 |
アラン・ケイ | |
王貞治 | |
カルロス・スリム | |
後藤卓也 | |
ジョン・レノン | |
ブルース・リー | |
森瑶子 |
1940年代『ヒトラーにペンで抗う男たち』
『ヒトラーへの285枚の葉書』。ペンと葉書を武器にナチス政権に抵抗した夫婦の実話である。1940年のナチス・ドイツの全盛期のベルリンにおいて、息子を戦争に殺された復讐として、正義の道にスポットライトを当てる使命に駆られたこの夫婦は、世界最狂にして最凶と言われる存在のヒトラーを引きずり降ろそうと画策する。
1941年 | ハル・ノート |
1941年『ハイドリヒを撃て!』
『ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦』。ユダヤ人大量虐殺の実権を握り、その冷酷さから「金髪の野獣」「プラハの屠殺者」と呼ばれたラインハルト・ハイドリヒ。彼は、ヒトラー、ヒムラーに続くナチスの大物だった。
1941年 | 真珠湾攻撃。太平洋戦争が始まる |
安藤忠雄 | |
植村直己 | |
宮崎駿 | |
1942年 | ミッドウェー海戦 |
エリカ・ジョング | |
ジム・ロジャーズ | |
スティーブ・ホーキング | |
ポール・マッカートニー | |
モハメド・アリ |
1941年~『ヒトラーVSユダヤ人』
『イングロリアス・バスターズ』。ヒトラーがこのような死に方をするわけはないが、ユダヤ人のことをよく知る専門家は、『シンドラーのリスト』よりもこっちの方が気に入っているという。タランティーノ監督の映画は歴史に疎い娯楽目的の鑑賞者が観るとチンプンカンプンだが、知識がある人が見るとそこにあるユニークさがよく分かるようになる。
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1941年~『ボブ・ディランの半生』
『アイム・ノット・ゼア』。歌手ボブ・ディランの半生を6人の俳優達(クリスチャン・ベール、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー)が演じる伝記映画。中でもケイト・ブランシェットは女性だ。よって、不思議で独特な世界観がが伝わる。ボブ・ディランのファンにはたまらない作品だ。
1942年『ドイツVSソ連のスナイパー対決』
『スターリングラード』。スターリングラードとは、簡単に言うとドイツとソ連の境界線のようなエリアで、半年以上にわたるスターリングラード攻防戦の舞台となった。これは、ソ連のの狙撃兵として活躍し、英雄となった実在の人物ヴァシリ・ザイツェフを主人公に、ドイツの天才スナイパーと戦う、スナイパー同士の戦いである。
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1942年『戦場のメリークリスマス』
『戦場のメリークリスマス』。1942年、日本統治下にあるジャワ島レバクセンバタの日本軍俘虜収容所。原作者、ローレンス・ヴァン・デル・ポスト自身の体験を描いたものである。私も大好きな最高の音楽が生み出された映画でもある。
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1942年『スパイの恋愛は成り立つか』
『マリアンヌ』。この二人の男女は、交わる予定がなかったはずのスパイだった。戦争というそれぞれが大きな使命感を覚えていた中、それを打ち破り、すべてを代償にするだけの強い情熱を他人に持つことは、容易ではない。
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1942年『アインシュタインに並ぶ天才登場』
『博士と彼女のセオリー』。車椅子の理論物理学者スティーブン・ホーキングの物語。ブラックホールの実態と、時間や宇宙の始まりについて突き止めた彼は、なぜその代償として難病を背負ったのか。そして、彼を支えた周りの人間の人生とは。
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1943年『ナチスから奪還した芸術品』
『ミケランジェロ・プロジェクト』。ナチス・ドイツの支配下に置かれた地域では、教会などに飾られた貴重な美術品が親衛隊に強奪されていた。これらを奪還することを別の角度から見ると『数億円の強盗をする』こととはまるで比にならない。果たして、あのナチス相手に無事に奪還し、そして帰国できるか。
1940年代『ヒトラーを騙し抜け』
『ヒトラーを欺いた黄色い星』。ドキュメンタリー映画にも近いこの映画は、当人たちが当時を振り返って回想する形で展開される。だからもちろんこれは実話だ。第二次世界大戦のベルリン。つまりナチス・ドイツの本拠地たるこの場所で、なんとホロコーストの対象であるユダヤ人がその身分を隠して生き延びたというのである。
1943年『日本人捕虜収容所を脱走せよ』
『戦場にかける橋』。この映画の原作者ピエール・ブールは、1943年に日本軍の捕虜となり、1944年に捕虜収容所を脱走し、イギリス軍の水上機で脱出している。それを基に作られ、脚色されたこの映画の本質には、真実が含まれていることになる。
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1943年『マーティン・レッド作戦』
『ザ・ハント ナチスに狙われた男』。1943年。ノルウェー兵はイギリス軍の訓練を受け、ドイツ軍の航空管制塔の破壊作戦「マーティン・レッド作戦」という極秘任務を遂行する。だが、相手はナチスだ。簡単ではない。一人死に、二人死んでいく。仲間はもういない。最後に生き残ったのがこの男だった。
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1943年 | イタリアが降伏 |
大塚陸穀 | |
大前研一 | |
榊原定征 | |
シモーヌ・ヴァイユ | |
田中信生 | |
米長邦雄 | |
ジョージ・ルーカス | |
永守重信 | |
ボビー・フィッシャー | |
ラインホルト・メスナー | |
ルドルフ・ジュリアーニ | |
1944年 | アリス・ウォーカー |
ラリー・エリソン |
1944年『ワルシャワ蜂起』
『リベリオン ワルシャワ大攻防戦』。『ワルシャワ蜂起』とは、1944年の第二次世界大戦後期、ナチス・ドイツ占領下のポーランドの首都ワルシャワで起こった武装蜂起である。ソ連の援軍が到着したことにより、ポーランドのレジスタンスと合流し、ナチスを追い払う。当時、『ソ連軍が来る』というのは一つのキーワードで、彼らが到着したら地獄のようなナチスのの支配生活から解放されることを意味していた。
1944年『ノルマンディー上陸作戦の裏にいたキーマン』
『パットン大戦車軍団』。パットン大将というのはTHE軍人のような人間であり、戦争に生き、戦争で死ぬことを覚悟したようなその心構えには『軍神』という名も相応しいように見える。その愚直さゆえに逆に言えば『大将どまり』の人間で、考え方に柔軟性はない。だが、猛進するエネルギーは誰にも負けないということで、彼は大将として異彩を放っているのである。
1943年『ソ連のアウシュビッツ』
『ヒトラーと戦った22日間』。1943年9月、第二次世界大戦中にナチスが支配するあのアウシュビッツ強制収容所に並ぶ地獄と言われた『ソビボル強制収容所』で、ソ連人たちがホロコーストに遭っていた。
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1944年『ワルシャワ蜂起』
『地獄の中の戦場 -ワルシャワ蜂起1944-』。ワルシャワ蜂起というのは一体どういうものだったのか。一体なぜ彼らは森に潜み、抗ったのか。一体誰を敵視していた?
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1944年『アウシュヴィッツ強制収容所』
『サウルの息子』。この映画に低評価をつける人間はきっと着眼点を間違えてる。『彼が動き回るから全体像が映せる』のだ。そして『これが限界』なのであり、そしてこれはそれ以外の軸で考えても、とても貴重な『資料』である。
1944年『ヒトラーを殺すはずだった男』
『ワルキューレ』。実在の将校クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐は、ヒトラーを殺すはずの男だった。では、なぜ同じドイツ人の彼がそう思い立ったのか。そして、この写真で見る彼に片目が無いのは一体なぜか。トム・クルーズの映画はエンターテインメント性が一味違う。
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1944年『ノルマンディー上陸作戦と一人の男の救出』
『プライベート・ライアン』。正式作戦名「ネプチューン作戦」、いわゆるノルマンディー上陸作戦を舞台にした戦争映画。戦争中、もし仲間が瀕死になったらどうすればいいか。友人として彼に、何をすることが最善なのか。そういうことを考え冴えられる映画である。
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1945年『戦車部隊VSナチス』
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1945年『偉人でも凡人でもないヒトラーの最期』
『ヒトラー ~最期の12日間~』。当時、誰もがその名を聞いたら凍り付いた一人の男がいた。ナチスの総統、ヒトラーである。彼は一体何をしたかったのか。そして、どう死んだのか。
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1945年『ビルマ(ミャンマー)に鳴り響く哀しい音色』
『ビルマの竪琴』。戦争が終わった。だからみんなは日本に帰りたかった。だが、この男は帰らなかった。いや、帰れなかった。戦後のビルマに、竪琴の哀しい音色が鳴り響く。
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1945年『戦場で信念を貫いた男』
『ハクソー・リッジ』。かつて、実の兄との喧嘩で兄を死なせそうになる出来事が起き、自らを責め、「汝、殺すことなかれ」という教えを胸に刻むクリスチャンの男。しかし、戦争というあまりにも矛盾した世界に直面することになる。果たして、沖縄の戦場で、敵、味方をどう判断し、『誰の命』を守るのか。
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1945年『硫黄島プロジェクト(日本目線)』
『硫黄島からの手紙』。1945年2月。小笠原諸島の更に遠く離れた南の島、硫黄島は、しかし、ここを死守しなければ日本に壊滅的なダメージが与えられることは分かっていた。ここを拠点とされるとまずい。栗林忠道陸軍大将の手紙を基に、クリント・イーストウッドがリアルな硫黄島の戦いを描く。
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1945年『硫黄島プロジェクト(アメリカ目線)』
『父親たちの星条旗』。硫黄島の戦いに勝ったのは確かにアメリカだった。そして、アメリカ人はここに立てられた星条旗の写真を見て、歓喜に沸いた。だが、アメリカは本当に勝ったのか。第二次世界大戦で最も人的被害が大きかったのは、この戦いだった。
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1945年『日米戦争終結の時』
『終戦のエンペラー』。かつて、天皇に対して『天皇』などという言い方をすることはあまりにも恐れ多かった時代があった。『天皇陛下』だ。ちゃんとそう言わなければならない。そこにあるのは天皇に対する日本人の畏怖と称賛の念である。マッカーサーはあの時、この戦争の根幹にあるものが何かを突き止めた。
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1940年代 | 『イ』安婦『ヒ』トラー『ヒ』爆に『ヒ』ロポン |
1945年 | 日本に原子力爆弾を投下する |
1945年6月『神戸大空襲とある家族の悲劇』
『火垂るの墓』。かつて、大島渚やダウンタウン浜田雅功と殴り合って喧嘩をした野坂昭如の壮絶な戦争体験を基に作られた、実話ベースの衝撃の作品。これを観ると、宗教に悩まされ、宗教が嫌いになった私ですら、宗教がこの世にあってほしいと願ってしまうのである。
1945年8月『いつもと変わらない明日を期待した長崎の日常』
『TOMORROW 明日』。長崎の人々は、明日がくると信じていた。そう信じて生きることが、今日を生きる活力となった。なるべくいつも通りの生活を意識して、日常が過ぎていく。ーその時だ。
1945年『広島に落とされたのは原爆だけじゃない』
