名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
一見すると、大自然に秩序などある様には見えない。何しろ、急に大地震が起きて、大津波を起こし、あるいは火山を噴火させ、多くの無実の人間の命を奪っていくのだ。どちらかと言えば、その対義語である『混沌』の方がしっくり来る。私がこの世に対して使う言い回しも、『この虚無たる混沌の儚い闇』であり、それは、ニヒリズムにも近い発想で、神も真理も愛もおぼろげで、しかもあっけなく尊い命が失われることに対する、畏怖と憎悪の人間の負のエネルギーの片鱗なのである。
しかし、それはあくまでもたかだか一人の人間である私の小さな思想の片鱗。それは、この大自然や大宇宙の摂理を前にしてしまえば、あまりにもちっぽけな存在であり、無に等しい力だ。例えば、津波に突っ込んでいったとき、自分の命があっけなく落ちてしまうように、人間一人が備え持つ力など、その程度の規模であることがわかる。
キリストの言葉を超訳しているときにも、
という言葉が捻出されたが、宇宙の規模というものは、もっと甚大で、複雑で、ニーチェの言うように、
『論理は完全な虚構の見本である。現実の中には論理などは存在せず、現実はまったく別の複雑極まりないものである。我々は実際の出来事を思考においていわば簡略化装置で濾過するように、この虚構を図式化することによって記号化し論理的プロセスとして伝達および認識可能なものとする。』
人間は無理矢理その甚大な規模を、『理解、認識できる記号』に落とし込み、自分たちを納得させているだけなのだ。だとしたら、大自然には秩序があり、そこには宇宙を創造出来るほどの、計り知れないスケールの『何か』が、渦巻いていると考えても、何ら不思議ではない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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