名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『「足ることを知る」という教えは、一個人の私に適している場合はあるかもしれないが、国としては、千万年の間に一日たりとも満足の日があってはならない。多欲多情ますます足らないことに不満を持って、一心不乱に前進することこそ国の栄える基である。』
ブッダはこう言っている。
ソクラテスならこうだ。
この二人の偉人の言葉と照らし合わせて考えても、福沢諭吉の言葉は、廃れることは無い。廃れる場合は、こういう言い回しのときだ。
『「足ることを知る」という教えは、一個人であるお前には適しているかもしれないが、それを周りの人間に押し付けるな。それに俺はお前とは違うんだ。才能のある人間の足を引っ張るな。お前はそれで十分だろうが、俺は違う。どうせ死ぬんだ。贅の限りを尽くして死ぬのさ。弱肉強食だよ。』
どちらも、『一個人の足るを知る態度』を戒めていて同じように見えるが、実際には全然違う。福沢諭吉の場合は、別に『戒めて』ない。むしろ、その教えを認めている。しかし、例えば一人一人がそういう仙人のような態度を取り、では、街中で人が倒れていたとしよう。病や、金欠、事故、事件、様々な問題が起こるとしよう。まさかそれが『起きない』と言うわけではあるまい。『起きる』のが『国の規模』だ。
そんな時、自分だけがそういう『私は満ち足りているからいいんだ。これ以上欲しない。』という態度でいるのは、いささか人間の在るべき態度として、首をかしげざるを得ない。
『何とかして、この現状をもっとよくしなければ。あそこを補強し、あの人を手助けし、しかし甘やかさず厳しく教育し、心身共に鍛えられて、強い国家になれば、世界の見本となり、その立居振舞が世界に与える影響も大きい。ひいては、それが世界平和に大きく貢献することまで考えれば、一日たりとも現状に満足する日などあってはならない。そうでもしなければ、世界平和など永遠に来ない。それを実現させる為に奮闘することこそ、人間の使命なのである。』
この考え方こそ、人間の模範である
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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