『この世界の片隅に』。ほのぼのとして、のんきで、能天気。どこかその雰囲気に無責任さすら覚える温かい世界観が広がる。だが、それは束の間のこと。戦争が起き、爆弾が投下され、彼女の手の感覚はなくなった。それは、決してなくなってはならない、尊い尊いぬくもりだった。
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1945年『戦争の降伏には本当に全員が賛同したのか』
『日本のいちばん長い日』。海軍良識派の米内光政と山本五十六は、陸軍強硬派の東条英機らと衝突した。戦争を避けるか、それとも攻めるかである。つまり、陸軍というのは血気盛んだ。天皇が降伏宣言をしたとき、彼らはどういう行動に出たのか。
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1945年『英国王女の秘密の外出』
『ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出』。1945年の4月、ヒトラーが自決したことによりドイツ軍は無条件降伏文書に調印し、6年に及んだ第二次世界大戦における欧州戦線は終戦を迎えた。そのヨーロッパ戦勝記念日(VE-Day)の夜、エリザベス2世が、妹マーガレット王女と共に外出を許され、臣民と共に戦勝を祝った」という史実に着想を得て、一夜の経験を通じて王女の成長を描いたフィクションドラマ。
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1945年『極秘ミッション』
『パシフィック・ウォー』。戦争終結の極秘任務を命じられたアメリカ海軍の巡洋艦インディアナポリスとその艦長チャールズ・B・マクベイ3世という人物が遂行する『極秘ミッション』。
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1945年以降『トムクルーズの思想』
『ザ・マスター』。『神は妄想である』の著者であるリチャード・ドーキンスは「サイエントロジーは引っ掛かりやすいカルト教団であり、言っていることは全くのでたらめだ」と述べているという。その『サイエントロジー』がこの話のモデルになっている可能性が高いが、明言はされていない。
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ヤルタ会談。ポツダム宣言。ドイツ、日本が降伏 | |
第二次世界大戦終了 | |
アウン・サン・スー・チー | |
タモリ | |
ボブ・マーリー | |
1946年 | ベトナムとフランスによるインドシナ戦争が起こる |
星野富弘 |
1940年代 | 唯一独立を守り続けた奇跡の国~ASEAN誕生~ |
1946年『帝国主義国家の敗北』
『ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所』。ヴェーザー演習作戦とは、第二次世界大戦中の1940年4月にナチス・ドイツが実行したノルウェーとデンマークへの侵攻作戦である。この映画はデンマーク目線でそれが描かれるが、小国を舞台にしたり、そこ目線で展開される映画は少ないので、歴史映画ならそのすべてが歴史的価値がある。
1945年『忘れ物を片付けていけ』
『ヒトラーの忘れもの』。1945年5月のドイツ降伏後、若いドイツ兵の戦争捕虜の集団がデンマーク当局に引き渡され、ナチス・ドイツが砂の中に埋めた200万以上の地雷を撤去するために西海岸へと派遣される。
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1945~:『レゲエ界のレジェンド』
『ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド』。1945年、ジャマイカに『レジェンド』という名前をつけるに相応しい人間が生まれた。ボブ・マーリーである。彼は音楽を平和の道具に使い、対立する集団のリーダーに握手をさせた。その時、人々はそこに奇跡を見たのだ。
1945年~ | ポスト・モダニズムの流れと『大きな物語』の終了 |
1945年~ | ミシェル・フーコー達が人間の主体性に警鐘を鳴らす |
1945年~ | 最後の偉大な合理主義者ユルゲン・ハーバーマス |
1945年~ | アメリカと日本の関係 |
1945年 | 国際連合の誕生と『鉄のカーテン』問題 |
1900年代 | 戦争の裏で活躍した偉人たち |
1946年 | 天皇の人間宣言 |
1946年『大日本帝国の幹部たちの行方』
『東京裁判』。大日本帝国は、『坂の上の雲』に存在した禍々しい実態で汚れた、人間の黒歴史である。東条英機というのは世界でも有名なファシスト(帝国主義者)だ。では、彼らは一体どういう最期を迎えたのか。この日本において天皇すらも正当に評価する、真実を描写した重要な資料である。
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インドとパキスタンに中国が加わり、領地をめぐって争う。
1947年~『誤認逮捕された男の壮絶な刑務所生活』
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1947年『天才数学者ジョン・ナッシュの苦悩』
『ビューティフル・マインド』。ノーベル経済学賞受賞の実在の天才数学者、ジョン・ナッシュの半生を描く物語。しかし、彼の人生は決して平たんなものではなかった。ほとんどの人が一生味わうことがない経験を、彼は一生強いられてきたのだ。映画後半、視聴者は衝撃を受けることになる。
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1947年 | アメリカ大統領トルーマン、トルーマン・ドクトリン、マーシャルプラントを発表 |
インド連邦の独立 | |
北野武 | |
沢木耕太郎 | |
スティーブン・キング |
1947年 | 日本国憲法の発布 |
1947年~ | 44年間続く『冷戦(Cold War)』 |
1947年~ | インドとパキスタン |
イスラエルが建国を宣言するとアラブ諸国が反発し、中東戦争が勃発。
1948年 | ガンジーとカースト制度 |
1948年頃『ガンジーがやったこと』
『ガンジー』。アインシュタインは言った。『将来の人たちはとても信じないだろう。このような人間が実在したということを。』彼が成し遂げたことは人類史上類を見ない、圧倒的な偉業だった。クリスチャンでもあり、ムスリムでもあり、ヒンズー教徒でもある彼だからこそできた。そして、だからこそこういう最期を迎えた。
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1948年 | パレスチナ分割問題 |
1948年 | 中東戦争勃発 |
1948年『淮海戦役』
『戦場のレクイエム』。国共内戦中3大戦役の1つとされる淮海戦役を背景に、中国も参戦した朝鮮戦争のエピソードを織り交ぜながら、激戦で全滅した部下の名誉回復に奔走する1人の兵士の苦闘を描いた戦争悲劇。
1948年 | 大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国成立 |
1948年 | 『韓国』と『北朝鮮』に分かれる直前に存在した幻の国 |
1948年 | 糸井重里 |
永倉万治 | |
連城三紀彦 | |
1949年 | 毛沢東が中華人民共和国が建国する |
1949年 | 『毛沢東』はなぜ5,000万人以上の国民を死なせたのか? |
1949年 | 米ソ冷戦によりドイツが東西に分断される |
蒋介石が台湾へ流れる | |
北大西洋条約機構(NATO)成立 | |
ジェイ・エイブラハム | |
松田優作 | |
村上春樹 | |
矢沢永吉 | |
柳井正 |
1940年代『巨大ギャングの暗躍』
『L.A.ギャングストーリー』。1940年代末のアメリカ、ロサンゼルス。街はミッキー・コーエン率いる巨大ギャングによって支配され、警察も彼らの言いなりになっていた。しかし、信念ある警察たちが立ち上がる。彼らが暗躍するなら、『俺たちも暗躍』してやる。
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表紙画の説明:1955年11月~1975年4月30日の間、ベトナム戦争が行われた。これは、爆弾を投下するアメリカ空軍のボーイングB-52である。1964年8月、北ベトナム沖のトンキン湾で北ベトナム軍の哨戒艇がアメリカ海軍の駆逐艦に2発の魚雷を発射したとされる『トンキン湾事件』によって、アメリカはベトナム戦争に介入。こうした北爆に繋がった。
だが、この『トンキン湾事件』はアメリカの捏造であることが発覚。アメリカがこの戦争に介入した本当の理由は、『米ソ冷戦』だった。映画『ペンタゴン・ペーパーズ・最高機密文書』では、この国家レベルの機密情報を掴んだ記者たちが、正義の名のもとに命がけで公表するまでの過程を描いている。
韓国と北朝鮮の間で勃発。現在でも休戦状態が続く。
1950年頃『朝鮮戦争に巻き込まれた兄弟』
『ブラザーフッド』。朝鮮半島は何かと外国に翻弄されるエリアだった。大日本帝国の統治下にあったり、米ソの影響を受けて南北に分裂したりして現在に至る。これは、その南北分裂、つまり韓国と北朝鮮ができる時の哀しい戦争である。
1950年『クロマイト作戦』
『オペレーション・クロマイト』。朝鮮戦争時、苦戦していた韓国の起死回生の作戦となった仁川上陸作戦、通称・クロマイト作戦とその準備段階となったスパイ活動を映画化。
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1950年代『アイヒマンはどこだ』
『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』。1950年代後半のドイツ。つまりナチス・ドイツが仕掛けた第二次世界大戦の後のドイツでは、ある男をどう処分するかということについて、大きな権力同士が命がけの衝突をしていた。アドルフ・アイヒマン。それは、ヒトラー、ヒムラー、ハイドリヒに次ぐナチスの最重要人物。
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1950年~『執事から見たアメリカ大統領』
『大統領の執事の涙』。この映画は、1950年代のアイゼンハワー大統領から、2009年のオバマ大統領までに至るまでのアメリカの歴史が見える、教訓映画でもある。マルコムXもキング牧師も殺され、ケネディは兄弟そろって暗殺された。ベトナム戦争、ウォーターゲート事件。様々なことがあった。それを黒人に執事目線で見ることができる、貴重な作品である。
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1950年 | 警察警備隊(自衛隊)誕生 |
1950年 | 伊集院静 |
スティービー・ワンダー |
1950年代『ある少年時代』
『ボーイズ・ライフ』。作家で大学教授のトバイアス・ウルフの若き日を描いた自伝小説を映画化したものだ。普段はこういう書き方はしないが、今回はぜひ書かせていただきたい。デ・ニーロの演技が素晴らしい。正直、彼の存在は邪魔そのものだ。だがもし彼が引っ掻き回さないなら、この映画はちっとも面白くならない。
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1970年代『毒舌漫談家レニー・ブルース』
『レニー・ブルース』。実在の毒舌漫談家レニー・ブルースの生涯をダスティンホフマンが演じる。実は、白黒であり70年代のこの映画に、何の魅力があるのか最初は分かっていなかった。だが、この映画は、『レインマン』に並んで彼の名作二大巨頭に並べられる価値のある、見応えのある映画である。
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1950年頃『解読不可能の暗号を解いた男(コンピュータを作った男)』
『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』。このアラン・チューリングの暗号解読機が、後のコンピュータの重要な基礎となった。スティーブ・ジョブズも尊敬する天才数学者の数奇な運命とは。
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1950年~『ジョニー・キャッシュ』
『ウォーク・ザ・ライン / 君につづく道』。カントリー・ミュージシャンのジョニー・キャッシュの伝記映画で、特に彼の2人目の妻となった歌手のジューン・カーターとの関係を描いている。
1950年代『赤狩りと対決する男』
