名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『棹(さお)す』というのは、同調するということだ。大勢の意見に流されない人が、大勢の人から浮いてしまうのは当然だ。キリストやソクラテスなどは、それで殺されてしまった。彼らを殺した大衆は、『情に棹した』のだ。人間の感情に流された。負の感情に、歪曲した私情に。
信念を持てば周囲から浮き、信念を持たなければ我を見失う。それでは一体、どのようにしてこの世を生きていけばいいのだろうか。
エレノア・ルーズベルト元大統領夫人は言う。
つまり『住みにくい』という言葉に込められているのは、全てが自分の思い通りにはならないということを、知るということのように見受けられる。これが『住みやすい』だとしたら、『自分の都合のいいように回っていくのが人生だ』というメッセージにも聞こえるわけで、それは真理ではない。それゆえ、そうしてしまえばたちまちこの言葉の威厳は損なわれていくだろう。
これはただ、淡々と事実を言っている。それを『嘆いている』と捉えるか、『英知を教えてくれている』と捉えるかで、この言葉から得られる恩恵の大きさは雲泥の差が開くことになる。
当然、『英知を教えてくれている』のだ。この世というものが、まず『そういうものだ』と知ることは、人間の運命に大きな影響を与える。過度に期待し、人間を過信し、虚像を盲信するからこそ、この世に怒りを覚えるのだ。この言葉から得られる英知は、ブッダが説いた『執着を捨てる』という悟りの境地に似ている。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
伊藤仁斎『我よく人を愛すれば、人また我を愛す。』 アダム・スミス『大同のそばでひなたぼっこをしている乞食の有する安心感は、もろもろの王様が欲しても得られないものである。』 吉行淳之介『汚れるのが厭ならば、生きることをやめなくてはならない。生きているのに汚れていないつもりならば、それは鈍感である。』
関連する『黄金律』
『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』