名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
『人は欠点に気づいたならば、即座にそれを改めなくてはならない。改める行為そのものが、人間にとって価値ある正しいことなのだ。間違っても、欠点を見て見ぬふりをして、状況を悪化させてはならない。』
紀元前の吟遊詩人、ホメーロスは言った。
あるいは、幕末最大の知識人、佐久間象山はこう言い、
孔子は言った。
『失敗したときは、即改めよ』(超訳)
失敗を隠蔽して、そのままにする人間のなんと無様なことか。私は正直、こういう人間のまがまがしい姿を見たくない。しかもそれが、家族や直属の部下ということであればどうだろうか。私はそれらの人物の、そんな弱く腐りきった態度を見て、10代の頃で言えば、心が捻じ曲がりに捻じ曲がったものである。
特に私の母は嘘つきで、排他的で差別的で自分勝手。卑怯なのは、そこに『一応の愛がある』ということなのだ。もっと、それすらもない『クズ』の方が話が早かった。だが、母には母なりの愛情があり、そして『人間』とは往々にして、母の様な人間がありふれているものである。私は子供の頃、子供だからといって、ばれないと思い、嘘を堂々と貫き、時にはそれを力でねじ伏せた母を、許すことは無い。
だが、『赦す』。それをしなければ、きっと死んだときに後悔するからだ。私は父が10代で死んだから、親が死ぬことがどういうことかを理解している。
私は母が大嫌いだ。正確には、母の性格が大嫌いだ。だが、『愛している』と言わなければならない。母の命も有限であり、人を怨んで嫌うという私の心の在り方は、間違っているからである。そして私の親は、もう母親だけだからだ。死んだらある種の、肩の荷が下りるかもしれないが、それは贅沢な話でもある。
親がいない人間もいるのだ。せめて私は親がいる間に、悩み、苦しむことがあるかもしれないが、それすらも『満喫する』イメージで、最後の『親』との人生の共有から、目を背けてはならない。
人間は過ちを犯すものなのだ。重要なのは、それを隠蔽することではなく、即、改めることである。母が余生でそれができるかはわからないが、母が、とか言っている暇があれば私は、自分の人生を、最大限に生きることを念頭にして生きていくべきである。そして学んだことを、子々孫々に伝えていくべきである。
追記:この記事から4年。母は私の積み重ねた主張によって、ずいぶんと自分の非を改めることができた。しかし私が気に入らないのは、『私が主張を積み重ねなければありえなかったこの現実』だ。親子とは、そういう事実がなくても信頼関係で結ばれていなければならない。私は自分たちという親子関係を通して、人間の限界を知った。母と子の間には強い絆がある。だが、その絆も私からすれば、大したことはない。もし片一方が一方を強く拒絶してしまえば、その絆は簡単に崩れてしまうのである。
イギリスの小説家、D・H・ローレンスは言った。
しかし、私はそれでも非を改めた彼女を赦し、愛さなければならない。私の方にもその使命があるのだ。お互いが絶対に愛し合わなければならない。そう強く約束された関係こそが、親子なのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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関連する『黄金律』
『失敗をすぐに認められるか、それとも隠蔽するかで人間の価値は決まる。』