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亀井勝一郎『読書の目的は、要するに自分の原点を発見するという事に尽きる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

大江健三郎は言った。

 

その『根本』こそが『自分の原点』である。本に書いてある『人の意見』は、『枝』である。『根っこ』が書いてあるわけがない。根っこは、自分の心の中にだけしかないのだ。本の知識や人の意見という『表層的な枝や木の葉』を見て、

 

(その根っこにはどんなものがあるんだろうなあ)

 

とか、

(この人の根っこはきっとこうなんだろうなあ)

 

という思慮を張り巡らせ、自分と照らし合わせる。

 

(この人は、なるほど、こういう理由で、このような枝の形を形成していったのか。となると、自分の今ある根っこは、このままいくとどういう枝になるだろうか。)

 

あるいは、

(この人がこういう理由でこのような枝を形成していったのであれば、もしかしたら自分の根っこも、この人と同じような根っこをしているのかもしれないなあ。)

 

という風に考えていき、自分とすり合わせていく。これを『内省』という。つまり、結局は『内省』こそが、人間が自分の原点を発見する為に必要な、精神統一なのである本を読んだだけでは、別に何も変化は起きないのだ。起きるなら、全ての人間がパラパラと本をめくり、『読んだ』と言えば、その人はその本から得られる全ての知識を得て、その本の著者が言いたいことを全て理解し、それらを自分のものにした、ということになる。

 

もし、自分のものに出来ていないのであれば、本は、『読んだ』と言うだけでは無意味なのだ。『内省』をしなければ、自分のものにすることはできないのだ。まるで、その本の著者をカウンセリングするかのように、その著者の気持ちになって、読書し、そして自分とすり合わせる。それが出来てはじめて、『その本を読んだ』と言う資格を手にするのだ。それが出来るのは、内省的な人間だけだ。

 

例えば、ブッダは、

ブッダ

 

29歳までありとあらゆる快楽を味わい、35歳までの6年間でありとあらゆる苦行を味わった。しかし、釈迦が『苦しみからの解放』を見極めた『ブッダ(悟りを開いた者)』になったのは、快楽も苦行も関係なく、それが終わった後の『瞑想(内観)』による、自分の心と向き合う時間が決め手だった。(もちろん、その2つの経験は内観の質に極めて甚大な影響を与えただろう。)『内観』というのは、『内省』よりも更に深い階層まで潜る精神統一だ。つまるところ、『アウトサイド・イン』ではない。『インサイド・アウト』なのだ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

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