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ガストン・ド・レヴィス『運動して体力がつくように、熟考すると精神力が高まる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

私が常々、部下に嫌というほど言い続けていることである。普通に考えて、

 

  • トレーニング=筋肉がつく
  • アップデート=容量が増える
  • 内省(熟考)する=思慮深くなる(深層心理の問題を解決する)

 

このイメージは誰だって当たり前に想像できる話である。しかし、『わかっていてもできない』というのが、やらない人間の王道の言い訳である。今回はそんなくだらない言い訳については一切触れずにいく。原理を淡々と理解する方が良いと考えるからだ。まず筋トレの仕組みからだ。

 

  • 1.筋肉を壊す(筋トレをする)
  • 2.筋肉は通常の状態ではない。つまり筋繊維が切れている
  • 3.栄養を採る。筋肉を回復させるたんぱく質を採る
  • 4.休養を取る。休養を取っている間に、たんぱく質という材料で、筋繊維の補修が行われる
  • 5.回復後、元の筋繊維よりも少し太くなっている。それはつまり、筋トレによって筋肉の強化に成功した証である。

 

筋繊維

 

これがもう『仕組み』なのである。ただこれを淡々と行えばいいだけなのだ。では、『内省(熟考)』で精神力が高まるとは、どういうことだろうか。詳細は『天才の仕組み』の、『成長の仕組み』に書いたが、ここでは一部を記述する。

脳の変化

さらなる研究で、同じく注目に値する結果が発見された。ロンドンのタクシー運転手──免許証を取得するには、厳しいことで有名な試験に合格しなければならない──についての研究で、彼らの空間ナビゲーションをつかさどる脳領域は、タクシー運転手以外の人たちよりもかなり大きく、またその領域は、仕事の経験に応じて成長を続けることがわかったのだ。

 

脳の変化において重要な役割をになうのは、神経線維を覆う『ミエリン』という物質で、これは脳内の信号伝達速度を飛躍的に向上させる。コンサートピアニストの脳スキャンを行った2005年の実験では、練習にかけた時間とミエリンの量に比例関係が認められた。だが、脳の変化という物語のテーマは、ミエリンだけではない。 目的性訓練は、向上を求める中で新たな神経接続を作りだし、 脳の特定部位を増大させ、このためエキスパートは改善を探求するなかで、 脳の新しい領域を利用できるようになるのだ。

 

(中略)これで、知識構築のプロセスそのものが、知識を蓄えて処理する ハードウェアすらも変えてしまうことがわかった。 非常に高度なソフトウェアをダウンロードする過程で、 コンピュータの内部回路が奇跡的に初代ペンティアムからペンティアム4に
アップグレードされるようなものだ。

 

脳

 

また、これらの原理を理解した後に見ると非常に感慨深くなる、ある事実がある。それは、宮崎駿の記事にまとめたが、ここでは一部を記述する。

1970年、『人類の進歩と成長』を謳った大阪で行われた日本万国博覧会、この一大イベントを成功させた日本は、経済大国への道をひた走る。1972年には『日本列島改造論』が発表され、更なる改造、開発が推進された。やがて『Japan as No.1』と称されるほど、経済は強くなっていった。一方、70年代はまた、『公害・環境問題』が沸点を超え、爆発した年代でもあった。これまで、開発と呼ばれ、進歩だと思われていたものが、実は、破壊であったことが、次々と明らかになったのだ。(イタイイタイ病、四日市ぜんそく等の発覚)

 

イタイイタイ

 

(中略)映画中盤、地下世界に落ちたナウシカたちが、『腐海』の本当の意味を発見する場面は、見る者に深い感銘を与えた。『毒』を放つものが、実は『毒を浄化』していた。この斬新な世界観に影響を与えたのは、『水俣病に関わるニュース』だった。水俣湾は、水銀に汚染され、死の海になった。魚を食べられないので、漁民は漁をやめた。数年経つと、この湾には、他の海では見られないほど多くの魚がやってきた。岩にはカキがいっぱいついた。海中の泥を調べてみると、独自に進化した驚異の細菌が発見された。(有機水銀分解菌)水銀を浄化する能力を身につけていたのだ。これらの事実が宮崎に大きなインパクトを与えたのである。

 

だからといって、『では地球を一度破壊しよう』ということには決してならない。だが、『破壊され、そして創造される』というこの図式は、『ゲシュタルトの破壊と創造』においても同じなわけで、極めて興味深い図式であることがわかるはずである。前述した神経線維である『ミエリン』が、例えば筋繊維が太くなるのと同じような原理で発達したのであれば、熟考(内省)によって受けられる恩恵は、甚大であることがわかるのである。

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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亀井勝一郎『絶望は人生に必ずつきまとうものだ。絶望しないような人間はある意味でたよりない人だといえる。』 永六輔『女房褒めればよく尽くす。亭主立てればよく稼ぐ。』 大佛次郎『自分の生き方さえ求めたら、現在の暮らしよう、生き方は必ずある。』

 

絶望名人部下

『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。

 

T

こんにちは。IQさんの弟子の『T』です。私は師匠ほど前向きな思考を持てない問題を抱えていますが、師匠から『そういう人の葛藤的内省も価値はある』と言われたこと、そして同時に偉人と対話して心の修行をするため、ここに私の内省記事を記載します。

もう一つの内省

深く考えていくことに慣れていない時は、毎日何も考えずにただただ快楽を目的とした生活しかしてこなかった。年齢を重ねるにつれて考えることが増えていき、今までよりは多少深く物事を考えられるようになってきている。ただ、瞬間的な思考の深さは今まで楽をして過ごしてきた分の時間が長かったので、深く考えることができていない。普段から、考えるトレーニングを継続していくことが重要になることを常に意識しながら、時間を無駄にしないようにする。

 

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