名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
デンマークの童話作家、アンデルセンは言った。
その友人は、『たまたま周りにいた人』ではないか。一度自問した方が良い。もしそうだとしたならば、彼ら、彼女らは、本当の友人ではない可能性がある。
例えば幼少の頃仲が良かった人はどうだろうか。話をしていて、いつも遊んでいたあの同級生は、今何をしているだろうか。それに応えられないことがこの話を裏打ちしている。『たまたま周りにいた人』が必ずしも友人に当てはまるわけではない。『友人』とは、『ご近所さん』ではないのだ。あなたの一番近い友人が、『あなた』。その意味は、『近所』という意味の『近い』ではないのである。
ファーストリテイリング(ユニクロ)社長、柳井正は、自身が『最高の教科書だ』と賛辞する『プロフェッショナル・マネジャー』の巻末に、こういうコメントを書いた。
『根拠のない自信に満ち溢れたエゴチストほど、異業種交流会に積極的に参加しないといけないと主張し、いくつもの交流会にかけもちで参加する。成功したベンチャー企業の経営者は、なぜか業界団体に集い、人脈を広げると称して、夜の会合やパーティに好んで出席する人が少なくない。
だが、異業種交流会も、お客様や社外の人間と接することの少ない内側の仕事をしている人にとっては、ときには必要だと思うが、やりすぎても効果は無いだろう。”人脈”といっても、その人が自分を信頼していくれるという状況にならない限り、人脈があるとはいえない。人脈をつくるには、自分の本業に専念することで信頼してもらうしかない。本業で結果を出せば、全然知らない人でも、訪ねれば会ってくれるし、どんな質問にも答えてくれるものだ。
エゴチズムの真の害悪は、抑制されない個人的虚栄心が高進すると、その本人が自分自身の為にこしらえた賛辞を信じ込むようになる。そして自分自身と虚栄心の中にのめり込んで、他人の感情への感受性を失ってしまう。
常識も客観性も失われる。そして意思決定の過程を脅かす厄介者となる。僕は夜の会合やパーティを遠慮させてもらっている。僕はずっと失敗を続けてきたが、確実に一勝は挙げた。それでも『ずっと失敗を続けてきた』という思いの方が僕にとっては強いからだ。僕がやるべきことは、まだ本業に専念することだ。
『友人』は、焦って作るものでも、無理矢理作るのでも、あるいは『近所』にあるのでもない。自分の歩くべき道を歩いた道の上で、出逢った人が、友人なのだ。
『友を得るに急なるなかれ。親友は自然に得る者なり。』
信頼を築き上げるのが大変難しく、それを崩すことはわけもないように、急にできた友人には色々と見落としていることがある可能性がある。それを忘れないようにしたい。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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