名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『作風が固まってしまったら、あえて捨てなきゃいけないかなと思う。安定した成功なんて、この歳になったら当たり前のことなのだ。「今度の映画も面白かったね」なんていわれても、そう無邪気には喜べない。やっぱり、誰も撮ったことのない映画をつくりたい。』
『力』を手にしてみればわかるが、周囲の人間のその手の平の返しようったらない。毒舌で這い上がった有吉なども、『売れない時期に助けてくれた人しか信じない』という姿勢を貫くが、そういう人間じゃなければ、すぐに足元をすくわれるだろう。それぐらい調子が変わるのだ。周りを取り囲む、雰囲気がガラッと変わる。話したことが無い奴が『初期設定』でヘラヘラと媚を売ってきて、何かを盗もうとするとか、取り入ろうとするか、とにかくその人間の『力』の恩恵を、他力本願的に得ようとする、人間の禍々しい一面が露わになるのだ。
『なでしこジャパン』等も同じだっただろう。『川澄ちゃん』、『世界の澤』などと、手の平を返すような態度。ただその人気に乗じて、その周りに渦巻く利益の獲得に一枚噛みたいだけなのだ。澤穂希などはその辺を理解した上で、『だが、それすらも利用したい』という苦渋の選択で、馬鹿みたいに状況が一変する事実を、気丈に振る舞って飲み込んでいた。彼女らがそれまで強いられてきた精神的状況が、手に取る様に伝わってくるワンシーンだったのである。そういう人間だからこそ、勝利の道を切り開くことが出来たのだ。
他の人間も同じだっただろう。人間の変わりようには、ただただ呆れ果てた。しかし、『それ』は確かに自分が欲しかった世間の反応であり、地位と名声と財産に繋がる、懸け橋の一つだったことは間違いなかった。気は進まないが、そこを進むしかない。そこに出来た道を歩いていくしか、上に行く方法はないのだ。一度彼らを敵に回した途端、情報操作によって、まるで引き潮が満ちていくあっけなさで、自分の人気は地に堕ちてしまうのだ。
だが、そんなことを繰り返し続けて何十年も経つと、もはや『その道』をわざわざ通る必要性が薄れて来る。十分欲しいものを、手に入れたからだ。残りの人生くらいは、偽りだらけの虚像の世界で生きていくのではなく、自分の心底が最も震え上がるような、そういう険しい道のりを歩いて行きたい。
岡本太郎は言った。
その道が本当に自分が行きたい道だからだ。生きている間は、命を躍動させ続けたい。そのエネルギーの端緒を、自分で生み出すあたりが、『世界のキタノ』の名に相応しい、偉人の証明である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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