名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
だからといって教育者は、彼らが自分の意志でやる気を出すのをひたすら待つ、ということに甘んじていいということにはならない。たしかに、『北風と太陽』の教訓は、ある。強制的な教育は、逆に相手の反感を買うことが多い。
しかし『太陽』とて、ただ『待っただけ』ではないのだ。ちゃんと、『北風とは違う手段』を取ったのである。
教育の神、森信三は言った。
相手を強制もしない、かといって無責任に放棄することもしない。何度相手が言うことを聞かなくても、約束を破っても、その都度その都度、岩壁に刻み込むような真剣さで取り組む。これこそが、真の教育者の真髄なのである。強制的な手段を取っても、相手が逆に着込んでしまうだけだ。教育者が出来るのは、相手の目の前に立ちふさがっている『巨大迷路』を、一つ一つ、退路と誤路をふさいでいき、歩くべき道へと誘導する。
これなのだ。ここまでやるのが教育者の仕事だ。つまり、真の教育者というのは、その道がどんな道であるかを知り尽くした、人間のプロでなければならない。そういう人間以外は、真の教育者を語る資格はないのだ。そして、ここまでやっても、本人にその道を歩く意志がなければ、何の意味もない。私の部下にも、巨大迷路を目の前にして、挑む前から『試合放棄』宣言をして、
とほざいた馬鹿がいるが、彼が6年前、そうして自己暗示をかけたことが影響してか、彼は今、私が写真の様な赤い道をしっかりと示してあげなければ、断固とした道を歩けない主体性のない人間に成り下がった。彼をあのまま放置していても、現実逃避をして永遠に迷路でさまよって、それじゃダメだと私がムチを入れて退路を無くし、道を示しても主体性を失い、結局、本人が主体性を燃やし、人生にやる気を出さなければ、もうこれ以上の成長は望めない、という壁にぶち当たっている。人間を強制的に救済することはできない。だから最後の最後は、彼自身の良心に委ねるよりいたしかたない。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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