名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
例えば私は今普通に文章を書きまくっているが、その内容と質は別として、体力の続く限り、スラスラと書けて、しかも全く苦にならないのはどういうことだろうか。私は勉強など大嫌いだった人間なのにである。いつから書いているのだろうか。周りは書いているのだろうか。そういうことを考えた時、『知らぬ間に書いていて』、『周りは書いていない』という事実を知ることになる。
話を紐解けば深くなってしまう。例えば私が文章を書けるようになったのは、『性格と環境』に大きな要因がある。私は『我慢するタイプ』である。そして男だから、力があって、それを暴れさせれば暴力となることを知っていて、それを使えば、ある程度自分の思い通りに事を運ばせることが出来ることを知っている。
しかも男という要素にプラスして、私の場合は身体をずーっと鍛えていて、ボクシングジムにも通っていたし、剣道も真剣にやったしで、つまり『本気を出せばいつでも暴力で人を言うことを聞かせることが出来る』のであり、しかし、それをやってしまってはいけない、という責任感と倫理、道徳観が、自分の衝動を制御している。ということは、私の心の中にはいつも、『物事を思い通りにさせたい』という願望が渦巻いていて、しかしそれを解き放つと『衝動』となり、大参事を巻き起こす結果になるため、制御している。がんじがらめになっている印象を受ける。
まるで、見えない鎖で自分を衝き動かすエネルギーを抑えられているような、鬱憤が溜まる様な、そういう感覚を常に得ていることになる。それを余すことなく爆発できるのが、ボクシングジムや運動といった場であり、そして文章を書く(ライティング)という舞台だったのだ。
私の親はクリスチャンで、私は長い間それをずっと強要され続けた。そして、『この家はクリスチャンの家だから、出ていって』と言われたのは、つい最近のことである。さすがにそれについては我慢の限界で、ついに親ととことん話をしたが、かつての私なら家を飛び出し、親の死を願って暴れまわっただろう。
私の『性格と環境』が大体わかったはずだ。私にとって『運動とライティング』は、鬱勃としたエネルギーを暴発させないようにする『ガス抜き』であり、『堂々と爆発させられる舞台』だったのである。そんなことを論理的に説明できるわけがなかった10代の私には、この道を見出すことなど出来なかった。
『自分に何ができるかは、自分以外の者には分からない。いや、自分でもやってみるまではわからないものだ。』
自分がどのような状況にいるかはわからないが、どんな目に遭ったとしてもそれは『序章』なのかもしれない。例えばココ・シャネルは12歳の時に母親を亡くし、父親には孤児院に入れられてそれきり会うことはなかった。また、黒人女性で最もお金を稼いだと言われる司会者オプラ・ウィンフリーは、幼少期の頃に親戚に強姦されていて、壮絶な人生を送っている。
しかし、彼女らが成し遂げた結果はどうだ。彼女らにその『圧力』がかからなかったら、彼女らというバネはここまで跳躍しただろうか。何の圧力もかからない平凡で幸せな人生を生きていたら、きっとそれだけで満足して、彼女らをここまでの逸材にすることはなかっただろう。だからといってその過去を正当化するわけではない。しかし、人間には一人一人に試練が与えられ、その試練に屈さず乗り越えた人間は、必ず大きな力を得ているのだ。窮地に陥り、絶体絶命だと思って悲劇のヒロイン・ヒーローを気取るのもいいが、いちど立ち止まって自分の環境で出来る最善のことを考えてみるのがいい。
松下幸之助は言った。
そしてみるべきなのは以下の黄金律だ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』