名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
ブッダは言う。
ソクラテスは言う。
あるいは、ドストエフスキーは言う。
増やそうとするのではない。減らすのだ。減らせば、今まで『あって当たり前』だと思っていたものが当たり前だと感じなくなり、人間の心は充足することになる。
例えば、砂漠で遭難した人が、自分の小便などとっくのとうに飲み干し、もう命もあとわずかというとき、オアシスを見つけて、川の底が見えずお世辞にもきれいには見えない池の水を飲んだ時、どういう気持ちになるだろうか。涙を流し、全身に水がしみわたるのを感じながら、一心不乱にその水を飲み、水を飲めることがどれだけ有難いことか、自覚するだろう。
だが、冷蔵庫まで数歩歩けば綺麗な水が飲める先進国の都会に住む人間が、街を歩くとき、足下にできたばかりの水溜まりを見つけても、眉間にしわを寄せて煙たがるだろう。
『どれほど苦しいかではなく、どれほどの喜びを感じるかが肝心なのです。』
足るを知る者は富む。自分がそういう不遇の状況にある人と比べてどれだけ恵まれた環境にいるか、往々にしては気づくことができないものである。それが人間というものだ。私もよく幼少の頃に親に、
と言われたが、全くピンと来なかった。それは、実際に自分の目で見ていなかったことと、自分に想像力が足りなかったこと、また、私が個人的に親を完全に信用していなかったからだろう。
そんな私も、主体的にこの問題に目を向けられるようになってからは、この事実をすんなりと受け入れられるようになった。勉強でも仕事でもなんでもそうだが、結局人は、人に『やれ』と言われて反応的にやろうとしても、限界がある。今回の言葉もエリカ・ジョングという他人からの働きかけだ。彼女のことを尊敬している人や、素直で想像力豊かな人、主体的な人以外は、この言葉をスルーするだろう。
だが、まずはそれでもいい。それでも確実にここまで記事を読んでいる人の心の底に、『種』は撒かれた。その種がいつ開花するかは『土壌』次第だが、遅かれ早かれ、きっとその種は綺麗な花を咲かせ、見るたびに自分に生きる勇気と謙虚な気持ちを与えるだろう。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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