『グッドナイト&グッドラック』。これは、「赤狩り」の猛威が吹き荒れる1950年代のアメリカを舞台とする実話で、実在したニュースキャスターであるエドワード・R・マローとCBSの番組スタッフが、真実の報道のために赤狩りの代表格である政治家、ジョセフ・マッカーシーと「マッカーシズム」に立ち向かう姿を描いたノンフィクションドラマである。
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1951年 | ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)結成 |
日米安全保障条約締結 |
1952年 | ジミー・コナーズ |
村上龍 | |
1953年 | マイケル・サンデル |
1953年『あの高地を獲れ』
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1954年 | アルジェリア独立戦争が始まる |
オプラ・ウィンフリー | |
カルロス・ゴーン |
1954年『レイ・クロックの奮起』
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1954年『アルジェリア独立戦争』
『アルジェの戦い』。1954年から1962年にかけて行われたフランスの支配に対するアルジェリアの独立戦争だ。歴史的にも価値のある映画となっている。イタリア人が描くフランスとアルジェリアだから、偏りは少ないはずだ。
1954年『アルジェリア戦争の時』
『涙するまで、生きる』。ノーベル文学賞作家アルベール・カミュの短編小説を映画化。しかし主演のヴィゴモーテンセンは何か国語喋るんだという。『アラトリステ』ではスペイン語、今回でフランス語だ。舞台は1954年のアルジェリア。『アルジェの戦い』としても有名なアルジェリア独立戦争が起きたとき、その渦中で生きる非戦闘員はどのように葛藤したか。
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1954年『アルジェリア戦争で分かれる意見』
『フランス外人部隊 アルジェリアの戦狼たち』。『アルジェの戦い』で有名なアルジェリア戦争(1954年から1962年)を背景に、男たちの友情と戦いを実話に基づいて描かれる。『フランス外人部隊』というのは、フランスにある『外国人で形成された部隊』のことだから、フランス人ではない人たちの部隊だ。
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1955年 | 黒人の権利の保障を求めた公民権運動が本格化する |
アジア=アフリカ会議が開催される | |
明石家さんま | |
鳥山明 | |
ケビン・コスナー | |
スティーブ・ジョブズ | |
ビル・ゲイツ | |
ローワン・アトキンソン |
1950年代『その男、ジェームズ・ディーン』
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1954~1973年 | 高度経済成長期 |
1950年代『全米をを騒がせたクイズ事件』
1955年『スティーブ・ジョブズ誕生』
『スティーブ・ジョブズ』。スティーブ・ジョブズの伝記映画。彼の人生を爽快に見るにはアシュトン・カッチャーの作品、そこでは描かれなかった彼の裏の顔を見るにはマイケル・ファスベンダーの作品を見るのが良いだろう。どちらにせよ彼の人生を描いた映画だ。iMac、iPod、マッキントッシュ、iPhone、iPad、彼がこの世に遺したものは大きい。
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1955年~『ビル・ゲイツとジョブズの関係』
『バトル・オブ・シリコンバレー』。スティーブ・ジョブズの映画はいくつかあるが、同世代で同時代を生きたビル・ゲイツとガッツリ絡んだ映画はこれしかない。ジョブズの映画では見られなかったもう一つの世界を観ることができる貴重な映像作品だ。
1955年:『THE・革命家』
『チェ 28歳の革命』。ホセ・マルティが声を上げ、カストロとチェ・ゲバラが出会い、革命が始まる。伝説の革命家チェ・ゲバラとは一体どういう人物だったのか。なぜ革命を起こす必要があったのか。
1965年『革命家の最期』
『チェ 39歳 別れの手紙』。この『チェ』シリーズに、ド派手なエンターテインメント性は期待できない。地道で辛気臭いゲリラ戦争が淡々と繰り広げられる。彼の最期も、派手ではない。青年期に南アメリカを冒険した彼から考えると、彼の人生は革命家というより、何かに憑りつかれ、洗脳された人のようにも見える。だが、彼をそうさせた現実があるのだ。
1955年頃『過去の両親に出会った少年』
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。あるキーワードを言うと我を見失うが普段は弱気のマーティは、天才のような変人のようなドクの車『デロリアン』で、時空を飛び越えることになった。たどり着いた場所は1955年。それは、父、ジョージと、母ロレインがまだ出会う前の時代だった。
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1950年代『この絵の作者は誰だ?』
『ビッグ・アイズ』。目の大きな人物の絵画で知られているアメリカ合衆国のアーティストであるマーガレット・キーン。だが実は彼女のその絵は、『違うキーン』が描いたこととして世に知られていた。
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1956年 | スターリン批判 |
1956年 | エジプト、スエズ運河の国有化を宣言する |
趙治勲 | |
ニコラ・テスラ |
1957年 | ヨーロッパ経済共同体(EEC)調印 |
シド・ヴィシャス | |
孫正義 | |
森博嗣 |
1957年『スパイ解放の裏側』
『ブリッジ・オブ・スパイ』。冷戦中の1957年、CIAのスパイがソ連につかまってしまった。冷戦中という緊迫した状況で、無事に敵国からスパイを救出するなど、到底不可能。だが、彼らはこのミッションに挑んだ。
1950年以降『アメリカ海軍史上初の出来事』
『ザ・ダイバー』。実在の人物「カール・ブラシア」(1931年-2006年)を描いた物語である。彼はアメリカ海軍史上、アフリカ系黒人として初めて『何か』をした潜水士であり、それを映画を楽しみながら観ていきたいわけである。
1958年『東京タワーができた頃』
『ALWAYS 三丁目の夕日』。テレビ、洗濯機、冷蔵庫が『三種の神器』と言われ、白黒のブラウン管テレビが来れば近所の人が集まって一緒にそれを観た。東京タワーができる頃の昭和の東京下町で、何気ない、だけど温かい、人間ドラマがあった。
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マドンナ | |
1959年 | アジア・アフリカ会議 |
ジョン・マッケンロー | |
新浪剛史 | |
ブライアン・アダムス |
1959年『ティファニーで朝食を食べた後』
『カポーティ』。作家のトルーマン・カポーティ。彼はあの『ティファニーで朝食を』の原作者だ。これは、彼が代表作『冷血』を取材し書き上げるまでを中心に描いた伝記映画でもある。幼馴染で『アラバマ物語』の女性作家ハーパー・リーも出てくる。
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1959年『マーキュリー計画』
『ライトスタッフ』。ライトスタッフの意味は『正しい資質』。『アポロ計画』よりも前に存在した『マーキュリー計画(宇宙に人間を送り出す国家プロジェクト)』を題材として、アメリカ人がソ連の『スプートニク』、そして『ガガーリン』の世界初の有人宇宙飛行の成功等に急かされながら奮闘する時代を描く。
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分離独立した南ベトナムと北ベトナム間で戦争が勃発。
1960年代『ベトナム戦争で体験した混沌』
『プラトーン』。ベトナム帰還兵であるオリバー・ストーンが、実体験に基づき、ベトナム戦争の禍々しい現実を描く。この戦場という世界は異世界である。日常で善しとすること、悪しとすることの境界線が見えなくなり、やがて人は自分の心を維持できなくなる。
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1965年『ベトナムで戦う非戦闘員』
『グッドモーニング,ベトナム』。エイドリアン・クロンナウア上等兵という人物が、1965年から1966年までAFVN(Armed Forces Viet-nam Networks、ベトナム米軍放送)で担当していた「Dawn Buster」をモデルにしたもので、ストーリーの多くが本人の体験に基づいている。
1962年『脱出不可能の刑務所』
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1960年『反右派闘争の結末』
『無言歌(むごんか)』。1960年、中華人民共和国の反右派闘争(1957年に毛沢東共産党主席が発動した反体制狩り)によって、多数の人間が甘粛省の砂漠にある政治犯収容所に送られ、強制労働についていた。
1960年頃~『ロンドンのギャング、クレイ兄弟』
『レジェンド 狂気の美学』。力もある。才能もある。勢いもある。そして大金と権力を掴んだ。しかし、なぜかうまくいかない。それは一体なぜなのだろうか。本作は1960年代にロンドンで活動していたギャングのリーダー、クレイ兄弟を主人公としている。
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1960年頃~『麻薬密売で暗躍した男』
『バリー・シール アメリカをはめた男』。パイロットとしてCIAの仕事をしながら、麻薬の運び屋でもあった実在の人物バリー・シールの実話をもとにしている。彼がやったことは違法だが、映画のような人生を生きたことは確かだ。
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1960年頃~『麻薬組織を壊滅させる男』
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1960年~『元NASDAQ会長が起こした史上最大級の巨額詐欺事件』
『ウィザード・オブ・ライズ』。順風満帆だったはずだった。たくさんのお金と、たくさんの友人と、そして家族があった。しかし、彼はお金の魔力に乗っ取られてしまったのだ。そしてその魔力に食いつぶされていく。
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1960年代『アメリカの黒人代表者』
『私はあなたの二グロではない』。1960年代のアメリカには実に様々なことがあった。ベトナム戦争、ウォーターゲート事件、ヒッピー文化、アメリカン・ニューシネマ、そして今回のテーマでもある『公民権運動』だ。
1960年代『ダイアナ・ロス』
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1960年 | アフリカ17か国が独立を果たす『アフリカの年』 |
アイルトン・セナ | |
銀色夏生 | |
1961年 | ダイアナ |
リチャード・カールソン |
1961年『フランスからの密輸を止めろ』
『フレンチ・コネクション』。この情報は私は見る前に知りたかったが、1961年に発生した、ニューヨーク市警察本部薬物対策課のエドワード・イーガンとサルヴァトーレ・グロッソがフランスから密輸された麻薬約40キログラムを押収した実在の事件がモデルとなっている。
1961年『ミルグラム実験』
『アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発』。1961年、イェール大学で社会心理学を研究していたスタンレー・ミルグラムはなぜホロコーストが発生したのかを調べるために実験を行った。アイヒマンというのはナチス・ドイツ時代のドイツ人で、ミルグラム曰く、彼は『普通の人』だった。
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1961年頃『世界で初めて宇宙へ行った男』
『ガガーリン 世界を変えた108分』。ガガーリン。それは宇宙へ初めて行った人間の名前だ。スプートニクという人工衛星の打ち上げに成功したソ連は、水面下でアメリカと戦い、一歩リードすることに成功した。宇宙に神はいたのか。そして、無事戻ってこれたとして、その後はどうなるのか。彼のやったことと、その人生とは。
1961年『プリンセス・ダイアナ』
『ダイアナ』。評論家からの意見は酷評らしいが、真実を知らない人からすれば何も文句はない。彼女がこういう人生を生きたのだと単に納得するだけだ。ダイアナがチャールズ皇太子と離婚してから亡くなるまでの2年間に焦点が当てられる。
