名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
『信用というものは妙なものだ。ただひとりの言うことを聞くと、間違ったり誤解したりしていることがある。多くの人の言うことを聞いてみても、やはり同じ事情にある。普通、大勢の言うことを聞くと、まったく真相を聞き出すことができない。』
デカルトは言った。
『方法序説』にはこうある。
『ただ一人の人がそういう真理を見つけ出したという方が、国中の人が見つけ出したと言うより、はるかに誠らしいから、賛成の数が多いからと言って、何一つ価値のある証拠にはならない。こうしてわたしは、他の人よりもこの人の意見の方を採るべきだと思われる人を選び出すことが出来ずに、自分で自分を導いていかざるを得ないことになっていた。 』
ソクラテスが言うように、
別に大人数の意見はあまりあてにならない。しかしゲーテの言うように、ただ一人の意見を聞いてもその正確性は疑わしい。ということは答えは一つだ。人間に完全を求めること自体が間違っているということなのである。
大人も企業も商品もそうだ。この世にあるすべての人為的なものを、疑った眼で見る必要がある。もちろん、人間不信になることを推奨するのではない。しかし例えば、企業が自社の商品の長所をアピールすることが当たり前のように、そのようにして表面化されている事実だけを断片的に過信するのはやめた方がいいということだ。
だからこそ逆に『短所』を明らかにしている人や商品の方が信頼できる人間心理がある。それはやはり、表層に出ているものは常に歪曲されているという初期設定が人々の頭の中にあるということであり、その事実にしっかりとアプローチしてくれることで、
(うーむ。やはりそうか。)
ということで妙に安心し、余裕が持てるようになるのだ。『鬱病のための食事と栄養療法』にはこうある。
食費以外にも家具調度品、その他備品、そして洗剤から化粧品まで、多くの化学製品があります。これらが我々の体内に入って脳の化学物質に影響を与えています。慢性の精神病患者の多くに見られる低血糖症は、植物性たんぱく質を多く含み、精製炭水化物の少ない食事を摂ることを心がけ、ジャンクフードの食事を避けることによって、良い結果が出ます。食品添加物や人工着色料、調味料、そして保存料の使用は、子供の注意欠陥・多動性障(ADHD)と、大人の脳アレルギーの原因になっていますが、より自然な食事に変えればいい結果がすぐに出ます。(中略)精製していない穀物や白米の代わりに、玄米を食べましょう。
普通、ここに出てきた食品というものは、間違いなく多くの人がよく目にするものであり、見慣れている。しかし、これらの食品を摂り入れるということは、心身の健康を考えると良くない。そう、『数少ない専門家』は言う。
ラーメンやハンバーガーは安くて美味しい長所がある。だが、毎日食べると心身に不調をきたす原因となる。それらをしっかりと明示することで、それを商品とする企業の信頼は上がる。それを隠蔽して拝金的になり、『利』に傾いて『義利合一』の精神を忘れ、偏った営業だけする場合は、『~の闇』という形でいずれ誰かにピックアップされ、非難されることになる。
これらは状況によって、合法であり摂り入れることが認められている。これを推奨する企業や愛好家はもちろんこれらの長所だけをピックアップするが、これらのリスクを直視する人々は、口をそろえて『やめるべきだ』と批判する。
『動物の毛皮』はどうだ。マグロやクジラの漁は、密漁なんかはどうだ。倫理や健康といった様々な面から考えて、様々な意見が飛び交っている。『宗教』は?ISILは結局、イスラム教徒なのか、違うのか?しかし彼らは『アッラー』の名を叫んでいるではないか。さて、この言葉の答えに戻ろう。人間に完全を求めること自体が間違っているということなのである。もしこの世で唯一正しい存在があるとしたら、それは下記の記事に書いた対象だけだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。
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