トーマス・フラー『世界は登るものと降るものの一つのはしごである。』
イギリスの神学者 トーマス・フラー
名言の意味を考えて、偉人の知恵を自分のものにしよう!
考察
まず、階段の様な、はしごの様な、そういう物を想像してみる。
天まで届いていそうな、際限のない階段だ。そして見落としてはいけないのは、際限がないのは、何も『上』だけではないということ。
上を天国、下を地獄と名付けてもいいが、別にそのネーミングにこだわる必要はない。しかし、イメージとしてはそのようなイメージで、上を白、下を黒と考えて、まず間違いない。上が光、下が闇だ。
別に、どの方向に行こうとその人間の勝手だ。登ったところで、降りたところで、不老不死になることは出来ない。どんな道を選択したって、人は必ず死ぬのだ。
ここで見たいのは、
藤木と山田
ネガティブブラックホール&ポジティブビッグバン
この記事だ。
上に登って人格者となり、人を導き、愛され、あるいは大金を掴み、酒池肉林を謳歌して、あるいは世界に貢献する。
下に降りて廃人と化し、闇に心を覆われ、支配され、あるいは悪の道に染まり、人の道を踏み外し、絶望の闇に堕ちる。
そのどちらの選択肢を選んでも、人は必ず死ぬのだ。そう考えると、人間とはとても不思議な生き物である。
その他の生命は、ただただ自分の命を全うし、生き抜くだけなのだ。人間の様に『上』や『下』という概念がないから、当然、そのような階段やはしごが存在しない。
古代ギリシャ三大悲劇詩人、ソフォクレスは言った。
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著者:一瀬雄治(Yuji ichise.)
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