土光敏夫『行動となって現れないような思考は無用であり、時には有害でさえある。』
日本の実業家 土光敏夫
『机上の空論』では『絵に描いた餅』と同じだ。
世界のスズキ、鈴木修会長は言った。
あるいは、小説家、田山花袋は言った。
『何でも空想で考えず、物に当たって活発にやるがよい。その時に出てくる知恵は、空想でこねまわしたものより、ぐっと生々している。』
失敗を恐れた評論家気取りもダメ。
旭化成中興の祖、宮崎輝は言った。
『一番ダメなのは新しい仕事に反対ばかりしてチャレンジしない人。そしてその仕事が失敗したら、それみたことかと批判するのもダメ人間の典型である。』
あるいは、ユニクロことファーストリテイリング社長の柳井正に言わせてみても、『一勝九敗』。柳井正がユニクロという勝利を勝ち取るまでには実に多くの失敗の積み重ねが無ければあり得なかったわけだが、彼曰く、『負けを知らないということは、それだけ挑戦していない証拠だ』と言うのである。
ゲーテは言った。
『思索なんかする奴は、枯野原で悪霊にぐるぐる引きまわされている動物みたいなものです。その外回りには美しい緑の牧場があるのに。』
あるいはこうも言った。
『長い間考えこんでいるものが、いつも最良のものを選ぶとはかぎらぬ。』
まずは行動しなければ。いつまでその無限に湧いてくる『やらない言い訳』を容認しているのだ。まずやるべきなのは、それが吹きだす『穴』をふさぐことだ。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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5.『偶然に期待する人間は、支配される。』
偶然などない。その主体性を持つ人間が支配する。
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土光敏夫『行動となって現れないような思考は無用であり、時には有害でさえある。』