名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
微動だにしないところと、柔軟に対応するところと、その両面を意識して備えることは、実は非常に重要である。多くの偉人たちが口を揃えてそう言うからだ。
日本生命中興の祖、弘世現は言う。
映画監督、小津安二郎もこう言っている。
頑固と頑迷は違う。頑固とした意志を持ち、頑迷さによって失墜、淘汰されないように留意するべし。『不易流行』とは変えるべきところは変え、変えないべきところは変えないという教え、戒め、心構え、教訓である。人間の第一線を走る人間達が、こうも口を揃える不易流行の極意。これは一つ、覚えておいた方が良い。
例えば、ある職人が自分の仕事に誇りを持って生きていた。しかし、時代の流れ的に、そのような仕事が社会の役に立たなくなった。
ではそんなとき、その職人は一体どういう態度を取ればいいだろうか。今までのように、
と言って、頑迷にそこから動かないことが美しいのだろうか。松下幸之助の著書『道をひらく』にはこうある。
自分の仕事
どんな仕事でも、それが世の中に必要なればこそ成り立つので、世の中の人々が求めているのでなければ、その仕事は成り立つものではない。人々が街で手軽に靴を磨きたいと思えばこそ、靴磨きの商売も成り立つので、さもなければ靴磨きの仕事は生まれもしないであろう。だから、自分の仕事は、自分がやっている自分の仕事だと思うのはとんでもないことで、ほんとうは世の中にやらせてもらっている世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。
自分の仕事をああもしたい、こうもしたいとおもうのは、その人に熱意があればこそで、まことに結構なことだが、自分の仕事は世の中の仕事であるということを忘れたら、それはとらわれた野心となり小さな自己満足となる。仕事が伸びるか伸びないかは、世の中がきめてくれる。世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばしてゆけばよい。大切なことは、世の中にやらせてもらっているこの仕事を、誠実に謙虚に、そして熱心にやることである。世の中の求めに、精一杯こたえることである。
こうした考え方を持つことこそが、真理なのである。年が終わりに近ければ違う話もできるが、人生半ばというときにそうした流れに直面した場合は、真理から目を逸らさないことが生きていくための知恵である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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