名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
東日本大震災が起きた時、一つ引っかかっているのは、長渕剛の『憎い、海よ、貴様は』等という言葉が入った散文詩である。私が当時からやっていたブログのタイトルは、
『地球に感謝しよう。』
であり、そのタイトルには、
『元々、別に地球は、人のものではない。勝手にそこに住んで、開拓し、エゴの為に植物を伐採し、生物多様性にリスクを与え、勝手にオゾン層にもダメージを与えている。』
という根底にある事実があり、利便性を追求して地球の資源を破壊すればするほど、地球にとっては愉快ではない、という考えを忘れてはならないというメッセージが込められている。だからガンジーの言う通りなのだが、しかし、長渕剛の方向の意見も、持っている自分がいるのだ。それに気づいているから、『引っかかっている』と言ったのである。自分の最愛の家族や友人がいきなりいなくなって、その命をさらった海に対し、『感謝しよう』などと、言えるわけはないのである。
つまり、ここに事実が二つ乱立しているのだ。感謝しなければならないし、感謝していいわけがない。長渕剛はその点を絶妙に押さえた散文詩を書いたと思うのだ。血気盛んで、人との衝突を恐れないから誤解されることが多いが、私は実は、ニュートラルな視点で見た時、彼の歌が好きな自分がいるのである。女性が『子宮に響く』という様に、男の『魂に響く』というのか、とにかく彼は、人生についてたくさん考えさせてくれる、大事な役割を果たしているのである。
だが、それでも私はガンジーの方の意見が真理に近いと感じる。
『自然は時に残酷な暴力となって、人々に降りかかる。けれどもあらゆる出来事には意味があると考えるなら、私たちは自然の猛威さえからも、目をさらさずに何かを学び、救いの道を探るべきではないだろうか。』
人間が人間のためを想って何が悪い。そういう意見は、人間特有のものだ。公明正大な視点を持つことができなければ、真理が何かは見いだせない。
手塚治虫は言った。
彼のような視点が、必要なのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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