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ラッセル『私は、どんなに前途が多難であろうとも、人類史のもっともよき部分が未来にあって、過去にないことを確信している。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

マイケル・サンデルは言った。

 

そこに書いた、『国家における公的謝罪の難しさ』を考えた時、つまり『過去の日本人やナチス等が戦争でしてしまった不祥事』ということだが、それを考えた時、『それらは過去の先人たちのやったことだから、自分達には責任はない』と考えるのが、ここで言う『道徳的個人主義者』ということになるわけだ。

 

また、その記事にはこう書いた。

『財産の相続放棄』という考え方や、『法の不遡及』という考え方があることを考えても、人間というものは、どこか『過去と現在』を切り離して考えているところや、常に前へ前へと進んでいる傾向があって、ということは、『常に過去は間違っている』ことを暗に認めていることにもなるわけだ。

 

それらを考えた時、その考えは、ラッセルのこの言葉とは、無関係ではないという印象を強く得ることになる。人間は常に前へ前へと前進している。科学技術や、考え方、何もかもがそうだ。ただし、下記の画像を見たい。

 

 

 

これを考えた時、確かに『人間が軟弱化している』というイメージは想像にた易い。進化しているところと、退化しているところがあるわけだ。しかし、『過去の人達はそのようなデータすらなかったから、未来の人間の方が、改善策をすぐに見つけることが出来る環境にある』ということを考えれば、確かに、

『ほとんど野生動物と同じだった時代から比べれば、確かに肉体的に軟弱になった部分はあるかもしれないが、例えば毒などを含んだ危険な食べ物や、疫病についての知識が圧倒的に少なかった当時と比べ、未来に進めば進むほど、それらに対する知識が増え、改善策や対策もわかっていることを考えると、不慮の事故や、不治の病として諦められていた人為的なミスを、穴埋めすることが出来るようになったことわけであり、別に『野生で生きていけるような強靭な肉体』は必要なく、必要なのは、そういう無駄なことに気を囚われず、もっと有効的なことに時間を費すことだ』

 

といった言い方も出来るわけである。だが、ここまで考えた上でも、『人間は未来に進めば進むほど、進化しているわけであり、過去は常にそれと比べて、劣っている』という発想の正確性は、100%だと言い切るには、首をかしげざるを得ない。それは、マイケル・サンデルが言っている『先人たちのやったことに対する責任』という問題を一つ考えただけで、わかるはずである。

 

アインシュタインは言った。

 

例えば、アインシュタインの言うように、『第四次世界大戦』というところまで、人間が足を踏み外してしまったとしよう。その確率は、0%ではないはずだ。だとしたら、そこで『石』だけになったその地球は、今、緑が累々と生い茂っている恵まれた地球の姿と比べて、『良い』のだろうか。『悪い』のだろうか。

 

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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