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リンカーン『人間は、たとえ相手が自分の一番関心のある目標に導いてくれる指導者であっても、自分の気持ちを理解してくれない者には、ついて行かない。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

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考察

例えば野球やサッカーやバスケットボールという種目があって、それぞれ、それを本当に好きな少年がいて、各人、チームに入って、コーチに指導を乞う。

 

 

そんな事ひとつで考えたとしても、普通、傲慢不遜で越権的なコーチの意見なら、『ついて行きたい』と思うことは無いだろう。辞めて違うチームに入ることを検討することもある。

 

『傲慢不遜』と言っている時点で、自分本位である。自分以外の事は何も考えていない。つまり他人の気持ちなど考慮しない。自分のやり方が正しく、実際にそれで結果を出していることも手伝って、益々その高慢な態度は加速する一方だ。そんなコーチを(利用してやる)という人間はいても、『ついて行きたい』と思う生徒はいない。

 

だが、そこに『考慮された上での高圧的な態度』があるのであれば、それは、そうはならない。つまり『ついて行きたい』という生徒が現れることになる。

 

恩師は言った。

『わかっちゃいるけど、わかっちゃいけない。』

 

世の中にはいろいろな人がいる。それぞれの環境に多様性があり、差異がある。ある人は、親から虐待を受けていたり、ある人は虐め、ある人は両親の離婚で貧乏な生活を強いられる人もいる。病気を患う人もいる。傷つきやすい人もいる。そんな多様性の中で我々は生きていて、それをまず大前提として『知っているコーチ』なら、コーチ(指導者)の名に相応しいのである。

 

そのうえで、恩師の言う様に、

『お前の気持ちはわかる。わかるが、だからといって何をしても許されるということにはならない。』

 

と言って、時には上から圧迫して押さえつけることが、『教育』になる場合もあるのだ。それなら、『考慮された上での高圧的な態度』になる。それだったらいい。そこには『愛』がある。愛がある人の背中は、大きい。大きい背中を見ると人は、寄りかかりたくなるし、追い越したくなる。どちらにせよ、ついて行きたいと思うことになる。

 

マラソンのQちゃんこと、高橋尚子選手をコーチした、小出監督はこう言った。

『確かに、僕の指導法は非常識かもしれない。十人いたら、その十人全員の指導法が違う。でもね、常識を守った延長線上に、勝利がない事も確かだがね。』

 

どちらにせよ非凡な教育者とは、凡庸であってはならない。傲慢不遜に陥り、上司になって越権的になるのは凡庸である。

 

傲慢不遜

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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