名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
失敗したときは、それについての言い訳をせず、潔く認めた方が、好印象になる場合がある。失敗をしておいて、しかもそれを隠蔽する姿を見て、人は、二重の精神的ショックを受けるものである。私の部下が数年前、居眠りをするのをやめられず、それが数十回以上続いて、交わした約束もそれに比例していた中、私にそれが見つかった時、
と言って、実際はしていたことがあったが、その時の彼の顔は、人間の顔をしていなかった。
いや、大げさではない。本当に、人間の顔をしていなかったのだ。遠い昔、今よりもうんと科学も知識も及ばなかった頃、そういう人間の形相を見て、『悪魔』という言葉で表現した理由がわかった気がした。私は一切の宗教も持たないし、占いも信じなければ、当然悪魔も呪いも何一つ信じない。その私が、そう思ったのだ。彼の顔は、悪魔そのものだった。
もちろん、彼の立場に立って見ればその心理は読み解ける。『必死』だったのだ。自分ではいけないとわかっていて、だが、それによる制裁を受けることは嫌だった。しかしとにかく、そこにあったのは『我、我、我』。エゴの塊となった人間の顔は、本当に悪魔の様な顔をしているものである。
もちろん、その『悪魔』にすら眉ひとつ動かすことのない私は、彼に極めて厳重な制裁を下した。彼は『自己防衛本能』の名の下に、エゴを遂行したのだ。しかし、『自己を防衛』出来ていない矛盾に気づいていない。人間は失敗する生き物だ。だが、それを隠蔽し、あるいは捏造してしまうことは、また同じ失敗を引き起こし、あるいは事態を悪化させる原因となる。
(そのやましい心があったからこそ、その過失があったのだ)
として認知され、問題解決の為に根本に目を向けられ、人格の大幅な修正の必要があると認定され、当然そうなると、現在の評価は著しく降下する。潔く認めると、(これは一時的なブレか)と認知され、問題はさほど大きくはならない。問題を『問題だ』と認知するかしないかに、現在の人格の何たるかが現れる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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