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1962年 | 中印国境戦争が激化する |
キューバ危機が起こる | |
山本文緒 | |
1963年 | J.Fケネディ大統領が暗殺される |
アフリカ統一機構(OAU)が発足 | |
ジョニー・デップ | |
平尾誠二 | |
マイケル・ジョーダン | |
松本人志 |
1960年代『キューバを生きた男』
『夜になるまえに』。キューバ出身の作家・詩人、レイナルド・アレナスの自伝映画である。キューバ革命の中心人物、ゲバラやカストロの映画と併せて観ると、更にこの時代を幅広く知ることができるかもしれない。
1964年 | パレスチナ解放機構(PLO)が結成される |
東京オリンピック開催 | |
ジャック・マー | |
中根東里 | |
1965年 | アメリカ、ベトナム介入。北爆開始 |
日韓基本条約調印 | |
三木谷浩史 |
1960年代『天才詐欺師とそれを追うFBI』
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』。1960年代に世界各地で小切手偽造事件を起こし「天才詐欺師」と言われたフランク・W・アバグネイル・Jrと、彼を追うFBI捜査官カール・ハンラティの姿を、スピルバーグが痛快に描く。スウィフトは言った。『一つの嘘をつく者は、自分がどんな重荷を背負い込んだのか滅多に気が付かない。一つの嘘をつき通すために別の嘘を20個考えなければならないということを。』。そう。この彼ほどの天才でも、いずれは重荷を下ろすのだ。
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1963年『JFKの妻』
『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』。1963年、ケネディ大統領は暗殺された。日本ではなじみはないかもしれないが、当時のアメリカでは彼も彼の妻のジャクリーン・ケネディこと『ジャッキー』もとても有名で、あの頃の彼女の心境が観れるとなれば、大勢の人が興味を抱く。
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1963年『隠蔽された天才たち』
1963年『マルコムX、キング牧師、そしてもう一人の男』
『ゴースト・オブ・ミシシッピー』。1963年に起きた公民権運動家メドガー・エヴァーズ射殺事件。それは、当時を生きるアメリカ人にとってはあまりにも大きな事件だった。
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1961年『ディズニーに惚れられたメリー・ポピンズ』
『ウォルト・ディズニーの約束』。「メアリーポピンズ」シリーズの作者、パメラ・トラヴァース。彼女は作品をとても愛していた。だが、この作品の価値をもっと世界に知らしめることができる男がいた。ウォルト・ディズニーその人である。
1961年~1972年 | 月面着陸 |
1972年『不思議な銀行強盗』
『狼たちの午後』。1972年にニューヨークで本当に発生した銀行強盗事件を題材にしている。事件の犯人の容姿がアル・パチーノに似ていたため、パチーノが主演に選ばれたという
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1961年~:『初めて月に行った男』
『ファースト・マン』。ソ連のガガーリンが宇宙へ行き、アメリカのアーム・ストロングは月へ行った。彼がどのような思いで月へ行き、どれだけの代償を払ったかを見ることができる。そして実際には映画で描かれない真実がある。
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1962年『黒人のためのグリーンブックとは何か』
『グリーンブック』。アフリカ系アメリカ人のクラシック系ピアニスト、ドン・シャーリーと用心棒トニー・“リップ”・ヴァレロンガの物語。黒人嫌いだったはずのトニーは、行く先々でとことん虐げられる雇い主(黒人)の姿を見て、次第に心に変化が現れる。
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1962年『冷戦極限状態によるブラックコメディ』
『博士の異常な愛情』。この作品は、『冷戦』という世界が滅びるかもしれない大きなエネルギー、その真っ只中にあって、その流れに逆らって風刺した希少な作品なのである。その意味で、キューブリックという人間はやはり稀代の鬼才映画監督である。
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1962年『核戦争まであと一歩だった』
『クリムゾン・タイド』。ヴァシーリイ・アルヒーポフ。このソ連の軍人がやったことがどれだけ重要か。日本人にそれを言う必要はないだろう。『キューバ危機』にどれだけの危機があったかを我々は正確に知らない。
1962年『キューバ危機に対処するJFK』
『13デイズ』。『キューバ危機』とは、アメリカの支配下にあったはずのキューバがソ連側に寝返り、キューバにソ連のミサイル発射基地を設置する動きがあった一大事件である。そうなるとアメリカは射程範囲に入る。両国とも核を保有しているのだ。一歩間違えたらこの世界が終わってしまう。果たして、この世界滅亡の危機をJFKはどう乗り越えるか。
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1963年『JFK暗殺の謎』
『JFK』。『キューバ危機』から1年後。ケネディ大統領(JFK)はパレードの最中に撃たれて何者かに暗殺されてしまった。聞けば、三発の銃弾の音がして、三発目の弾が彼に当たったという。犯人は捕まり、そしてみんなの前で彼も暗殺された。だが、おかしい。撃たれたすべての部位を計算すると、どう考えても球数の計算が合わない。違う。この事件にはあまりにも深い闇がある。
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1963年~『クイーンの伝説と秘密』
『ボヘミアン・ラプソディ』。大人気ロックバンド『クイーン』のボーカリスト・フレディ・マーキュリーが主役。聞き覚えのある歌が多い彼らの曲がたくさん流れるこの映画は、意外にも日本で大ヒットとなった。彼が同性愛であることはうっすら知っている人も多かったが、これでハッキリする。
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1963年『学生運動がよくあった日本』
『コクリコ坂から』。この時代の日本は、学生運動がよくあった。同じ日本で、父親たちが生きた時代だというのに、全く別の世界のように見える。日本はこの時代よりも良くなったのだろうか。音楽の儚さも相まって、彼女らの生きたこの時代に、どこか郷愁を覚える。
1964年 | 東京オリンピック開催 |
1960年代『モハメド・アリ』
『ALI アリ』。60~70年代というのは、多くの黒人指導者が亡くなったる。彼の友人だったマルコムXが暗殺されたのが1965年。ムスリムでもあり、彼の名を取って『カシアスX』として活動。このアメリカの重要な歴史を考えても、モハメド・アリという人物をピックアップすることは非常に価値のあることである。
1964年『南部の根深い差別思想とKKK』
『ミシシッピー・バーニング』。1964年に米ミシシッピ州フィラデルフィアで公民権運動家(人種差別に抗う人たち)3人が殺害された事件をモデルにしたノンフィクション映画。『KKK』とは、白人至上主義の集団であり、黒人など死んで当然だと思っている偏った人間である。彼らが黒人に何をしたか。衝撃的な真実の姿が、ここにある。
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1966年~『伝説のジャズ演奏者の堕落と栄光』
『ブルーに生まれついて』。1950年代に一世を風靡した、ジャス・トランペット奏者チェット・ベイカー。あのママイルス・デイビスも一目置く実力があったはずの彼が、麻薬の力に支配されていく。
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1966年『プラトーンだけではなかった』
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1960年代『ベトナム戦争で失った体』
『7月4日に生まれて』。ロン・コーヴィックの同名の自伝的小説を映画化。『プラトーン』で有名なオリバー・ストーンが監督を務める。主演のトム・クルーズは役作りのため、約1年間車椅子に乗って生活した。
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1960年代『ハチャメチャジャーナリストができる前』
『ラム・ダイアリー』。米国のジャーナリストであるハンター・S・トンプソンの同名自伝小説を原作としている。彼は『ラスベガスをやっつけろ』という映画でも登場するが、その10年前の時代を描いていて、併せて観ると彼の『転落』ぶりが観れて面白い。この時まだ彼は『ドラッグ』をほとんど知らなかった。
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暴走した毛派の紅衛兵によって数百万の犠牲が出る。
1966年 | 『天安門事件』で世界を驚かせたタンク・マン(戦車男) |
1966年 | グリゴリー・ペレルマン |
1960年代『Fの戦い』
『フォードvsフェラーリ』。この映画の面白いところは、二つの次元が存在するところだ。確かに、米F社・伊F社の戦いではある。だが、それはあくまでも表層的なもので、この戦いのもっと中心部にある煮えたぎるエネルギー源は、命がけでレースをするドライバーに存在するのだ。[
1966年『マンデラ以上の経験をした男がいた』
『ザ・ハリケーン』。1966年6月17日、ルービン・カーターは、ニュージャージー州で3人の白人を銃で撃ち殺したとして逮捕された。これが『ルービン・カーター事件』である。だが、凶器もない。証言者も妙だ。
1967年 | ヨーロッパ共同体(EC)発足 |
松岡修造 |
1967年『デトロイトの暴動』
『デトロイト』。白人警官が、黒人を射殺することは今現在でも行われている。当時、黒人を嫌う白人警官は、彼らに何をしたか。1967年のデトロイト暴動の最中に発生したアルジェ・モーテル事件を題材にした作品である。
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1968年『アメリカ大統領史上最も嫌われた男チャード・ニクソン』
『ニクソン』。リチャード・ニクソン。彼ほどアメリカ史を騒がせた大統領はいない。確かにブッシュJr.は唯一パレードで卵を投げつけられた男だが、彼が『ポンコツ』ならこの男に相応しい揶揄たる言葉は『悪質』である。ベトナム戦争、ウォーターゲート事件。同じ時代にちょうど起きた公民権運動といった黒人差別の問題も、彼とは無縁ではないだろう。
1968年『マンデラという男をその目で見た白人』
『マンデラの名もなき看守』。南アフリカにデクラーク大統領が登場するまで、国のトップを務めたのはアパルトヘイトの完全撤廃を求める国際世論に対して抵抗し、その権威主義的な姿勢から独裁者とも批判されたピーター・ウィレム・ボータである。ネルソン・マンデラは、彼がその座に居座ったことも手伝って、27年という想像を絶する時間を人種差別を食らいながら過ごした。
1968年『麻薬王と信念の刑事たちの闘争』
『アメリカン・ギャングスター』。キング牧師が暗殺された1968年。ニューヨークでめきめきと頭角を現す一人の男がいた。フランク・ルーカスである。正義感と家族愛がある彼はなぜ麻薬を売るようになってしまったのか。そこにはなかなか一刀両断できない、数奇な運命の影があった。
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1968年『シオニストと三月事件』
『国家の女リトルローズ』。『三月事件』とは、社会主義政権下で自由を求める学生たちが1968年に起こしたポーランドの民主化運動である。この時、ユダヤ人たちもポーランド政府から排斥され、国外追放されるという事件が起きた。ユダヤ人だと肩身が狭い。だから身分を隠して生きる必要がある。突然スパイにされたこの女性もまた、この時代の流れに振り回された被害者だった。
1968年~『世紀の未解決事件・ゾディアック事件』
『ゾディアック』。1968年から1974年にかけてサンフランシスコ市内で若いカップルを中心に少なくとも5名が殺害された。『ゾディアック事件』である。事件の犯人が『ゾディアック』という名前を名乗り、アメリカでも特に有名な未解決殺人事件として未だに犯人が明確になっていない恐ろしい事件である。
