Contents|目次

ドストエフスキー『本当の真実というものはいつでも真実らしくないものだ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

『本当の真実というものはいつでも真実らしくないものだ。真実をより真実らしく見せるためには、どうしてもそれに嘘を混ぜる必要がある。だから人間はつねにそうしてきたものだ。』

 

『真実らしくない』というのは、人間の解釈だ。そして『本当の真実』というのが、本当のこの世の実態だ。『真実をより真実らしくみせる』のも、『それに嘘を混ぜる』のも、人間だけが取る行動だ。そして、人間はそのように常にそうしてきた。

 

それを考えた時、頭に浮かぶのはニーチェの言葉である。

『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し、論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』

 

 

この世には『論理』すら存在しない。それは単なる人為的なものであり、真実の形ではないというのだ。よって、人間が認識できる真実っぽい真実に傾けるために、人間はその真実の実態を隠蔽し、捏造し、認識可能なものにする。その理由は、『安心したいから』だ。人間が理解できて、認識できる世の中でなければ、精神が崩壊する。

 

だから最初、この地球は『平らだと思われていた(地球平面説)』のだ。

 

 

まさか、『丸い』と思うことはなかった。それはつじつまが合わないからだ。知識がなかった。だから、そんな『理解不能』で『認識不可能』な事実について、隠蔽し、自分達が納得の出来る論理で、物事を片付けようとした。

 

そして2500年前にピタゴラスが『地球球体説』を唱え、その200年後にアリストテレスが経験的見地からその説を採用し、そして1520年にマゼランたちによって、その実際的な証明がなされた。

 

 

ジョン・ロックはこう言ったが、

 

人間は常に、『現在認識している自分の論理が正しく、あるいは最終到達地点である』と考えがちなのである。

 

そこは手塚治虫の言うように、

 

これぐらい柔軟性のある考え方を持ちたい。湯川秀樹もこう言っている。

 

賢人の言葉に耳を傾けるべきである。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

シェイクスピア『世の中には幸福も不幸もない。ただ、考え方でどうにでもなるのだ。』 尾崎士郎『あれもいい、これもいいという生き方はどこにもねえや。あっちがよけりゃこっちが悪いに決まっているのだから、これだと思ったときに盲滅法に進まなけりゃ嘘ですよ。』 フィリップ・コトラー『良いブランドだと信じるなら安易に変えてはいけません。良いブランドはある種の厳格さをもって社内外の圧力から守られなければなりません。』

 

関連する『黄金律

『人間は今、「最高到達地点」にいない。』

同じ人物の名言一覧