名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
阪急グループ創始者、小林一三は言う。
やるべきことをやっているなら、問題ない。『やりたいこと』をやっているなら、問題だ。どちらにせよ周囲にはそれが伝わる。伝わらないと思っているなら、それはただの勘違いだ。『伝わる』と言っているのに、(いや、伝わらないだろう)と思ってしまう時点で、『ひも』がこんがらがっている。
まずはそこをほどいた方が良い。そうでなければ、前に進もうとするたびにそこが突っかかって、足を引っ張り続けるだろう。
関連リンク:トム『やれるだけの事をやったら男はドンと胸を張ってりゃいいんだ…!!』
『能ある者は、そっとだまっていよ。そっとしておいても自ずから現れてくる。どんなに装ってみても結局は人の問題だ。』
だが、別の角度からも考えてみよう。この世は実際、正直者が黙っていても報われないこともある。例えば昔の武将の中には自分よりも優れた部下の首を斬ったという人物もいるようだが、それは現代で考えた場合でも同じことである。妬み、嫉み、執着、強欲。人の欲望というものは、人が生きている限り消え去ることはない。過去でも現代でも、そして人がいる限り未来永劫として、人の出世を妬み、足を引っ張り、自分の身の保身を確保しようとする人間は後を絶たないだろう。
そんな環境に陥ったとき、人は、ゲーテの言うとおりに『ただ待つ』だけでは花開くことはない。自分の意志で主体的に行動し、出る杭となって打たれる覚悟で前に踏み出すことが求められるときもある。そういう場合は、自分がその周りにいる人間よりも優れた能力を秘めている可能性がある。つまり、自分こそはその間違った環境を更新し、統率し、率いていく責任がある逸材なのだと密かに自分に言い聞かせることによって、状況を打破できることがあるのだ。
アンドリュー・カーネギーは言った。
『自分は生まれながらに他人を支配する人間だと密かに自分に言い聞かせることによって、人間は計り知れない力を身につけることが出来る』
自分がどのような器で、どのような環境にいるかはわからないが、臨機応変にこの言葉を考えるべきである。ゲーテの言う『能ある者は、そっとだまっていよ』というのは『延長自我』について示唆しているという解釈もできる。『延長自我』とは、聞かれもしないのに、自分の話を押し付けて、相手を困らせ、不快にさせてしまう現象である。『自我(自分)』が、相応を超えてしまった、つまり、『身分不相応』にふるまう状態である。不必要に自分を誇示する必要はない。だが、意思を主張しなければならない場面がある。この二つを胸に秘めたいのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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