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ディルタイ『信頼は相手の為に払った犠牲の質と量に比例する。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

私が今勉強をしている分野で考えてみよう。今、Googleを筆頭とする検索エンジンの対策、SEO(検索エンジン最適化)業界では、『セリング(押し売り)』ではなく、『インフォメーション(有意義な情報)』の提供が求められている。見るに堪えないアフィリエイト広告や、詐欺的な悪質サイトが乱立し、SEOのアルゴリズム(審査基準)の網をくぐるスパム業者の存在も、この問題に大きく関わっている。

 

SEO

 

本来、『有意義な情報を提供する』というGoogleの理念だけで考えても、『セリング』よりは『インフォメーション』に徹した方がわかりやすいだろう。それに、検索するユーザーのおよそ80%が、実は『インフォメーション系の検索』をしていることもわかっている。

 

『お風呂 掃除 方法』などだ。

 

こういう『インフォメーション』系のWebサイトを作成することで、ユーザーにもGoogleにも好まれることになり、結果的に上位表示しやすくなり、アクセスが集まりやすくなるというわけだ。

 

だが、それでは売り上げを上げるのが難しそうだ。やはり短絡的に考えれば、『セリング』ページの方が手っ取り早く売り上げに繋げられる。しかし、SEOという集客手段は元々長期的な集客方法なのである。ユーザーに有意義な情報を提供し続ければ、いつか必ず、つまりディルタイ曰く、信頼を勝ち得て、そしてそれが自らの利益にも繋がるということだ。

 

そもそも短期的な広告はリスティング広告の枠がある。だがそれは『チラシ』同様、=信頼に繋がるとは限らない。以前有名な女優がCMに起用され、キャッチフレーズまで真似された『ある商品』があったが、その後その商品に対する『被害者の会』が立ちあげられた。『演出』によっていくら短期的に売り上げを得ても、それは=信頼を勝ち得たということにはならない。

 

追記:2017年4月。この記事から更に数年が経ったが、Googleの検索エンジンは、ここで書いた方向からいまだに方向転換をしていない。つまり、ユーザーに価値を与える良質なサイトが評価を上げ、『自分本位なWebサイト』が次々と淘汰されているのだ。

 

コンテンツ

 

2016年はDeNAの『Welq問題』が世間を騒がせたが、その影響もあって、Googleは更に『質の良いコンテンツ』を重視するようになった。『Welq』らの場合は、自分たちの利益を優先し、『肩こりは幽霊のせい』などといった、嘘八百を並べ立てたコンテンツを大量生産し、ユーザーからの信頼を失った。

 

そして、38億円以上の損失を出し、運営していた全てのサイトの質の低いページを削除することになるなどの、ツケを払った。この件を通してもう一度ディルタイの言葉を考えてみると、更に奥が深くなるだろう。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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