Contents|目次

ショーペン・ハウエル『どのような不幸に際しても、何よりも強い慰めとは、自分より、もっと不幸な他の人たちを見ることによって得られる。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

そもそも『慰め』という概念自体が、正しいかどうかだ。まず問題なのはそこである。それについては、三浦綾子のこの記事に書いた。

 

このショーペン・ハウエルの言葉を考えた時も、『他人を踏み台にする』人間の実態が浮き彫りになるわけで、だとしたら、そこにあるのはあまり崇高な姿ではない。

 

 

コンドルセは言った。

 

そこに詳細は書いたが、行動経済学者ニック・ボーダヴィーの著書、『幸福の計算式』にはこうある。

(省略)一方デューゼンベリーは、個人の消費活動は、自身の抽象的な生活水準よりも隣人と張り合おうとする気持ちに左右されると主張した。(中略)『隣人と張り合う』ためにお金をより多く使うようになると言う考えは、当時の主流派経済学にとっては受け入れがたいものだった。人々の選択が他人の行為によって大きく左右されるという考えは、多くの人にとっては突飛で非合理的だと思われたのだ。私はホンダ車が好きで、買う余裕があるから、ホンダ車を買ったのだ。─隣人がホンダ車を持っているから、自分も持っていないと不幸になるから、ではない!

 

人間とは、常に無意識の部分で他人と張り合ってしまう愚かな生き物である。そして、他人と比較して、その他人よりも優れているところがあれば、それで優越感を覚えてしまい、充足してしまう、愚かな生き物である。私もその愚かな生き物の一人だ。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

黒澤明『世界中の優れた小説や戯曲を読むべきだ。それらがなぜ『名作』と呼ばれるのか、考えてみる必要がある。』 安岡正篤『自己の内面に満足なものを持たない者ほど外物に憧れる。』 ベンジャミン・ディズレーリ『青年の失敗は、壮年の勝利や、老年の成功より好ましい。』

 

関連する『黄金律

『足るを知る者は富む。足るを知らぬ者は貧しい。』

『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』

同じ人物の名言一覧

ショーペン・ハウエルの名言・格言一覧