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エマーソン『人間は、疑念を持つ。疑念を持つことは科学を芽生えさせる。』

偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け

ふむ…。

運営者

考察

デカルトは言った。

 

例えばパッと思いつくのは、人々に多く浸透している逸話、『ニュートンとリンゴ』だ。あの話もニュートンが、

 

(なぜリンゴは落ちたのだろうか?)

 

と疑ったところから、科学が始まったのである。ただ、ニュートンが『リンゴが木から落ちるのを見てそれを発見した』と言うあの話は、実際は違う。発見してからはるか後に、ロバート・フックと万有引力の発見の先取権争いをした後に、そんな話をニュートンが知人や親類にしたという。

 

 

ニュートンが死去した年に、ヴォルテールがエッセイの中でニュートンの姪に聞いた話として、『ニュートンは庭仕事をしている際に、リンゴの木からリンゴが落ちるのを見て、彼の重力に関する最初の発想を得た』とする逸話を紹介しているというのである。万有引力の法則の発見は、太陽と惑星の運動についての『ケプラーの法則』からの発想だったようである。まあどちらにせよ、疑念を持つことから始まることは確かだ。

 

ガリレオは言う。

 

ソクラテスは言う。

 

疑義に懐疑に興味に好奇。全ての学問は、そこから始まるのである。今でこそ万有引力の法則は、ガッチリと固定されて人々の常識として蔓延しているが、ニュートンのそれまでは、アリストテレスのこんな考え方が根付いていた。

 

石を手に取って離す。すると地面に落ちる。地面は土や石で出来ているから、そこに戻る。つまり、本来ある場所に戻ろうとするのだ。

 

ガリレオコペルニクスが『地動説』を説くまでは、キリスト教で信じられていた『天動説』が常識だった。

 

[画像]

 

しかし真実は、『地動説』に近かったわけで、

 

画像

 

更には、地球も太陽も、宇宙の真ん中ではなかったのだ。しかし、この時代の人間は、『天動説を信じていた(間違った事実を、真実だと勘違いしていた)』のである。

 

ガリレオは、

 

と言ったが、全ての学者にとっての試練とは、『光の当たらない暗黒の時期』。しかしそれでも、人は疑念を持つからこそここまで進化し、そしてこれからも躍進を続けていくのだ。そう考えると、暗黒から光を見出そうとする、こうした人間の心には『意志』がある。たった一度の『意味』のない儚い人生を、何とかして尊く『意義』のあるものにしようとする、『意地』があるのだ。

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

Check

こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。

 

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