名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『ミスター・ビーン』でお馴染みの、ローワン・アトキンソンは言った。
ここにも書いたが、宗教、殺人、差別、麻薬、隠蔽、そもそも、この世にこういう笑えない理不尽な出来事があること自体が、間違っている。信念あるコメディアンは、ただその憂うべく状況を、 笑いに変えて中和する、粋な役を買って出ているだけなのだ。彼らがいなければ、この世はもっと深刻で、 混沌の闇に心を覆われ、曇りきった表情をしてみせる人々で、 埋め尽くされているだろう。
では、他の動物はどうだろうか。笑っていないのだろうか。いや、笑っている。例えば『猿』だ。しかし、猿が笑うのは『愛想笑い』だと言われている。
茂みで何やら音がした。猿は敵だと思って、牙をむいて叫び、威嚇した。しかし、茂みから出てきたのは、仲間だった。その時、猿はその威嚇用に作った顔をすぐに変えられないので、歪めて『愛想笑い』に変えて、その場を収めた。
だが、猿が何かジョークか何かを言って、あるいはコントをして、大騒ぎすることはあるだろうか。いや、それは無い。人間に最も近い猿とて、そんな『笑い』が限界である。では、人間は本当に『地球上で一番苦しんでいる動物』なのだろうか。
私は動物やネイチャーのドキュメント映画もよく見るが、虫も、動物も、皆同じように過酷な運命を強いられ、その中で一生懸命生きようとし、命を繋いでいる。中には、子供を産んだ瞬間に命を落とすタコもいるのだ。生まれてすぐに天敵に食べられてしまう命もある。
それなのに、どうして『人間が地球で一番苦しんでいる』のだろうか。それを裏打ちできる事実があるとしたら、それは『心』である。私は10代の頃、よく『ガラスのハート』と言われるぐらい、繊細な心で仲間内からは有名だった。ちょっとしたことで傷つく。とても心が苦しくなって、動けなくなる。それだけじゃなく、私は『複雑な思考回路』を持っているのだ。
- 繊細な心×複雑な思考回路
これだけでも私が実感する体感は、そうじゃない人に比べて群を抜く。しかし、とどめを刺したのは私にあったもう一つの資質、『高いプライド』だった。
- 繊細な心×複雑な思考回路×高いプライド
ここまで条件が揃ったら、正直世の中『敵だらけ』だ。一歩歩けば足を怪我する。私にとって人生を生きるということは、そういうことだった。だから私の周りには、いつも『笑い』があった。お笑い番組は全部見ていることなど当然で、ゲームや酒や、夜遊びやスポーツ、どんちゃん騒いで朝まで飲んで、冗談を言って人をいじって、誕生会を毎月の様に繰り返しては、常に笑顔が私の周りにあるように、画策した。
それはもちろん、無意識だった。その当時は別に、意識的に『画策』などということでやっているわけではなかった。だが、根本を穿り返して分析すれば、ニーチェの言う通りだったのだ。
私が10代から長らくとっていた行動は、私にとって『現実逃避』でもあり、『生きる活力』でもあった。今では考え方が違う。なぜなら私は今、『地球上で一番苦しんでいる』と思っていないからだ。しかし笑うことは今でも、大好きだ。それはこれからも一生、変わらないだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
『38の黄金律』へ
名言一覧
Pickup名言
名言AI
ミケランジェロ『やる価値のあることなら、たとえ最初は下手であっても、やる価値がある。』 トーマス・フラー『逆境における仲間は、苦難を軽くする。』 ホラティウス『汝の力に余る重荷を汝の肩に載せるな。』