名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
人間が、目の前で悪い事をしている。銃を乱射して、数人の命を既に奪ってしまったのだ。まだ銃はたくさん残っていて、相手の勢いは衰えていない。そんな中、『何もしない人』の心境は、どのようなものだろうか。
というか、『何もしない』のは、間違いなのだろうか。間違いなく、そのまま相手に向かっていけば、射殺されることになる。つまりアインシュタインは、『射殺されてでも目の前で起きていることを見て見ぬフリするな』と言っているのだろうか。それとも『警察に通報する』という行動を取れば、それで『何もしない』ことにはならないのだろうか。
だとしたら、多くの人がそれを成し遂げることが出来るはずだ。警察も間違いなく、
と言うだろう。この様な考え方をすれば、この言葉はアインシュタインからの、世界に対する啓蒙的(正しい知識を与え、合理的な考え方をするように教え導くこと)な警鐘であるということになり、『では気を付けよう』といって、ふんどしを締め直して終わる。
アインシュタインはこうも言った。
これも啓蒙的な警鐘である。『ボーダーライン』を引いてくれたわけだ。『その一線を超えたら、もう人間は終わりだぞ』と。ただし、この間私は、この言葉が単なる啓蒙的な警鐘ではなく、事実の説明である現実を思い知ったのである。ジャマイカだ。あの国ではマリファナや銃の所持は当然罰則の対象である。しかし、最近になって、少量の所持なら合法化されたのだ。現地の人間は言う。
毎日のようにあちらこちらで開かれるレゲエパーティでは、マリファナの売人が堂々とそれを売りつける。その時取材をした日本人は、それを断るとマリファナを落とされ、
と言われ、強引に売りつけられた。
そのときだ。外に来たのは数台のパトカーである。全てのことが初体験の日本人取材陣は、固唾を飲んでその一部始終を確認しようとした。
(逮捕者が出るのだろうか?)
ヒヤヒヤしながらクラブ内に入った警察を外で待っていると、警察が中から出て来た。何と、その警察の手にあったのは、中で売っている食事だった。そして、何事も無かったかのように、彼らはそこを去ったのだ。現地の人間曰く、
なるほど。私が冒頭に書いた『当たり前の倫理観』は、当たり前ではなかった。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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