偉人たちの言葉に潜む『黄金律』を見抜け
少し揶揄した口調にも聞こえるこの言葉を聞いてすぐに思いつくのは、『馬鹿力』の実態についてである。『てこの原理』を使えば、人は自分の骨格と筋肉で作り出すエネルギーを、大きく上回るエネルギーを捻出することが出来る。知恵、想像力、アイディアだ。つまり、場面場面によって、その直面した場面で最も合理的にエネルギー捻出の最大化を考える。こんな発想が出来る人間なら、『馬鹿力』はつかない。馬鹿力とは、『馬鹿みたいに強い力』のことではない。『馬鹿だからついてしまった力』のことなのだ。
筋肉をつけること自体は賢明だ。むしろ出来る人間なら皆体は鍛える。しかし、別に力づくでやる必要がない場面で、頭を使う代わりに力づくでやってきた人間は、結果的に『馬鹿力』になる。もちろん、それはそれで個性だ。しかし、『力任せ』に依存してきた人間と、『力を使いこなしてきた』人間とでは、やはりその差は歴然である。
あまりその力にばかり依存していると、それが唯一のアイデンティティ(身分証明)となり、それをおだてられればいい気になり、それを否定されれば人格を否定された気分になり、単細胞と化したその単純な脳を、『頭を使ってきた人間』に上手いこと操作され、哀れな結果になることもあり得ない話ではない。想像力を磨きたい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
こうして名言と向き合って一つずつ内省したその数『8000』。では、なぜ「1万」ではないのか──それは、内省の後半になるにつれ、『同じ的を射る言葉』が増えてきたからです。そして私はその浮かび上がった真理を、『38の黄金知』としてまとめました。
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