名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
運営者
考察
この言葉が捉えるテーマの背景にあるのは、『限界効用の逓減』、『プロスペクト理論』、バーナード・ショーの以下の言葉、
ショーペン・ハウエルの以下の言葉、
トルストイの以下の言葉、
あるいはその記事中にも書いた、聖書における『伝道者の書 5章』の項目、等である。
あるいはドストエフスキーの言う様に、
ということなのである。
『人生の色々な楽しみは通りすがりに味わうときに、人生を楽しくしてくれるが、一旦それを人生の目的とすると、とたんに物足りなくなる。』
例えば、『サプライズ』だ。あれは、あると思っていなかった幸せが急に訪れたから、期待していなかった分、とても嬉しくなる。だが、最初からあると思っていたのであれば、心の準備ができてしまっているため、喜びは半減されるわけである。
私は人に奉仕するのが好きで、喜ぶ顔を見るのが好きだ。だから人によくプレゼントをあげたり、何かを提供したりすることをよくやっている。しかし、やはりそれをするからには見返りが欲しい。ただ、見返りが欲しいから提供するのであれば、それは『奉仕』というよりは『エゴ』になってしまう。だから、『お返し』ではなく、『好反応』さえもらえればそれでいいと考えているのである。
その『好反応』という見返りをもらうために必要なのは、やはりこのサプライズの仕組みを利用することである。最初からあげると決めないし、祝うとも決めない。今回あげても、次回はあげる約束はしない。そういう姿勢を貫けば、確かに、
(あの人は一体何を考えているんだろう。不思議な人だなあ)
と思われるかもしれないが、その『不思議』性が私の行動パターンを雲がかったものにすることになり、読むことができなくなる。そしてサプライズの成功率が高くなるのだ。私は自分の普段の評価よりも、サプライズの時の相手の喜んだ顔を見る方が嬉しいのである。
私のような人間が一人はいてもいいだろう。他の多くの人が私のような生き方をすれば、私のような生き方に希少性は出ず、サプライズも失敗するだろう。まるで、レディーファーストが当たり前の国で、女性の荷物を持ってあげても『当たり前だ』という顔をされることがあるように、そういう常識がない場所、つまり誰もやっていないところでそれをやるからこそ、人の心は潤いを覚えるのだ。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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