名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『6年間』という時間の長さを、理解できるだろうか。そりゃあ出来るだろう。だが本当にそうだろうか。こういう言い回しをされて、改めて意識するのではないだろうか。実際にその時間を想像出来るかどうか、私は疑ってしまう。
いや、失礼。しかし、それぐらい感情的になる。それが私と、ある部下の『6年間』だった。私が彼に助言する内容は、入社初月の6月から6年3か月経った今に至るまで、全くその軸がぶれていない。『パラダイム転換』をすること。人生に『主体性』を持つこと。それだけだ。そして、それが行われるまで、決して、絶対にその教育の軸がぶれることはない。いや、ぶれてはいけないのだ。リンク先のページを熟読した人間なら、全員理解できる話である。
もちろん、『やらない人間』にも言い分がある。いや、言い訳がある。それも、無限に出て来る言い訳だ。私は兼ねてから言い続けている。
『やらなくてもいいが、どうせやるぞ。つまり、いずれやるんだ。だとしたら、俺だったら今すぐやるけどな。時間がその分無駄になるだけだ。まさか、このまま先延ばしにし続けて、ついにはやらないで済むと思っているわけじゃないよな。もしお前がやらないままだったら、あるいはそれを俺が容認したら、お前は今回の様に、あるいは前回の様に、遅刻をし、寝坊をし、隠蔽し、誤魔化し、偽り、嘘をつき、不祥事を起こし、不正をし、親、上司、会社、お客さん、将来の家族や子孫に迷惑をかけることになるが、それがまかり通るとは思っていないよな。それを、このまま一生続けられるとは思っていないよな。何度でも、何十年でも言おう。今すぐにやれ。どうせやるのだ。だとしたらやらない時間は、水の泡である。』
だが彼は6年の時間を、著しい成長なく、過ごしてしまった。もちろんそれでも、私は言い続けるべきである。
教育の神と言われた、森信三は言う。
当社の教育を通して、これを見た人が少しでも参考になることを願う。
追記:ここからさらに4年。つまり、10年の月日が流れた。しかし、部下はいまだに主体性を持つことが出来ず、例えば昨日も仕事をそのせいで取り逃がした。クリエイティブな仕事は主体性がない人間にはできない。
『機会は平等に、処遇は公正に。』
これは釈迦が言った言葉だが、彼には機会が与えられたが、常日頃から人生に主体性を持てず、楽ばかりに目がいってしまう彼にはこの機会(チャンス)を自分のものにするだけの器が無かった。彼の例は、少し異常かもしれない。事実、吃音症という言語障害であり、その他の部分でも様々な問題が見られる。だが、彼と同じように吃音症で悩んだ人間からすれば、『吃音症は精神100%』。つまり、100%精神的な問題がその病気の原因となっているのだ。
今回言うギタ・ベリンの「私は~しなければならない」という言葉と、それを捻出するような人間の考え方もそうだが、それではまるで『被害者』である。この部下もそうだ。だが、理解するのは一日でも早い方がいい。この人生がたった一度しかないということを。
スウェーデンの諺にはこうある。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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