名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
自分の私利私欲のことばかり優先している独裁者と、大勢の民の繁栄と幸福を心底から願う人格者。人は、そのどちらに上に立ってほしいと思うだろうか。答えは言うまでもない。渋沢栄一の『論語と算盤』にはこうある。
(かの孔子、孟子の教えを、孔孟教というが、これは『儒教』のことである。儒教は別名『孔孟教』、つまり『孔子と孟子の教え』だ。)
その孔孟教の誤り伝えたる結果は、『利用厚生に従事する実業家の精神をしてほとんど総てを利己主義たらしめ、その念頭に仁義もなければ道徳もなく、甚だしきに至っては法網を潜られるだけ潜っても金儲けをしたいの一方にさせてしまった。従って、 今日のいわゆる実業家の多くは、自分さえ儲ければ他人や世間はどうあろうと構わないという腹で、もし社会的及び法律的の制裁が絶無としたならば、かれらは強奪すらし兼ねぬという情けない状態に 陥っている。(中略)義利合一の信念を確立するように勉めなくてはならぬ。富みながらかつ仁義を行い得る例は沢山にある。義利合一に対する疑念は今日直ちに根本から一掃せねばならぬ。
富みながらかつ仁義を行い得る例は沢山あるのだ。民の幸せを願うという『義』をないがしろにして、繁栄する国など存在しない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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サマセット・モーム『私が確信できることがたったひとつだけある。それは確信できる事はほとんどないということだ。』 フランスの諺『度を越すと、ものみな悪となる。』 中根東里『きこりは山にとり、漁夫は海に浮かぶ。人、各々の業を楽しむべし。』