Contents|目次

ジョン・スチュアート・ミル『周囲から浮き上がるのを恐れずに、とっぴな行動ができる人間がいないこと。それが今の時代の最大の危機だ。』

名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!

ふむ…。

運営者

考察

突飛な行動を取らなければ、『群』を抜くことはできない。何しろそうしないことは、『群衆の一員』に成り下がることを意味しているのだから。しかし人間には『帰属意識』という本能が植えついていて、どこかの集団やコミュニティに属していなければ、安心できない。だから、気づいたら『群衆の一員』に成り下がっているのだ。そして本人は『成り下がっている』という発想はないのである。『出る杭』としてうたれるのも嫌である。安心、安定、安寧、安堵、人が求めるのは往々にして、安全な選択肢である。

 

ここで考えたいのは、『モチベーション3.0』に記載されている『デフォルト(初期設定)』という概念だ。この本が説くのは、「モチベーション 1.0」は「生存や安心に基づく動機づけ」、「モチベーション 2.0」は「アメとムチに駆り立てられる動機づけ」だと定義し、内面から湧き出るやる気に基づく 「モチベーション3.0」こそが、新しい今の時代の生きるモチベーションであるという発想であるがそのモチベーション2.0を考えた時、我々は”指示、報酬、罰、その他の一切の外的要素”が働かなければ、生きていけないという考えにぶつかる。だが、それは本当なのだろうか。

 

この著者は、『そうではない』と言い、私も同意見だ。

 

アリストテレスは言った。

 

つまり、自分の人生の舵を握り、主人となって文字通り、主体的に生きる人は、例え生まれた身分が奴隷であっても、彼は奴隷ではない。だが、自分の人生の舵を握ることを放棄し、舵を握ってくれる主人を探して反応的に生きる人は、例え生まれた身分が自由民であっても、彼は奴隷である。

 

自分の意志さえ確固たるものであれば、『突飛な行動』が出来る。それは、『群』を抜く、『抜群』の行動であり、そういう人間は、貴重である。普通、貴重なものには、希少価値がつく。ここまで考えたら、ジョン・スチュアート・ミルの言葉は、もう理解している。

 

 

 

MEMO

※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。

 

 

特別情報

当サイトにある500人の偉人の8000の名言は、ぎゅっと集約して『38』にまとめられます。人間がいる以上未来永劫廃れることのないこの情報を、決してお見逃しなく。

 

『38の黄金律』へ

 

名言一覧

名言一覧(厳選した500人の8,000の格言)

 

Pickup名言

8000の言葉から名言がランダムに表示されます。偶然あなたに突き刺さる言葉に出逢えるかも∠(`・ω・´)✧!?

名言AI

尾崎一男『一切の気取りと、背伸びと、山気を捨て、自分はこれだけの者、という気持ちでやろう。』 ププリウス・シルス『変更できない計画は、悪い計画だ。』 森信三『道徳とは自分が行うべきもので、人に対して説教すべきものではない。』

 

関連する『黄金律

『他と違うことは恥ではない。誇りだ。』

『どれだけ生きるかではなく、いかに生きるかが重要なのだ。』

『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』

『「生きる」ということの本当の意味とは。』

同じ人物の名言一覧

ジョン・スチュアート・ミルの名言・格言一覧