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1968年『オズの魔法使いのその後』
『ジュディ 虹の彼方に』。1939年の『オズの魔法使』スターになったジュディ・ガーランド。しかし、彼女は金欠、薬物依存、そして鬱病にも似た神経症に悩まされていた。子供はいるが、離婚の数も多い。スター時代が第二の人生なら、これは彼女の第三の人生だ。
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1968年 | キング牧師暗殺される |
1969年 | アポロ11号が月面着陸に成功する |
1969年『アパッチ・スノー作戦』
『ハンバーガー・ヒル』。1969年、南ベトナムのアシャウ渓谷にある丘、ドン・アプ・ビア=通称“937高地”でアメリカ軍第101空挺師団と北ベトナム軍との間で繰り広げられた攻防戦「アパッチ・スノー作戦」を描いた作品。
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1969年『奇跡の朝』
『レナードの朝』。パーキンソン病とは、手の震え・動作や歩行の困難など、運動障害を示す、進行性の神経変性疾患である。進行すると自力歩行も困難となり、車椅子や寝たきりになる場合がある。発症したら中々治らない。だが、それは怒った。
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1969年『シャロンテート殺人事件の実態』
『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』。1969年に女優シャロン・テート殺害などの無差別連続殺人事件を起こしたカルト集団、チャールズ・マンソン・ファミリーの主要女性メンバーを描いた実話だ。『ワンハリ』で有名になったその事件の真相が気になる人も多いだろう。
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1969年『シャロン・テートの悲劇』
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。先にこの情報を知っておくといいだろう。1969年にハリウッド女優シャロン・テートがカルト集団チャールズ・マンソン・ファミリーに殺害された事件が背景にある映画である。ハリウッド関係者はフィクションでも、彼女は実在した女優で、26歳で生涯を終えることになった。
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ミハエル・シューマッハ | |
リーナス・トーバルズ | |
1970年 | 羽生善治 |
1970年代『ウガンダの独裁者』
『ラストキング・オブ・スコットランド』。1970年代にウガンダで独裁政治を敷いたイディ・アミンが、政権を奪取してから独裁者へとなるまでを描いた作品だ。主人公の医者の青年は架空だが、彼の壮絶な体験はいささか作り話といって切り捨てられるわけでもない。
1970年『月面着陸への道』
『アポロ13』。現代を生きる人はこのキーワードを聞いても『古い』というイメージしかよぎらない。だが、1960年から70年代の時代を生きた人からすれば、こんなにも心が躍るキーワードはない。『アポロ計画』である。
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1970年 | 三島由紀夫自決 |
1970年頃『信念の男、ダーティハリー』
『ダーティハリー』。フィクションではあるが、この時代のアメリカを名作と共に感じられる。人生には、決して曲げることが出来ない信念というものがある。
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1971年~『ペンタゴン・ペーパーズの暴露』
『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』。アメリカがベトナム戦争の際に秘密裏に画策した都合の悪い機密文書を隠蔽。『トンキン湾事件』である。しかし、その機密文書(ペンタゴンペーパーズ)を新聞社が暴いていく。正義を取るか、無難を取るか。
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1970年頃『カンボジア内戦とクメールルージュ』
『キリング・フィールド』。クメールルージュとは、この頃にあったカンボジア内戦で出現した、過激集団である。ポル・ポト政権のカンボジアでは、カンボジア各地にはキリング・フィールドと呼ばれる大量殺戮のための刑場がつくられた。これは、シドニー・シャンバーグの体験に基づく実話を映画化したものであり、そして、彼以上に地獄を体験したディス・プランはどうやって生き延びたのか。
1970年代『ラスベガスとはこうだった』
『カジノ』。1970年代アメリカ。ラスベガスにフランク・”レフティ”・ローゼンタールというカジノのボスがいた。作中では『エース』と呼ばれるこの男は、しかし、このエリアを仕切る頂点の男というわけではなかった。現実はそう漫画のようにはいかない。数々の人間の欲望が入り混じる、カオスの渦の中にいただけだ。
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1971年 | ドル・ショック |
1970年代『絆は人種を超えるか』
『タイタンズを忘れない』。教育改革によりヴァージニア州に白人黒人混合の高校が生まれる。では、そんな時代の白人と黒人の高校生とは一体どのような人間関係を作っていくのだろうか。
1972年 | ニクソン大統領、訪中する |
沖縄復帰 |
1972年『ミュンヘンオリンピック事件と暗殺部隊』
『ミュンヘン』。1972年に起きたミュンヘンオリンピック事件と、その後のイスラエル諜報特務庁(モサッド)による黒い九月に対する報復作戦を描いたスピルバーグの衝撃の一作。まるで007のように殺人を許可された暗黙の存在が、フィクション映画のように事件の当事者を追いかけ暗殺していく。
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1972年『もう一つの冷戦』
『完全なるチェックメイト』。IQ187の天才チェスプレイヤー、ボビー・フィッシャーは言った。『私は人間のエゴ(うぬぼれ)を粉々に砕く瞬間が好きだ。』そう。この話はまさにそのボビーの物語である。
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1972年『ウォーターゲート事件』
『大統領の陰謀』。1972年6月17日、首都ワシントンD.C.のウォーターゲートビルで働く警備員のフランク・ウィルズが建物のドアに奇妙なテープが貼られていることに気付き、ワシントンD.C.首都警察に通報。ウォーターゲート事件である。
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1972年『ビデオゲームの歴史始まる』
『ビデオゲーム THE MOVIE』。ドキュメンタリー映画。ビデオゲームがいつ始まったかということは意見が分かれるが、任天堂やATARIといった企業が、この世界にビデオゲームを創り出してきた。ありとあらゆるビデオゲームが登場するため、これはもう立派な一つの歴史である。
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1973年 | イチロー |
セルゲイ・ブリン | |
ファツマ・ロバ | |
港かなえ | |
ラリー・ペイジ | |
第四次中東戦争始まる |
1970年代『マンデラなき南アフリカの英雄スティーブ・ビコ』
『遠い夜明け』。ネルソン・マンデラは南アフリカの黒人代表のような偉人だ。しかし、彼は20年以上刑務所に入れられてしまっていた。では、その間の南アフリカで黒人をリードするのは誰だったのか。若くして亡くなった南アフリカの英雄スティーブ・ビコを、『マルコムX』のデンゼル・ワシントンが演じる。
1973年『世界一の大富豪に突き付けられた身代金』
『ゲティ家の身代金』。当時フォーチュン誌によって”世界一の大富豪”に認定されたゲティオイル社社長の石油王のジャン・ポール・ゲティは、孫が誘拐され身代金を請求された。しかし、彼はそれに対してどう反応しただろうか。金持ちになることと成功者になることは違う。
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1973年『脱出不可能な隔離施設で生きた人々』
『コロニア』。ピノチェト軍事独裁政権下でナチスの残党パウル・シェーファーと結びついた拷問施設「コロニア・ディグニダ」の実態を映画化。監督は幼い頃、そこで起きていたことに怒りを覚えたことが映画化を決意した理由である。
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1960~1980年代『ブラジル・ファベーラの子供たち』
『シティ・オブ・ゴッド』。1960年代から1980年代にかけてのリオデジャネイロ、実話をもとにしたブラジルのアウトローの映画である。しかし彼らはアウトローとして生きたかったわけではない。たまたまその環境に生まれついただけなのだ。中でも『ファベーラ』といったら有名なスラム街だ。そこで生き延びる為に彼らは何をしなければならなかったのか。
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1974年 | エチオピア革命で皇帝が廃位する |
1975年 | ベトナム戦争が終結する |
1974年『ハスラー誕生』
『ラリー・フリント』。ポルノ雑誌出版者・編集者のラリー・フリントの台頭と法廷闘争を描いた映画。『プレイボーイ』は有名だが、アメリカではもう一つ『ハスラー』というポルノ雑誌があった。
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表紙画の説明:米ソの冷戦は、1947~1991年まで44年続いたとされているが、実際には第二次世界大戦の最中にもその端緒となる行動があった。日本に核爆弾が落とされた理由がそれである。ソ連の介入によって焦ったアメリカが、日本を単独占領するために、急いで勝負をつけにきたのである。ベトナム戦争、朝鮮戦争、ベルリンの壁、キューバ危機、米ソは直接戦争はしないものの、一歩間違えたら核戦争が起きてしまう緊張状態が続き、世界各地にその悪影響が及んだ。
しかし、その冷戦も1989年12月2日から12月3日にかけての『マルタ会談』で話がつき、ソ連崩壊と共に終結。これは、中距離核戦力全廃条約 (INF) に調印するミハイル・ゴルバチョフとロナルド・レーガンの写真である。
スエズ運河は、第四次中東戦争が終結しエジプト・イスラエル間の関係がやや落ち着いた1975年に再開されるまでの8年間閉鎖されたままだった。
尾田栄一郎 | |
タイガー・ウッズ | |
ベッカム | |
1976年 | 毛沢東が死去する |
反アパルトヘイトデモからソウェト蜂起が起こる |
1977年『フェラーリVSマクラーレン』
『ラッシュ/プライドと友情』。F1レーサーのジェームス・ハントとニキ・ラウダの、1976年のF1世界選手権での一コマだ。『フォードVSフェラーリ』という映画があるが、さしずめこれは『フェラーリVSマクラーレン』である。
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1970年代『ラジオを持った男』
『僕はラジオ』。ジェームズ・ロバート・ケネディという男がいる。彼は妙だ。妙な動きをしていつもその辺りをうろついていた。だが、悪気はないらしい。知的障碍者のようだ。彼のような人間は『誰に出会うか』が運命を決める。
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1977年『死体になっても注目されるチャップリン』
『チャップリンからの贈りもの』。1977年、イギリスの喜劇王チャップリンはこの世を去った。彼はそのコミカルな演技でサイレント映画のスターとなり、世界中にファンを作った。地位、名誉、財産を手に入れ、人類の歴史に名を刻んだ。しかし、それだけ上に上がると『色々な人』の目が集まるものである。
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1978年 | イラン革命 |
1970年代年『エア・フランス現金強奪事件の犯人たち』
