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考察
『人類』と言ってしまっている時点で、『人間崇高主義』だ。『全ての人達の平和』と言っている時点で、人間崇高主義なのだ。『全ての森羅万象が公明正大であるべきだ』と言わなければならない。そうじゃなければ、人間崇高主義だ。これを受けて、『自分の最愛の子供を愛して何が悪いんだ』と考えるのは、いかにも人間である。
私は、実に30年間という期間、親からクリスチャンであることを強要され、宗教を嫌と言うほど憎み、苦しみ、数えきれない葛藤をしたのち、『四聖』に数えられる、
孔子、
ブッダ、
キリストと向き合って、
彼らの教えの真髄の何たるかを見た。
フランスの小説家、プレヴォは言った。
私が彼らの教えで見たのは『戒め』である。しかし、プレヴォの言う通り、蔓延していたのは『慰め』である。それも、家族に対する慰め。死んだ人間に対する慰め。自分に対する慰め。つまり、人間に対する慰めだったのである。それぞれが、宗教を『援用(都合の良い様に解釈)し、『生きる糧』という名目を盾に、自らを慰めるツールとして、宗教を『乱用』した。
その結果が、テロだ。戦争だ。環境破壊だ。確執だ。軋轢、暴走、不和、強要、その全ての『人為的な負の要素』は、人間が、人間本位に生きているという、何よりの証拠なのである。
宮崎駿は言った。
今は、人間の都合のいいものだけが自然だと思われています。蚊やハエは要らないものだから自然ではない。殺したって構わないんです。でも、そのような人間中心主義的な考えは根本的に間違いだと思います。人も獣も木々も水も、皆等しく生きる価値を持っている。
確かに、『害虫』を駆除しなければ、『天敵』を倒さなければ、自分という主体の存続は危ぶまれる。『慰め』られて、明日を生きる活力を見出すこともあるだろう。それで救われた命も、数えきれないほどあるだろう。私だってそのうちの一人だ。だが、その発想の延長線上に何があるかということぐらい、この長い人間の歴史の中だけでも、我々は嫌と言うほど見てきているはずだ。『慰め』、『多様性』、これに対する真偽は疑わしい。
だが、これが『戒め』であれば違う。もし『戒めという一本の筋』が通っていることを教えることが、宗教の本質だと言うのなら、宗教をかつて死ぬほど憎んだ私も、その存在を心底から納得することが出来るのだ。
ヴォルテールは言った。
しかし人間は、神ではなく、人間である。それ以上でも以下でもない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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