名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
私の人生のテーマと極めて関係の深い言葉だ。もっと言えば、これは『克つ』と書く。『克己心』である。『克服』という字にも、この『克つ』と『服従させる』の二つの文字が入っている。つまり、『支配する』のだ。己を支配する心。それが、克己心である。私がこれに対する意識が強化されたのは、武道を通してだった。剣道であり、ボクシングだ。そういう風に、やはり自分の心が目に見えて困憊しているとき、肩でゼエゼエと息をしたいのを我慢して、腹式呼吸で荒れ切った息を整える。
これは容易ではないが、この自己支配によって得られる恩恵は甚大である。それに、実は『敵』など外にはいないのだ。いたと思っても、それはただの『対戦相手』か、そうでなければ自分とは異質なものなだけ。ボクシングの世界では、数キロ体重が違うだけで階級が変わり、その戦いはフェア(公平)じゃなくなる。だとしたら、公平に戦う相手こそが、敵となる。
では、人間にとって『公平な相手』とは誰になるのだろうか。ボクシングの様に、体重が揃っていても、腕の長さや、それぞれの特性が違う時点で、それは既に『フェア』ではない。体重が揃っているだけだ。全く同じでなければならない。だとしたら、誰が当てはまるのだろうか。それはこの世に一人しかいないだろう。それこそが『自分』である。
逆に言えば、自分以外の存在を倒したところで、その勝負の公平性について、首をかしげざるを得ない。まさか、生まれてすぐに死んだ者に対し、(あいつには勝った)と思っているわけではあるまい。その時点で既に、(自分に)負けているのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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