サン・テグジュペリ『探しているものは、たった一輪のバラやほんの少しの水の中にも見つかるはずだ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう！

考察

それとも、見つからないと言うのだろうか。金、力、名声、高級品、それが当然そこには無いという事実に囚われて。我々人間は、何を探しているのだろうか。人生が、何かを探す旅だとして、それを見つけて、それでどうするのだろうか。天国にそれを持っていくことは出来るのだろうか。両手足を失った人や、最愛の人を失った人はどうすればいいのだろうか。残された人生の時間は、何を目的に生きていけばいいのだろうか。この世に、自分の心を満たしてくれるものは、本当にそれだけなのだろうか。

アメリカの詩人、ディキンソンは言った。

自分が死ぬまさにその時、目の前に『たった一輪の薔薇』や、『ほんの少しの水』だけしかなかったら、我々は人生に悔いを残すのだろうか。それとも、その『最後の光景』を見て、あるいは『共に生きた生命』を見て、涙を流して、感慨に浸るのだろうか。

ブッダはこう言っている。

ソクラテスならこうだ。

我々の心は、貧困に侵されていないだろうか。

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