名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『フリースブームというものがありました。爆発的なヒットになりました。ただ、そこでマスの一員になったらダメです。成功の復讐があります。ブームになると、終わったとなる。次の世代に行かなければならない。』
『マス』とは『群衆、群れ、集団、大勢の人』とう意味だが、つまり多くの人は、爆発的なヒットを自分の生来の実力だと過信し、(ようやく実ったか)という安堵の心と共に慢心し、盲目的になる。そして気づけば傲慢不遜に陥っていしまうのだ。こういう人間を、今の現代日本人なら、何度も目にしているはずである。
『一発芸人』だ。
彼らの中にはもちろん謙虚な人間もいるだろうが、しかし往々にしては、今まで積み重ねて来た下積み時代の苦労も手伝って、(ようやく報われた)と言わんばかりに、力を過信し、慢心に陥る。そして、一時的な膨張のエネルギーが枯渇したと同時に淘汰され、慢心していればいるほど、枯渇したその後のやる気が失われ、やがて、かつての栄光も見る影を失くしてしまう。
多くの人が(わかる。わかるよその気持ち)と思うかもしれないが、そういう私情は命取りになる場合が多い。特にダメなのは、(これまで大変な思いをしてきたんですから、もういいですよね)という方向の話をして、人々の同情を誘い、さも自分が報われるべきだという、エゴを強要してくる人間。こういう人間は、ほぼ例外なく失墜している。
こういう人間は、仕事が偶然うまくいったとき、(エゴが満たされた)と勘違いをする。つまり、(自分が認められた)と思う訳で、しかし実際は、『自分』という人間の主体というより、芸人で言うなら『ネタ』を含めた『ホールプロダクト』が上手くハマっただけなのだ。それが『過信』だと言っているのであり、柳井正は、『それではマスの一員だ』と言う訳である。
何かがハマれば『ラッキー』程度に考えて、次の瞬間には既にその後に当てる製品やサービスについて、頭を回転させた方が良い。その為のリソースが手に入った、という程度に抑えておくべきだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
ジョルジュ・クールトリーヌ『青春期を何もしないで過ごすよりは、青春期を浪費する方がましである。』 ドイツの諺『年をとってから暖まりたいものは、若いうちに暖炉を作っておかなければならない。』 ベートーヴェン『自分の誤りを認めなければならないことほど耐えがたいものはない。』
関連する『黄金律』
『流動変化が避けられないことを知っているかどうかは、人間の運命を大きく変える。』