名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
遠藤周作は言った。
ソクラテスが生涯を通して説いて回った『無知の知』とは、『自分は何も知らない、ということを知る知性』の意味。例えば、下記の様なメーターがあったとき、
左は満たされている印象だが、右は枯渇している印象だ。遠藤周作が言う『弱虫』、ソクラテスの言う『無知』を認識している人は、自分がメーターとして、右であることを自覚している人だ。そこで、左のメーターの様な、自分より一回りも二回りも高い壁、大きな存在を見上げる。これが『夢』だ。そして、このメーターを上げていくことが『努力』なのである。夢を抱き、努力をする人は、知っている。この人生が儚く、虚しく、それでいて尊いものだということを。
『人間、夢と欲があるから努力するのとちゃうか。』
ただこのままでは別に、『夢』だけでもいい。今私が書いた説明でも、『それなら夢だけでもいいですね』ということになる。その夢を『欲』と同じ意味で考えるならいいが、わざわざその二つの言葉を出していることを考えると、この二つは違うものを指していると考えた方がよさそうである。単純に考えると、
という印象がある。夢を持っていない人も欲望はある。欲を出せと言われてもピンと来ない人もいる。世の中には色々な人がいるから、その色々な人の心に負に落ちるように、この二つの言葉が採用されているのだと解釈できる。
欲を出せと言われてピンと来ない人も実際には欲望の塊である。欲望を完全に捨て去るような離れ業ができたら、その人は『ブッダ』の名にふさわしい。そういう人はごくごくまれにしかいない。
ブッダ、つまりゴータマ・シッダールタは言った。
もしこれで苦しいと思ってしまうなら、君は私の生徒ではない。ブッダはそう言っている。つまり、本当に自分の心から欲望をなくし、執着を捨てることができなければ、仏教徒にすらなれないのだ。そのような真の仏教徒やブッダはめったにいないということだ。人間には夢も欲もある。それをまず真正面から受け止める必要がある。そうすれば杉原輝雄のこの言葉も、すんなりと腑に落ちるようになる。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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