名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
つまり、知識を得るのは簡単だが、それを自分の血とし、肉として、自分のものとすることは容易ではないということだ。『知識』と『知恵』と『知性』は同じものではない。
パスカルはこう言い、
ソクラテスは、
こう言ったが、知識、知恵、知性というものは全て違う。知識というのは、情報そのもの。知識があるというのは、その情報が頭のどこかに焼き付いていることであり、それだけでは、ほとんど『うろ覚え』の状態だ。
知恵というのは、その知識たる情報を、最適な状況で引き出し、活用することを意味する。それが出来る人間なら、『うろ覚え』ではない。知識を、自分のものとしている。知性ともなると、まるで『守破離』の『離』の境地である。つまり、いくら自分に豊富な知識や知恵があっても、それをむやみやたらに披露することは無い。外に表面化することがないから、外から見た人は、まるで『知識も知恵も無い人』だと勘違いするだろう。しかし、知性ある人は、別にそれでもいい。それこそが、離の境地。知性とは、勝敗などというちっぽけな概念に囚われない、窮極の悟りの境地だ。
『身に処する』というのは、『自分のものにする』という意味だ。知識を自分のものにする為に、知恵を身につける。そう考えるのは、究極の境地ではない。それだけではまるで、孫子の兵法の極意を『戦わずして勝つ』だと、意気揚々と主張するようなものだ。『戦わずして負けない』だ。勝つための知識など、特定の人間にしか通用しない、規模の狭い戯言である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『絶望名人カフカ 希望名人ゲーテ』という本があり、『ちびまる子ちゃん』には『いつも前向き、山田君』と『いつも下向き、藤木君』がいますが、私はいわば『ゲーテかつ山田君』であり、私の20年来の部下は『カフカかつ藤木君』です。そのような人から見るとこの名言はどう見えるでしょうか。
考えを実行することが難しいのは、ずっと抱えている問題だが、目の前のやることをすぐに行動を移す時も、今ではなく後でと先延ばしにしてしまうことがある。今すぐにでもできることをすぐに行動できない人間が、考えを実行することなどできるはずがない。まず、頭の中にある考えを確実に実行できるようになるために、今目の前にある、すぐにでもできる問題をクリアしていき、やるべきことを片付けていくことを当たり前にする意識が今の自分にとって重要なことだ。