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考察
『寛容であるということは、他者の行動や気持ちに無関心でいるということではありません。そこには理解と共感がなければなりません。最も大切なのは、個人に対する、社会や国家の寛容さです。』
例えば、『宗教の多様性』だ。その問題をどうするかが、まずドンと重くのしかかる。それを『援用』した人間(?)が、テロリズムを行って、殺人を繰り広げる。だが、『世界がわかる宗教社会学入門』にはこうある。
宗教には、テロリズムのイメージがある。宗教とテロは関係性が強いのか。これはもちろん誤解で、実際はテロリストが宗教を口実にしているだけ。
『テロ』を行う人間に、『人間』も『宗教家』もいない。そこにいるのは単なる『テロリスト』なのである。そう考えると、『宗教の多様性』は正当化されるが、しかし同時に、それを正当化しているからこそ、テロリストが現れた事実もある。『事実を援用』し、『曲解』したからだ。
ニーチェはこう言い、
アメリカの作家、ディキンソンはこう言った。
だとしたらここに『多様性』などあっていいのかどうか、首をかしげざるを得ない。しかし『寛容』である為には、これらについて『見て見ぬフリをする』ということも、『シャットアウトする(人間として認めない)』ということもせず、こうして彼らの『動機』について洞察し、相手の立場に立って考えてみることで、そのうえで、『いや、単なるテロリストだ。』とか、『それは聖戦である。』と言った、意見を持つ必要がある。
企業が、イスラム圏にビジネスを展開する時、彼らの信仰心をないがしろにしないよう、祈りの時間を確保する発想は、ダイバーシティ(多様性)がある。もっともそこにあるのは『ビジネス』という『利益の確保が狙い』という要素が影響している可能性はあるが、それでも、そうした考え方で、ダイバーシティを意識した世の中を構築する発想は、『必要』である。だが、『重要』かどうかはわからない。
しかし、ブッダは言っている。
『天上天下唯我独尊』だと。それは、この世に自分という存在は、たった一人しかいない、唯一無二の人生を、悔いなく生きるべし、という意味なのである。
だとしたら、ダイバーシティが生まれるのは必然である。個々各人がそれを大事にしていけばいい。『個性』だ。だが、その『個性』を大事にした人間の中に、『戦争』に繋がるような、一切の不正行為を、『不正』だと思っていない思想を持って現れる人間がいたらどうだろうか。それも『ダイバーシティの一つ』なのだろうか。『容認』していいのだろうか。ここで言う、『寛容』とは、そんな人間をも認めるということになるのだろうか。
百歩譲って、認めるとしよう。しかし、例えばその人物に殺された人間がいたとしたら、その遺族がいる。その遺族は、その人物を許さないだろう。断じて、許すことはできないだろう。それも、ダイバーシティ(多様性)の一つなのだろうか。わかっているのは、見て見ぬフリをすることが寛容ではない、ということだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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