名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『私は「与えられた枠を使い切らない」ということを一つの信条にしています。どういう意味かと言いますと、ここまでやってもいいという権限・権利を与えられていることでも、その効力を最大に使用することにこだわらず、少なめに享受するということです。飛行機や新幹線に乗ると並んだ座席の真ん中にはひじ掛けがありますね。一人がそこにひじを乗せれば、となりの人は使用できなくなります。そのようなとき、私は最初から絶対に使わないようにしています。枠を使い切らないというのは、相手の余裕を考えてあげることなのです。そしてそれは自分の心の余裕をつくることにもつながるわけです。』
『枠を使い切らない』という発想は、実に素晴らしい。これだけの偉人の言葉を見た私が見ても、こうして新たな見地を与えてくれるのだから、偉人の言葉と向かい合う価値は十二分にあるのだと再確認するわけだ。普通、『枠を使い切る』のが人間だろう。世界に範囲を広げれば、尚のことそうした人間の数は多い。
例えば、以前私が六本木の映画館で映画を観ようと思って席に座ると、右の手すりのところに、ドリンクが置いてあった。だから私は、左の手すりのところに、自分のドリンクを置いたわけだ。
すると、黒人の外国人が私の左隣に座り、すぐに私を見て注意した。
というメッセージを、身振り手振りで教えてきたわけだ。確かに、その様なことが書いてあった。しかし私は、既に置いてあった右の人のドリンクのせいだ、ということが頭にあるので、いわれのない説教に腹が立ったが、正論を言っているのはこの外国人なので、あまり覚えていないが、確かその時は、私が手元にずっとドリンクを持つ、という選択肢を選んで、ことなきを得たような記憶がある。
それも、私が右隣の人に同じように注意すればよかったのだが、そうすると、どんどん右の人に注意をしていなければならないような気がして、面倒だから、私が折れたのだったと記憶している。このようなことを思い返しても、誰がその問題の発端であったか、とか、誰が我慢するべきか、とかそういう問題を考えるのではなく、最初から、誰か一人でも『枠を使い切らない』という発想があったのなら、トラブルは生まれないわけだ。従って、本日こうした見解を持てたことに、素直に感謝したいと思う。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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