名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
これは本当に馬鹿馬鹿しいこの世の現実の一つだ。私はこの事実が大嫌いである。しかし、この事実の持つ力が甚大であることも知っていて、つい最近になってようやくこの問題について、腹を決め、本気になって取り組もうとし始めたところである。まず、私は『表層的』なことが嫌いなのだ。見栄とか、虚勢とか、上辺だけ、上っ面、偽善者、綺麗ごと、それら全ての表層的なことが大嫌いなのである。
それだから、10代の頃は『誇示』と『主張』の違いをよく理解できず、ただひたすら沈黙を守る、という人生の生き方をよく選択していた。しかし、当時の偉大なる恩師に、『そのままでは宝の持ち腐れだ』と言われたことが、いつも心のどこかに引っかかっていたのだ。ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正は、彼が『最高の教科書だ』と賛辞する『プロフェッショナル・マネジャー』の巻末に、こう書いている。
『根拠のない自信に満ち溢れたエゴチストほど、異業種交流会に積極的に参加しないといけないと主張し、いくつもの交流会にかけもちで参加する。成功したベンチャー企業の経営者は、なぜか業界団体に集い、人脈を広げると称して、夜の会合やパーティに好んで出席する人が少なくない。だが、異業種交流会も、お客様や社外の人間と接することの少ない内側の仕事をしている人にとっては、ときには必要だと思うが、やりすぎても効果は無いだろう。
”人脈”といっても、その人が自分を信頼していくれるという状況にならない限り、人脈があるとはいえない。人脈をつくるには、自分の本業に専念することで信頼してもらうしかない。本業で結果を出せば、全然知らない人でも、訪ねれば会ってくれるし、どんな質問にも答えてくれるものだ。エゴチズムの真の害悪は、抑制されない個人的虚栄心が高進すると、その本人が自分自身の為にこしらえた賛辞を信じ込むようになる。そして自分自身と虚栄心の中にのめり込んで、他人の感情への感受性を失ってしまう。常識も客観性も失われる。そして意思決定の過程を脅かす厄介者となる』
僕は夜の会合やパーティを遠慮させてもらっている。僕はずっと失敗を続けてきたが、確実に一勝は挙げた。それでも『ずっと失敗を続けてきた』という思いの方が僕にとっては強いからだ。僕がやるべきことは、まだ本業に専念することだ。
フランシス・ベーコンは言った。
私は、これらの理論を知った上でも、未だにこの事実を(くだらないことだ)と、批判している。その根幹にあるものは、例えば、数学の天才、グリゴリー・ペレルマンが『数学のノーベル賞』と言われるフィールズ賞の受賞を辞退して、
と言ったことと、非常に密接なテーマなのである。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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