名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
『私自身は生まれつき研究者である。無学の愚民を軽蔑した時代もあった。しかしルソーが私の謬りを正しくしてくれた。私は人間を尊敬することを学ぶようになった。』
『謬り』は『誤り』と読む。つまり、間違いだ。間違った考え方を、ルソーに正されたということ。これは別に、カントの場合はルソーだったので、それで問題はないが、別にルソーにこだわる必要はない。着眼点はそこではない。
『傲慢不遜な考え方を、真理によって正された』
という見解が正しい。ルソーは、その『真理』をまとっていたのであり、カントは、『ルソーを通して真理を見た』のである。私自身、『本を読む学者』を『がり勉野郎』と揶揄した時期もあるし、読むようになってからは『無知な馬鹿』と見下したこともあるが、まあ、こうして書いてみると自分本位かつ傲慢不遜も甚だしい。それは『真理』ではない。在るべき心の姿ではないということだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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