『グッドフェローズ』。1955年から80年のニューヨーク・マフィア界で生きたヘンリー・ヒルを題材としたアウトロー映画である。『グッドフェロー』の意味は『いい仲間』とかそういうことである。だがこの男たち、普通ではない。これは、実際にあったアメリカのアウトローたちの、『悪い大人の見本』である。
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1979年 | ソヴィエト連邦軍がアフガニスタンへ侵攻する |
イラン革命でパフレヴィー朝が滅亡する | |
米中国交が正常化される | |
スリーマイル島原発事故が起こる | |
魔裟斗 |
1970年代『KKKを討て!』
『ブラック・クランズマン』。1972年、それはマルコムXとキング牧師が暗殺されてから間もない時代である。そんな人種差別の真っ只中にあるアメリカで、アフリカ系アメリカ人(黒人)として初めて警察官に採用された男がいた。あろうことか、彼が担当したのがあのKKK(白人至上主義団体)の潜入捜査だ。
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1970年代『伝説のドラッグ・ディーラーとなったジョージ・ユング』
『ブロウ』。1970年代に伝説のドラッグ・ディーラーとなったジョージ・ユングの半生。『Blow』はコカインの俗語である。ジョニー・デップとペネロペ・クルスが出ているだけで絵的にも十分。
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1979年『18年間秘密にされたイラン革命の極秘ミッション』
『アルゴ』。イラン革命が沸点を迎える1979年、アメリカの要人たちは、イランから脱出しなければならなかった。だが、それは困難を極めた。誰もが無理だと言った。そこへ、ある男がCIAに現れる。果たして、彼は無事に彼らを救出できるか。それとも、目の前の恐怖に信念を折られるのか。
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イスラム教内のシーア派とスンナ派の歴史的対立や、アラブとペルシアの歴史的な対立の構図を現代に復活させた戦争。
1950年~1980年 | 1950年~1980年のアメリカ |
1950年~1990年 | アメリカニゼーション |
今後の世界 | ハートパワー |
1980年『戦場にメリークリスマスなどなかった』
『レイルウェイ 運命の旅路』。『戦場のメリークリスマス』という映画がある。あれは私も大好きな映画だ。音楽など、最高である。だが、我々はそれと併せて、この映画を観なければならない。
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1981年『ハンスト の理由とは』
『HUNGER/ハンガー 静かなる抵抗』。これは実際にあった話だ。北アイルランドがイギリスにどのような仕打ちを受けたのか。そして、その事件で踏みにじられた『人の命』は、どれくらい重いのか。彼らの生きざまと覚悟から伝わる、命の重みを見よ。
1980年以降『悪魔崇拝の実態』
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1980年頃『FBIとマフィアの暗躍』
『ブラック・スキャンダル』。マサチューセッツ州ボストン南部で活動していた犯罪組織のリーダー、ホワイティ・バルジャーの生涯を描いた映画。彼はどのようにして裏の世界で暗躍できたのか。
1980年頃~『アメリカ史上最強で最凶の副大統領』
『バイス』。2001年から大統領になったジョージ・W・ブッシュの下で副大統領を務めたディック・チェイニーの物語。テロが起きた。その時トップはどう決断すればいいか。当時のアメリカの影の支配者は彼だった。
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1980年頃『正義を取るか金を取るか』
『シビル・アクション』。1980年代にマサチューセッツ州ウーバンで起きた環境汚染に対する損害賠償訴訟に関わった弁護士ジャン・シュリクマンの活動をまとめたジョナサン・ハー原作のノンフィクションを映画化。拝金主義だった弁護士の彼が、事件を通して自分の心に違和感を覚える。
1981年『どん底から這い上がった男』
『幸せのちから』。クリス・ガードナーという実在する人物の半生を描いた作品である。その男の人生がどういうものかということは、映画を観れば分かる。映画になるような人生を生きたのだ。波乱に満ちていた。
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1983年『アラスカの猟奇殺人』
『フローズン・グラウンド』。シリアルキラーであるロバート・ハンセンが1980年代のアラスカ州で実際に起こした事件の話だ。猟奇的な人殺し、そして映画のタイトル。これが何を意味するのか。
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1983年『誘拐された大富豪とある大物アウトロー』
『ハイネケン誘拐の代償』。1983年11月に実際にあった事件、世界的なビール製造会社「ハイネケン」の経営者でオランダ屈指の大富豪フレディ・ハイネケンが誘拐された事件が題材となっている。それだけでも十分見応えがある。実話だからだ。
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1984年 | マーク・ザッカーバーグ |
1985年 | ゴルバチョフがソヴィエト連邦書記長に就任。ペレストロイカ |
1985年『余命30日など認めない』
『ダラス・バイヤーズクラブ』。「エイズで余命30日」と言われた自堕落でヤンチャなカウボーイが、葛藤しつつもその強い生きるエネルギーで闘病を続ける。
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1986年 | 本田圭佑 |
レディー・ガガ |
1986年『韓国闇の事件』
『殺人の追憶』。妙だ。妙にリアルだ。そう思った私は作品を調べた。するとこれが1980年代後半に発生し、10人の犠牲者を出した華城連続殺人事件を巡る刑事たちの話だとわかった。・・身の毛がよだつ思いだった。
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1988年『世界初のセクシャルハラスメント訴訟』
『スタンドアップ』。1988年に行なわれた世界初のセクシャルハラスメント訴訟を記したクララ・ビンガムとローラ・リーディの書籍『Class Action: The Story of Lois Jensen and the Landmark Case That Changed Sexual Harassment Law』をもとにした作品である。
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1989年 | 民主化デモを弾圧する(第二次天安門事件) |
米ソ首脳、マルタで会談冷戦終結を宣言する | |
冷戦終結で『ベルリンの壁』が崩壊する | |
中国で天安門事件発生 | |
錦織圭 |
1980年代 | 冷戦の終結 |
1980年頃~『東西冷戦下での情報戦』
『裏切りのサーカス』。イギリスとソ連の秘密情報部が、水面下で密かに、それでいて激しい衝突を起こしていた。人知れず戦う男たちがいる。ど派手な戦争だけが戦いではない。我々の平和は、真の英雄たちの『密かな仕事』の上に成り立つ。
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1984年『Facebook創始者誕生』
『ソーシャル・ネットワーク』。マーク・ザッカーバーグは、ハーバード大学在学中に大学のネットワークに無断で侵入し、学生のプロフィール写真をダウンロードして投票サイトを作るというアウトローだった。しかし、そこから始まったのだ。『Facebook』が。
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1986年『純愛の殺人者』
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1987年『金儲けに憑りつかれた男(26歳で年商49億円)』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』。アメリカ合衆国のモティベーショナル・スピーカー、元株式ブローカーであるジョーダン・ベルフォートの波乱万丈な人生を描いた、ノンフィクションコメディ映画である。彼がはまったのはお金、女、ドラッグといったあまりにも浅薄で内容がない人生だが、すべての人間の心底にわずかでもある願望である。ド派手さだけでいったら天下一品という彼の人生は、ある種清々しい。
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1989年『冷戦終結の時』
『アトミック・ブロンド』。ベルリンの壁崩壊が迫った1989年秋。ちょうどこの冷戦終結のときに陰で暗躍した、イギリスのスパイMI6のドイツ・ベルリン支部の女スパイの物語。ベルリンの壁で東西が分けられたこの時代でスパイたちはどう活躍するのか。
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1989年『ベルリンの壁崩壊に翻弄された家族』
『グッバイ、レーニン!』。ベルリンの壁というのは米ソ冷戦の象徴的なアイコンである。だから、この壁を考えるときには、背景には米ソの冷戦があり、資本主義と社会主義のどちらが正義なのかということを考える倫理的な哲学の考察を求められることになる。これは、その思想の衝突に翻弄されたある一家の物語だ。
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1990年 | 1989~2019年までの総理大臣(30年間) |
1990年 | クウェート侵攻 |
1990年 | ドイツが統一される |
ルワンダ内戦が始まる | |
ナミビアが独立 |
1991年 | 湾岸戦争が始まる |
1991年頃『シエラレオネのダイヤモンド』
『ブラッド・ダイヤモンド』。『ブラッド・ダイヤモンド』とは、紛争の資金調達のため不法に取引される、紛争ダイヤモンドである。アフリカ・シエラレオネの内戦(1991年 – 2002年)を舞台に、ブラッド・ダイヤモンドを中心としたアウトローたちの物語が展開されていく。
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1991年頃『油田が燃える湾岸戦争』
『ジャーヘッド』。クウェート侵攻に湾岸戦争。これらは同じ1991年に起こった事件である。クウェートには油田があるのが特徴で、イラクは外国に借金を返すためにこの油田を自分のものにしようとしたのだ。そして世界を巻き込む戦争に発展してしまった。これは、アメリカ海兵隊員、アンソニー・スウォフォードの湾岸戦争体験記を基にした物語である。
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ソ連内に東欧の民主化の影響が広がったことで崩壊。
南アフリカで白人と有色人種を差別する、アパルトヘイトが撤廃される。
1992年 | 多国籍軍をソマリアに派遣する |
1993年 | ドイツが解体される |
ヨーロッパ連合(EU)が成立する |
1993年 | 『欧州連合(EU)』と『新冷戦』 |
1992年『アブハジア共和国を知ってるか』
1993年『ミッキー&ディッキー』
『ザ・ファイター』。プロボクサーのミッキー・ウォードとディッキー・エクランドを描いた伝記映画である。しかし、この兄弟は中々変わった環境で生きている。陽気な兄、ディッキーは麻薬をやっているし、両親はバラバラ、大勢いる姉たちは皆、イケイケ。
1993年『3億3300万ドル』
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1993年『南米のゴッド・ファーザー』
『エスコバル 楽園の掟』。パブロ・エスコバル。それは、コロンビアの国会議員であり、慈善事業にも熱心な実業家、世界7位の大富豪。・・いや違う。それだけではない。彼の本当の顔はは世界一の麻薬王。
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1990年代『第二次世界大戦後の最悪の紛争』
『ハンティング・パーティ-CIAの陰謀-』。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の戦争犯罪人を追うアメリカ人ジャーナリストを描いた実話ベースの映画。1992年から1995年まで続いた内戦で、ボスニアの内戦とも言われ、『第二次世界大戦後の最悪の紛争』と言われる。
1994年『ナンシー・ケリガン襲撃事件』
