名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
ここにいるのは、奴隷、君主、自由な人である。つまり、それらは『=』ではないということになる。奴隷と自由人が=ではないということはわかるが、君主もそうではないという。だとしたら、考えられるのは権力欲に支配されている人間、あるいは、顔を晒し、行動が制限され、いつ襲われるかわからないリスクを負担していることを考えた時にわかる、窮屈な人間という実像についてである。
嘘をつくのは、『処世術』である。それはそのまま、世間を上手く渡っていく為の術ということでもあり、自分の人生の正当化の手段ということでもある。『これでいいんだ』とか、『これが好きなんだ』とか、『あえてやってるんだ』とか、『(嫌いなのに)好きなんです』とか、とにかく自分に身を守り、あるいは出世するためなら、どんな嘘でもつく。あるいはある種の依存症であり、そうでもしないと、自分のアイデンティティ(身分証明)を確立できない。自分を見失ってしまうのだ。
私は、実の両親がクリスチャンだった為、信仰を持つ人間の実態は、人一倍理解しているつもりだ。ズバリ、彼らはとても、『嘘つき』だった。私は人一倍見る目があるから、よくわかるのだ。『人一倍見る目がある』ということを、幼少の頃から思っていて、20年経った今でもそう思っていて、むしろ見識が強化されているのだ。自画自賛だけではない。17歳の時に出会った恩師が、私につけたあだ名は、『人間ウォッチャー』だ。これで、多少は信憑性が出ただろう。その私が、実に30年近く両親をすぐ近くで見て来た。その結論が、『嘘つき』なのだ。間違いないのである。
しかし、彼らにはあまり悪気がないのだ。むしろ、生きていくのに一生懸命で、必死に見えた。その必死さが見えて来たとき、私は一方的に親に文句を言う子供を卒業し、信仰を持つ人間に対する、ある種の配慮を持って接するようになった。『14歳の厳冬の季節に無一文で家出をした』ことなど、可愛い話すぎて、ここに書けるレベルだ。私がこの家庭でかき回され、突きつけられ、その乱れによって起こしたトラブルは、もっと衝撃的なものだった。
その私がだ。その『ある種の配慮』を持つようになってから、親と一切の衝突をしなくなった。それは一体どうしてだと思うか。その答えがわかる人間は、私と同じ階層まで潜って、人生を葛藤した人間である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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