名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
私は社交辞令が嫌いなので、ラ・ブリュイエールが最初に言う、『礼儀作法をおざなりにする』という人間に、当てはまる。
同じように、孔子は、
『心ない礼儀作法などやめてしまえ。』(それぞれ超訳)
と言って、表面的な礼儀について、厳しく諭した。その点で私と孔子の考えは一致している。しかし、こうも言っている。
つまり、いや熟読すればわかるように、孔子が言っているのは『表面的な挙措動作』を重んじる人間への戒めであり、『本物の礼儀』を重んじることについて孔子は、人一倍熱い人間だったのだ。
それには、孔子の生い立ちが関係している。孔子は、3歳で父親、24歳で母親を亡くしている。孔子の教えである『儒教』に、家族の絆に対する強い教えがあるのは、それが影響していると言われている。
この超訳にも書いたが、孔子は家族が亡くなった時、『喪の明ける三年間くらいは、そのやり方を踏襲したいものだ。』と言って、三年間の喪に服すべきだということを説いた。ラ・ブリュイエールの今回の言葉は、孔子の教え、つまり儒教を重んじる儒者であれば皆、すんなりと理解できる話である。表面的で心のこもっていない社交辞令など、確かにくだらないのだ。だがしかし、だからといっておざなりにしてはならない『真の礼儀』というものが存在して、それさえも重んじることが出来ないと言うのなら、それは単なる無法者ということになるのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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