『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』。1990年代のアメリカにトーニャ・ハーディングというフィギュアスケーターがいた。彼女はとても波乱に満ちた人生を生き、その生き方と言えば波乱に満ち過ぎであった。
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1994年 | 南アフリカ大統領にマンデラが就任する |
1990年代『ホロコーストはなかった』
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1994年『ネルソン・マンデラとラグビーチーム』
『インビクタス / 負けざる者たち』。ピンチはチャンス。この言葉の本当の意味を理解する人は多くない。多くの人が、ただ待っていればピンチがチャンスに代わると思い違いをしている。この映画と共にこの言葉の意味を再考してみよう。きっと計り知れない英知を手に入れることができるだろう。
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1994年『ルワンダ虐殺で再考する神様の存在』
『ホテル・ルワンダ』。ルワンダ虐殺というのは、あまりにも恐ろしい事件である。例えば、核爆弾で死亡した人は10~20万人で、もちろん数で人の命を考えることはできないが、この事件で死んだ人は100万人を超えるのだ。我々はエンディングの曲で思い知ることになる。歌詞から目が離せない。
1990年代『巨大権力の陰謀』
東南アジアの経済共同体にベトナムなどが加入。
1990年代『旧ユーゴスラビアの民族紛争に直面して』
1995年 | 阪神・淡路大震災 |
1996年『法律違反の恋は許されないのか』
『あるスキャンダルの覚え書き』。アメリカ合衆国で起きたメアリー・ケイ・ルトーノーの事件がモデルになっている。その事件の概要は内容に触れるので書かない方がいいだろう。それを知らなくても中々見応えのある内容だった。女性がメインの作品で男の私にそう印象付けさせるのは中々だ。特に私は多くの映画を観ているので、中途半端な内容ではそうはならない。
1996年『ジッポで財を成した男の最期』
『フォックスキャッチャー』。デュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンが起こしたある事件が映画化された。一体何が起こるのだろうか。冒頭から何かが起きそうな気配が常に漂っている。
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1996年『アトランタオリンピックの怪』
『リチャード・ジュエル』。1996年のアトランタオリンピックで爆発物を発見して多くの人命を救った英雄であるにもかかわらず、FBIやメディアに容疑者と見なされた実在の警備員リチャード・ジュエルを描いている。
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1998年 | インドとパキスタンが核実験を行う |
ケニアとタンザニアのアメリカ大使館で襲撃事件が起きる |
[黄金のアデーレ]
1998年『返して欲しい絵がある』
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1995~1998年『このニュースの出所は?』
『ニュースの天才』。これは、1998年に起きたアメリカの権威ある政治雑誌『ニュー・リパブリック』の記者スティーブン・グラスによる記事の捏造事件を描く実際にあった物語である。
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1999年『消えたピンクダイヤモンド』
『ブラッド・ダイヤモンド』。1999年、内戦が続く西アフリカのシエラレオネ。そこでのダイヤモンド採掘は、戦争の武器を用意するための大切な資金源となった。だがおかしい。最も重要なあの大粒のピンクダイヤモンドがない。
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1990年代『9.11は予測されていた』
『マーシャル・ロー』。これは1998年の映画だ、この映画の3年後2001年9月11日に実際にアメリカ同時多発テロ事件がニューヨークで発生した。ハリウッドの大物が共演したということもあるが、そういう意味で、非常に注目に値する映画である。
1999年『チェチェン紛争に巻き込まれる』
『あの日の声を探して』。時はチェチェン戦争真っ最中の1999年。戦争で両親と声を失った少年が難民キャンプで懸命に生きる姿が描かれる。実話ではないが、ロシアとチェチェンの間にあった実際の紛争を舞台にするため、物語を通して戦争の残酷さを理解することができる。
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表紙画の説明:2001年9月11日、『アメリカ同時多発テロ事件』が勃発。ニューヨークにあるワールドトレードセンター(世界貿易センター)に、ビン・ラディン率いるアルカイダがハイジャックした飛行機が衝突した。テロの原因をあえていくつか挙げるなら、
などが原因だった。この後、アメリカは『イラクに大量破壊兵器がある』と主張し、イラク戦争を引き起こすが、イラクに大量破壊兵器はなかった。このブッシュ大統領の失態についての衝撃的な映像は、『華氏911』で観ることができる。
アメリカの4か所で発生。報復にアフガニスタンへ侵攻。
2001年 | 同時多発テロ事件の原因の一つはユダヤ人なのか |
2001年 | 『アメリカ同時多発テロ事件』の原因 |
2001年『9.11が与える影響』
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』。実話ではない。しかし、『こんな人はいない』と一体誰が言えるだろうか。そういうことが、あの時起きたのだ。
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2001年『テチャン号事件』
『海にかかる霧』。さすが『パラサイト』で実力を知らしめたポン・ジュノ作品だ。私はそれを知らずして映画を観た。そして彼が『殺人の追憶』の監督というのも今知った。私は韓国映画で面白いと思うものを挙げるなら、その3つは必ず挙げたいと即断できるほどだ。
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2001年頃『タリバン政権下のアフガニスタン』
『カンダハール』。アフガニスタンのカンダハール。このエリアは何かと戦争に巻き込まれやすい宿命にある。主人公のナファスを演じたニルファー・パズィラは実際にアフガニスタンからの難民で、この作品は彼女の実体験にフィクションを交えて描かれている。
2001年頃『自爆テロを行う人間の哀しい真実』
『パラダイス・ナウ』。パレスチナ問題然り、パレスチナ(エルサレム)という場所はアブラハムの宗教(ユダヤ、キリスト、イスラム教)の人々にとって重要な場所である。サラディンが制圧して以降、1948年にユダヤ人がイスラエル国を強引に建国するまでは、分け合ってこの地で生きていた。自爆テロは、なぜ行うのか。彼らの心境は一体どういうものなのか。すべての現代人は、このエンディングで凍り付く。
2001年『タブーに切り込んだ信念の記者達』
『スポットライト 世紀のスクープ』。マサチューセッツ州のカトリック教会には、どうも怪しい気配があった。だが、キリスト教圏においてカトリック教会に切り込むのはそう簡単ではない。だが、信念の記者達が覚悟を決めて動き出す。
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2001年頃『グアンタナモ基地で拷問に遭った無実のパキスタン人』
『グアンタナモ、僕達が見た真実』。グアンタナモ基地。それはメキシコにある基地で、アメリカ軍が考えられない悪行をしてみせた場所である。だが、彼らも彼らで正義のつもりだった。職務質問をする高圧的な警察はいつ誰が見ても腹が立つが、数字上ではそれで犯罪率が減っているのである。
2001年『911以降のアメリカの対応への批判』
『華氏 911』。ジョージ・W・ブッシュは、ブッシュ大統領の息子であり、ディック・チェイニー副大統領がいなければ何もできない、ハリボテ大統領である。こんな彼が世界のトップに立つとこうなってしまう。大統領史上初、パレードの最中に生卵を投げられた『坊ちゃん』が取った、テロへの対策とは。
2001年以降『どこまでが国防か』
『ザ・レポート』。ブッシュ政権下でのCIAによる拷問と、次のオバマ政権下でのその調査を描く。911以降、臨戦態勢になって手段を択ばずに『前始末』に躍起になるのは分かるが、罪もない人間を逮捕したり、盗聴したり、行き過ぎた拷問をしたりと、アメリカはかなり荒れた手段を取り続けていた。
2002年『弱小チームを大逆転させた男』
『マネーボール』。ゲーテは言った。『人々は理解できぬことを低く見積もる』。革命を起こす人間は、いつだって強い風当たりを受けることになる。その風にびくともしない人間だけが、切り開ける道があるのだ。オークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー(GM)、ビリー・ビーンの実話を基に描かれる。
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2002年 | アフリカ連合(AU)が発足する |
2003年 | アメリカがイラク戦争を起こす |
2003年『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』
『アメリカン・スナイパー』。イラク戦争で伝説化していた、一人の天才スナイパーがいた。一撃必殺のスナイパーライフル。しかし、それだけに判断を誤ったら大問題であり、逆に一瞬判断が遅ければそれも大惨事である。果たして、男の決断は正しかったのか。この映画は、アメリカで公開された戦争映画史上最高の興行収入をたたき出した。
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2003年『地獄の時間を耐え抜いた男』
『127時間』。自転車が好きだった彼は、いつも通りのハイテンションで、自由気ままに運転を楽しんでいた。だが、それは起こった。その出来事のせいで、男は127時間という地獄の時間を過ごすことになる。何年経ってもその映像を忘れないほどの衝撃が、ここにある。
スーダンをはじめとするアフリカ各地で内戦が勃発。
2004年『運命を変えた一つの縁』
『しあわせの隠れ場所』。2009年のNFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズに指名されて入団したマイケル・オアーのエピソードに基づく実話ベースの映画である。
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2004年『命がけの爆弾処理』
『ハート・ロッカー』。イラク戦争があった2004年、『爆弾処理』という一見すると地味に見える、とんでもない仕事を請け負った男たちがいた。一歩間違えれば大惨事だ。イスラム圏で爆弾を処理するということは、命がけである。
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2004年『カルバラ・シティホール攻防戦』
『4デイズ・イン・イラク』。2004年4月ポーランド軍がイラクのど真ん中の年カルバラーに派遣される。「カルバラ・シティホール攻防戦」と呼ばれたこの戦いは、多国籍軍ポーランド部隊とシーア派民兵軍による戦闘だ。
2004年『ブッシュの大統領裏の顔』
『ニュースの真相』。CBSの人気番組『60 Minutes II』のプロデューサを務めるメアリー・メイプスの実話。ブッシュ大統領が従軍中に有利な扱いを受けていたという疑惑を追い、ブッシュに関する記録が処分されたり書き換えられたに違いないという声をもとに、真実を追求する。
2005年『後に人々が葛藤する兵下たちのジレンマ』
『ローン・サバイバー』。2005年6月、アフガニスタン山岳地帯。アメリカ軍ネイビー・シールズの彼らが取った一つの選択肢が、後に世界中の人々の頭を悩ませることになる。ハーバード大学史上最も人気が高い授業「JUSTICE」(正義)で知られる政治哲学の教授、マイケル・サンデルも注目した衝撃的なシーンとは。
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2005~2012年『非合法ポーカーゲーム』
