名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『どんなに完備した組織を作り、新しい手法を導入しても、それを活かす人を得なければ成果も上がらず、企業の使命も果たせない。企業が社会に貢献しつつ、自らも隆々と発展していけるかどうかは、一にかかって人にある。』
『会社』という歯車を回しているのは、人だ。当然、人なのだ。ロボットではない。例えそれに近いものだとしても、それを運営、管理しているのは人だ。実に簡単な話だ。ベルトコンベアがある。最新のその機械を導入したのだ。数億という規模のお金を使った。それで大量生産し、『規模の経済』を狙って、売り上げを大幅に上げるのが目的だ。
しかし、その機械を扱う人間が手を抜いた。それによって、超高性能の機械が見落とした『漏れ』が、そのままパッケージに入れられ、その『不良品』は客の元へと届けられた。その際、異物混入や、食中毒を引き起こすようなことになれば、一大事だ。いや、一大事というレベルではない。下手をすれば、倒産だ。『利』を追った。すると、『義』が軽くなった。
孔子の教え、
『義利合一』を守れない人や企業は、必ず淘汰される。長野県の伊那市に『伊那食品工業』という企業がある。何とこの会社、実に50年以上の間、右肩上がりで黒字を出す優良企業で、地道にコツコツと、企業の発展と繁栄の為に、尽力してきた。しかしこの会社も、一時は『膨張』に目が眩む方向に傾きかけたときがあった。しかし、社長は断固としてその道を拒絶したのだ。
『それをすると確かに大きなシェアを取れるかもしれない。だが、肝心の本店はどうなる。身の回りの人に支えられたからこそこれまでやってこれたというのに、それであるいは、生産に支障が出るようなことになれば、本来のお客さんも悲しませる結果を招いてしまうかもしれない。それだけではない。大量生産で味が落ちた商品を、全国に展開することになる。それでは本末転倒だ。身分不相応なことに手を出してはならない。』
この考え方がいかに優れたものであるかどうかは、その業績、そして世界のトヨタの会長、社長が視察に訪れたという事実を考えても、浮き彫りになるだおる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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