Contents|目次

宮本武蔵『「崩れ」ということはなにごとにもあるものである。その家が崩れる、身が崩れる、敵が崩れるというのも、時機にあたり、拍子違いになって崩れるのである。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

偉人

ふむ…。

運営者

考察

『「崩れ」ということはなにごとにもあるものである。その家が崩れる、身が崩れる、敵が崩れるというのも、時機にあたり、拍子違いになって崩れるのである。合戦においても敵が崩れる拍子をとらえて、その機を逃がさないように追い立てることが肝要である。崩れるときの呼吸を逃せば、敵が立ち直ることがあろう。』

 

例えば、タイガー・ウッズイチローといった超一流選手が、あれほどまでに努力を重ねているのに、土壇場になってプレイに乱れが出てしまうことがあるのはなぜか。権威ある脳科学者、池谷裕二氏の著書『単純な脳、複雑な「私」』にはこうある。

たとえ同じ場所、同じ距離、同じクラブと、全てを同じ条件して打ったとしても、なぜかうまくいくときと、いかないときがあるんだ。それはなぜかって話。(中略)では、その握力の強弱は、何によって決まるのか、というのがこの論文。結論から言うと、それは『脳の揺らぎ』で決まる。(中略)──ゆらぎ。そう。回路の内部には自発活動があって、回路状態がふらふらとゆらいでいる。そして『入力』刺激を受けた回路は、その瞬間の『ゆらぎ』を取り込みつつ、『出力』している。つまり、『入力+ゆらぎ=出力』という計算を行うのが脳なんだ。となると『いつ入力が来るか』が、ものすごく大切だとも言えるよね。だって、その瞬間のゆらぎによって応答が決まってしまうんだから。結局、脳の出力はタイミングの問題になってくる。

 

この『揺らぎ』が、ここでいう『崩れ』と極めて似た現象である。『波』や『揺らぎ』は、逆らうものではなく、突いて、乗って、力を利用するものである。それに逆らえば、機を見失い、飲み込まれるか、淘汰されるだろう。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

アルフレッド・テニソン『希望こそが人間をつくる。大いなる希望を持ちなさい。』 ヴォーヴナルグ『格言は、哲学者たちの機知のほとばしりである。証明のいる箴言は、表現の下手な箴言である。箴言は書き手の心を暴露する。』 フロスト『愛すべきものを愛し、憎むべきものを憎みなさい。この違いを見分けるには、頭が必要になる。』

 

関連する『黄金律

『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』

同じ人物の名言一覧

宮本武蔵の名言・格言一覧