『モリーズ・ゲーム』。モーグルでオリンピック目前だった実力者モリー・ブルームが怪我で夢を挫折。彼女は生きていくために違う道を生きる。だが、その過程で世界中のセレブを巻き込みながら、欲望に衝き動かされる。まるで、かつての夢を欲望を満たすことでごまかし続けるように。
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2006年『地雷原は地獄でしかない』
『アフガン・レポート』。2006年9月、タリバンとの戦いが泥沼化の一途をたどるアフガニスタンの山岳地帯で、パトロール中のイギリス人兵士が地雷を踏んで重傷を負った。その時代は80年代にロシア軍が撒いたものだ。地雷を食らったらもう終わりだ。
2006年『アル・ゴアの主張』
『不都合な真実』。1,2を通して温暖化や地球環境問題、例えば太陽光とかの自然エネルギーの活用を実現させて、グラフ化してプレゼンして、 わーっ と皆が盛り上がるシーンがある。だが、『クリティカルパス』という40年前の本には、この現実より遥かに先を読んだ展開の話があるのだ。
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2008年 | 北京オリンピックを開催する |
リーマンショックで経済危機が起こる |
2008~2011年『メルー峰登頂という無謀な挑戦』
『MERU/メルー』。普通の人は『富士山』の前で絶句する。だが、その先を行くとそこに立ちふさがるのはあの世界最大の山『エベレスト』だ。しかし、この世界にはまだまだ上がある。インドのヒマラヤ山脈のメルー峰である。
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2009年~『ホアキン・フェニックスの怪』
『容疑者、ホアキン・フェニックス』。主演俳優であるホアキン・フェニックスの突然にしてヒップホップアーティストに転向した2008年10月から、フェイクであった事を公表するまでの2年間の行動を描いている。
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2008年『インド分裂の余韻』
『ホテル・ムンバイ』。2008年11月26日、インドのムンバイで、それは起こった。パキスタンにいるイスラム原理主義者が若者を洗脳し、テロリズムを行ったのだ。世界の人々が集まる五つ星ホテルが狙われた理由は単純だ。世界の注目を集められるからだ。今年の映画で、ここまで一分一秒目が離せない映画はなかった。これは、10年前にインドであった、本当の出来事なのだ。
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2008年頃『世界的金融危機を予知した男たち』
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』。2008年9月15日に米国の大手投資銀行であるリーマン・ブラザーズが倒産した事を引き金に発生したサブプライムローン。多くの人々が家を失い、致命的なダメージを負った。しかし、その金融危機を事前に察知した男たちがいたのだ。
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2009年『75歳から運び屋を始めた男』
『運び屋』。気前のいい園芸家のレオ・シャープは、2009年、シナロア・カルテルの運び屋に就いた。一体なぜ麻薬を密売しなければならなかったのか。そして彼の最後はどうなってしまうのか。
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2009年『ハドソン川の奇跡』
『ハドソン川の奇跡』。命を救ったのに、疑われたパイロットがいた。飛行機が故障し、あわや大惨事となったところを、パイロットの機転でハドソン川に不時着できたのだ。しかし、世間はそうは見なかった。奇跡の裏にあった真実とは。
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2009年『ソマリアの海賊事件』
『キャプテン・フィリップス』。現代においても、まだ海賊がビジネスで行われている現状がある。彼らとてやりたくてやっているわけではない。だが、命を懸けてやらなければ自分の命がない。やらなくても食べられなくて命がない。双方命がけで行われる海賊とそこからの脱出は、成功するのか。
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2010年 | ギリシャ、経済危機が表面化する |
2010年『人間はもうここまできた』
『ドローン・オブ・ウォー』。2010年頃、ドローンを使って汗一つかかずにアフガニスタンにいる人間に甚大な被害を与えるミッションをこなしている男たちがいた。これは、そうした事実を基にした映画だ。
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2010年『レスリングに命を懸けた家族』
『ダンガル きっと、つよくなる』。ブッシュ政権下でのCIAによる拷問と、次のオバマ政権下でのその調査を描く。911以降、臨戦態勢になって手段を択ばずに『前始末』に躍起になるのは分かるが、罪もない人間を逮捕したり、盗聴したり、行き過ぎた拷問をしたりと、アメリカはかなり荒れた手段を取り続けていた。
2010年『新境地での大事故』
『バーニング・オーシャン』。2010年メキシコ湾原油流出事故がモデルとなった映画。海に大きな掘削施設を作り、海底を掘って天然ガスを掘り当てる光景がよく見られるようになった。当然、過去にはこういう光景はなかった。そして、こういう事故もなかった。これは、人間がこの世界で切り開いた新境地と、その先で起こった未だかつて見たことがない甚大な被害である。
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2010年頃『イスラム国との対立』
『エスケイプ・フロム・イラク』。IS(イスラム国)の捕虜になった女性ジャーナリストを救うため、トルコ軍特殊部隊に所属する7人の精鋭たちがイラクの山岳地帯に潜入。しかし彼らは軍人であり、その行動の範囲内に制限がある。そんな中、任務外の出来事が勃発。目の前でISの残虐行為が繰り広げられる。
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アメリカやロシア、EUの思惑が絡み合い長期化。
民主化を求める動きが広がるも、悲惨な結果に終わる。
2011年 | アラブの春 |
2011年 | 東日本大震災発生。 |
シリア内戦が本格化する | |
スーダンから南スーダンが独立する |
2011年『3.11』
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2011年『ビン・ラディン発見』
『ゼロ・ダーク・サーティ』。世界を震撼させた2001年の『9.11』。アルカイダグループ、ビン・ラディンが起こした同時多発テロ事件は、この世界にあまりにも大きな影響を与えた。果たして、彼は一体どうなったのか。まだ生きているのか。それとも。
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2013年『ボストンマラソン爆弾テロ事件の被害者』
『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』。事件によって大きなものが失われた。そして元々彼は強い人ではなかった。彼は一体どうやって立ち直っていくか。二度と元に戻らないものを抱えて。
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2013年『ボストンマラソン爆弾テロ事件を捜索した男』
『パトリオット・デイ』。先ほどの映画と一緒に観ると、2倍楽しめる映画だ。前者の彼とはまた違った角度で、この凄惨なテロ事件の実態を暴いていく。この年で一番見ごたえがあった映画だ。
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2013年『国家を揺るがす機密情報を掴んだ男』
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2013年『ヤーネルヒル火災』
『オンリー・ザ・ブレイブ』。2013年にアメリカのアリゾナ州で発生した巨大山火事「ヤーネルヒル火災」に立ち向かった精鋭消防部隊、グラナイト・マウンテン・ホットショッツの実話を基に描く。
2014年 | 中国の『一帯一路』 |
2014年 | IS、国家樹立を宣言する |
2015年 | フランス、パリ同時多発テロが起こる。 |
2015年『15時17分、パリ行きの電車に起きた真実』
『15時17分、パリ行き』。2015年8月21日に高速鉄道タリス内で発生したタリス銃乱射事件と事件に立ち向かった3人の若者を描く。青年は昔、出来損ないだった。だが、人生を平和の役に立てたいと、いつも思っていた。テロに直面した彼が取った行動とは。
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2015年『イギリス史上最長在位の君主』
『エリザベス2世 知られざる女王の素顔』。2020年現在も英国の女王を務め、2015年9月9日には在位期間が63年と216日となり、ハノーヴァー朝第6代で『大英帝国全盛期』のヴィクトリア女王を抜いてイギリス史上最長在位の君主となったエリザベス2世のドキュメンタリー映画。
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債務問題や難民問題など多くの問題が発生。
2016年『とあるセクハラスキャンダル』
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2017年 | 共和党のトランプ、大統領に就任する |
自衛隊が南スーダンから撤退する |
2017年頃『イスラム国の残虐』
『ラッカは静かに虐殺されている』。ラッカの戦いにおけるシリアの市民ジャーナリストのグループRBSS(Raqqa is Being Slaughtered Silently、「ラッカは静かに虐殺されている」の意)についての2017年のアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。ISISの過激な活動エリアであるシリアのラッカにおいて、モザイクなしでは流せない衝撃的な映像が流れる。
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2019年~ | パクス・アメリカーナはいつまで続くのか |
2019年『ブラックホールの撮影に成功』
2019年~ | 昭和、平成、そして『令和』へ |
2020年 | イギリスがEUを離脱した最初の加盟国となる |
2020年 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行 |
2022年『イギリスがEU(欧州連合)を離脱』
『ブレグジットEU離脱』。イギリスの歴史にとって非常に重要なワンシーン。歴史映画としても重要な作品だ。イギリスのEU離脱(ブレグジット)の是非を問う2016年の国民投票の背後で「離脱派」の投票キャンペーンを指揮した選挙参謀ドミニク・カミングスがどのようにして国民投票を攻略したのかを描いている。
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2022年『パンデミックの狂気』
『ロックダウン』。コロナ問題を扱った映画で、コロナ禍の最中に撮影している歴史的な映画。内容自体は現実世界同様に閉鎖的かつ閉塞的な息苦しさがあるが、まさにそれこそがコロナ禍の問題とも言える現実だった。
2022年 | ロシアのウクライナ侵攻 |
はるかに遠い未来。人類が生きているかどうかは分からない。しかし、膨大な時間の規模と、広漠としたこの宇宙の規模を考えるということは、今を生きる人間の人生に少なからず、力強い影響を与える。
もし今日太陽が燃え尽きたとしても、あと100万年は輝き続ける。『余熱』のようなイメージで、太陽の内部にあるエネルギーがそれくらいの時間輝き続ける。
1グーゴルとは、10の100乗(1に0が100個ついた数)であり、数の単位。9999兆年後よりもはるかに遠い未来のことである。『宇宙の熱死』とは、すべての星々が燃え尽きること。宇宙自体がとても遠くまで広がっていき、物が動くためのエネルギーがなくなり、時間も止まり、星々も消え、何もかもが消滅するということ。我々の人生はあまりにも儚い。だが、『儚いからこそ尊い価値がある』のだ。
全宇宙に通用する話 | 『神』とは?アインシュタインも辿り着いた答え |
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