名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
私は10代の頃から連れ添った悪友がいるが、彼らと遊んでいる時は、この真逆、つまり『冗談』が9割だった。『飾る』という認識で間違いないが、それよりも詳細がハッキリする表現は、『装飾する』である。
『ピエロ』だ。
楽しく着飾って冗談を言い、音楽をかけて踊る。これがピタリ、かつての私が、悪友たちとの間で行っていた『装飾』である。だが実は、そうなったのには理由があった。かつて、17歳で父を亡くした私は人生を葛藤し、ある種の悟りの境地を見た。だが、その話を悪友にしても、ポカンと口を開け、『なんか、変わったね。』などと言うのが関の山。
私には選択肢があり、その『悟り』を追求するか、あるいは『悪友たちとの交友』を取るかだった。私は『交友』を取った。それが『人情』であり『人間らしさ』だと思っていたからだ。『自分らしさ』だと思っていた。しかしその後およそ7年間の交友の中で見出したのは、彼らの『嫌な点』ばかり。先も見えなかった。それに何より、自分の中で叫ぶ確かなもう一人の自分が、
(行動しなければこのまま人生は終わるぞ。)
そう、叫んでいたのだ。
私は『真実』を『本気』で意見するようになった。するとどうなっただろうか。答えは、『煙たがられた』である。彼らのメタメッセージはこういうものだった。
(いや、いいからさ。さっさとピエロに戻れよ。お前の本性や本名なんて興味が無いんだ。今までのように楽しませるイベントをするなら集まってやる。お前の思想や正義を聞く時間はない。)
私は涙を流した。それは、父親を亡くして以来、数年ぶりの男泣きだった。
(こんな奴らに尽くしてきたのか…。)
しかし彼らは、『尽くされた』とすら思っていなかった。それはまさしく、ピエロと客の関係性だった。ここにこの本を載せた理由は、本を読んでいる人ならわかることだ。今、私はその代償の代わりに、大きな報酬を得た。『代償の法則』である。何しろ、美化、正当化を一切介入せずに、本当に、人生を心底から充実させることが出来ているのである。
ルソーは言った。
あるいはこうも言った。
今の私は幾多もの経験を経て、どの道が悔いを残し、どの道が悔いを残さないかを、知っている。私の言葉には言霊が宿っている。なぜなら、私は本当の事しか書いていない(装飾していない)からだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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