名言と真剣に向き合って、偉人の知恵を自分のものにしよう!
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考察
『私は持っているテクノロジーをすべて引き替えにしても、ソクラテスとの午後のひとときを選ぶね。私たちはこの世界に凹みをいれてやろうと思ってここにいるんだ。そうでないなら、なんでそもそもここにいる必要があるんだい?』
ソクラテスは言った。
これは、ソクラテスが『無知の知』を説いて回ったことが仇となり、ソクラテスを処刑するように裁判を起こされた時、ソクラテスが言った言葉である。もっとも、ソクラテスは『仇』とは思っていない。ソクラテスはただ、『本当の知性』が何であるかという事を説いて回っただけ。そしてその自分の行動には一片の疑念も無かった。
ソクラテスは言った。
真の知性とは、本当に相手の事を思って意見をするということに他ならない。もしそれで処刑されるのであれば、間違っているのは間違いなく自分ではなく、その絶対的な真実を捻じ曲げた、周囲である。そう確信していたのだ。
ソクラテスは言った。
そしてこう言い、
最後の最後まで自分が信じた『真理』に対する忠誠心を、失わなかったのである。
ソクラテスは、人々に『本当の知性』を知ってもらいたかった。エセ知性ではない。エセ知者などに成り下がる人々を、見て見ぬフリが出来なかったのだ。
(それは本当の知性ではない)
(そのままで本当にいいのか)
しかし、ソクラテスのその志を見極めることが出来る人は少なかった。極めて少なかった、と言っていい。だからこそ、裁判でソクラテスは、処刑の方に多く票を入れられてしまったのである。
しかしソクラテスはこう言い、
別に意見が多いことが、=正しいわけではないことを知っていた。だから自分が間違っていないということを、最後まで確信していたのである。そして最後にソクラテスは言った。
『お別れのときが来た。君たちは生きながらえるため、私は死ぬために別れるのだ。君たちと私のどちらがより幸福なのだろうか? 答えることが出来るのは神のみである。』
そう言って、毒杯を飲んで死から逃げなかったソクラテス。彼が『人間』に与えた影響は、甚大である。自分たちの周りで、さも当たり前かの様に蔓延している、『常識』という、非常識。もしかしたら多くの人がやっている=正しい道、という安易な考え方だけで、その道を選んでいる人もいるかもしれない。しかし、本当に自分は正しいのか?そう問いかけた時、例えば、『道が急に二手に分かれる』イメージで、自分の歩くべき道が、浮き彫りになってくるのだ。
自分が生まれた意味とは何か?
自分が歩くべき道はどこか?
この疑問に対し、真正面から向き合える勇気を持っている人間は、ごく稀である。
※これは運営者独自の見解です。一つの参考として解釈し、言葉と向き合い内省し、名言を自分のものにしましょう。
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『この世には、自分にしか歩けない道がある。その道を歩くのが人生だ。』